夏になると、密閉された車内はあっという間に暑くなります。
暑い車内は熱中症になる危険があります。我が家は小さい子どもが居るので、乗車直後は強めにエアコンをかけます。
でもエアコンだけだと、運転席は強風で冷える割に、後部座席はなかなか涼しくならないのですよね…。
車内をすばやく涼しくしたい場合は、車に扇風機を取り付けるのがおすすめです!
でも、車の扇風機と言ってもたくさんの種類があり、どれを選べばよいか、取り付け場所はどこにするか、迷ってしまいますよね。
今回は車の扇風機の選び方や、最適な取り付け場所、給電のタイプなどを解説します!
ピンポイントで座席を涼しくしたい方や、キャンプで車中泊をする方も必見の内容です。
本記事を読んで取り付け場所をマスターすれば、効率よく車内を涼しくできますよ♪
車の扇風機は取り付け場所がポイント!?おすすめの取り付け場所5選!
炎天下に長い時間停めておいた車内の温度は、なんと50度以上にもなるって知っていましたか?
乗車直後の車内もかなり高温になっているため、熱中症になるリスクもあるのです。
とはいえ、エアコンだけで後部座席まですぐに涼しくするのは難しいものですよね。
車内全体を早く涼しくするには、エアコンと車用の扇風機を併用するのがおすすめです。
車用の扇風機は車内の空気を循環するはたらきがあります。
エアコンと一緒に使うことで、急速に車内を冷やすことができる夏のお助けアイテムなのです!
我が家ではお出かけ中に子どもがベビーカーで寝てしまうのですが、車内がすぐに涼しくなれば、子どもを起こさず後部座席に移せますよ!
車内の空気を循環するのはもちろん、好きな場所に直接風を当てることもできるので、家族で温度の好みが分かれる場合も、心地よく過ごせます。
車用の扇風機は、クリップ式をはじめ、吸盤タイプ、卓上タイプなどいろいろなタイプが販売されています。
迷ってしまう場合は、まず取り付け場所をどこにするか決めましょう。
涼しくしたい場所がピンポイントの場所か、車内全体かによって設置場所が違ってきます。
取り付け場所を決めると、取り付け方法が限られてくるので、どれを購入するかスムーズに決められますよ!
各取り付け場所のメリットと注意点を解説していきますので、あなたの車に最適の場所を見つけてくださいね。
エアコンの吹出口
- エアコンの冷気を扇風機が直接アシストするため、後部座席まで効率的に冷気を届けられる
- 運転席と助手席で好みの温度が違う場合も、ファンの角度を変えれば片方だけ涼しくできる
エアコンの吹出口に差し込むだけで手軽に取り付けできるので、初めて車用扇風機を設置する方におすすめの場所です。
ヘッドレスト(座席の頭部分)の後ろ
- エアコンがきく前でも後部座席をすぐに涼しくできる
- 後部座席だけを涼しくできる
指入れ防止、風力調整、タイマー等便利な機能付きの扇風機を選べば、子どもが後部座席に乗る場合も安心です。
アシストグリップ(ドア上部の手すり)
- 左右の後部座席へ横から同時に風を送れる
- 後部座席だけを涼しくできる
アシストグリップに取り付ける扇風機は、大きすぎると運転の振動で窓に当たったり、乗り降りの邪魔になったりします。サイズ選びは慎重にしましょう。
天井
- 天井に設置するので、運転席とのやりとりや車の乗り降りの際、邪魔にならない
- 1つの場所だけを冷やしすぎることなく、車内にまんべんなく風を送れる
天井はクリップや吸盤が使えず、設置作業(ポールを張る、ネジで留める)が必要なので初心者には難しい設置場所です。
また、購入の際は扇風機の厚みが車の高さに合っているかチェックしましょう。
ウィンドウ
- 取り付け場所が確保できない場合におすすめ
- 吸盤で設置するため吸盤がしっかりしたものを選び落下に注意する
- ウィンドウ部分はどこにでも吸盤が貼り付くため場所の微調整が自由にできる
扇風機を設置した窓は開閉できなくなるので注意してくださいね。
どうでしょうか?あなたの車にピッタリの取り付け場所は見つかりましたか?
取り付け後は、ミラーに映り込むなど運転の邪魔にならないか、運転前に確認しましょう。
次は、取り付けタイプ別に車用扇風機をご紹介します!
車の扇風機を取り付けタイプ別にご紹介!
取り付け場所が決まったら、次はさっそく扇風機を選んでみましょう。
扇風機によって、取り付け部分の形状や機能などにさまざまなタイプがあります。
取り付け予定の部分に最適か確認してみましょう。
車用扇風機は大きく分けて、5つの取り付けタイプがあります。
取り付け方法と取り付けタイプ別のおすすめ商品をご紹介します!
ヘッドレスト装着タイプ(シート固定型)
- ヘッドレストのシャフト(金属のポール)に取り付ける扇風機
- 薄型を選べば後部座席の邪魔にならない
- 左右に風を送れるツインファンタイプやフックで引っ掛けるだけの簡単装着タイプなどがある
- フック式は車内後部のポール部分にも設置できる
ヘッドレスト装着タイプは薄型からしっかりした大きさのものまで、種類もさまざまです。
後部座席に乗るのが、子どもか大人かによっても、最適な大きさが違ってきます。
サイズをチェックし自分の車でシミュレーションしてから購入しましょう。
- ヘッドレストに挟むだけの簡単装着
- サイズ…【25.7cmx15cmx13.3cm】
- 給電方法…シガーソケット式(電圧DC12V)
- 360度角度調整、風量2段階調節、ツインファンで左右に送風可能、低騒音
- 卓上でも使用可能
クリップタイプ
- クリップでダッシュボードやサンバイザー、アシストグリップ、後部ポールに挟んで設置する
- ビスで固定できるタイプは天井にも設置可能
- 卓上タイプと両用のものが多くテーブルの上でも使用できる
取り外しが楽なので、車を降りてベビーカーで使用することもでき、夏は大活躍してくれますよ!
- サイズ…【20.5cm×19.5cm×10cm】
- 給電方法…USB給電
- 360度角度調整、風量2段階調節、低騒音
- 卓上でも使用可能
卓上タイプ
- ダッシュボードや車内テーブル、後部座席の足元などに手軽に設置できる
- クリップタイプと併用になっているものが多い
- キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンにも使える
土台が大きくしっかりしたものはダッシュボードや足元に、土台が小さめのものはドリンクホルダーに挿して使用することもできます。
- ツインファンでそれぞれに個別スイッチ付き
- サイズ…【31cm×16.9cm×11.7cm】
- 給電方法…USB給電
- 左右180度、上下360度調整可能、風量3段階調節、低騒音
エアコン装着タイプ
- ルーバー(エアコン吹出口)に挟むだけで簡単に設置できる
- 自動で回るタイプと電力を使用せずエアコンの風で回るタイプがある
- ファンが360度回転するタイプが多く自分の好きな向きに設置できる
エアコン装着タイプは、小型なものや、ツインファンで運転席と助手席に別々に送風できるタイプがあります。使用用途に応じてファンのタイプを選びましょう。
- サイズ…【9.2cm×9.2cm×7.7cm】
- 給電方法…シガーソケット式(電圧DC12/24V対応)、USB変換アダプター付き
- 360度角度調整、風量3段階調節、LEDイルミネーションライト付き
吸盤タイプ
- 車のウィンドウ部分に吸盤で設置する
- ウィンドウ部分ならどこにでも貼り付くので位置の微調整が可能
吸盤のため落下する可能性があり、特に目の上に設置する場合は注意が必要です。吸盤が強力なタイプを選びましょう。
- 梱包サイズ…【17.4cm×13.7cm×8.9cm】
- 給電方法…USB給電
- 角度調整、風量3段階調節、低騒音
- バックルも付いているので、ヘッドレストにも装着可能
便利な付帯機能もチェックしよう!
車の扇風機には便利な機能付きも多いので、忘れずにチェックしましょう!
「運転中、ファンの音が気になる!」という声が多いので、静音機能は要チェックですね!
2段階調整や3段階調整など、風の強さを調節できる機能です。
子どもに使用する場合などは、風力調節ができると冷えすぎないのでおすすめです。
車内全体に送風できる首振り機能があると効率よく車内を冷やすことができます。
一部だけ冷えすぎるという問題も解決できますね!自動で動くタイプや手動で角度を変えるタイプがあります。
好きな方向に風向きを変えられる角度調整機能は、お好みの場所に送風できるので最適な設置場所が確保できない時などにもおすすめです。
車中泊で寝付くまで、エアコンが効くまでだけ使用したい、という場合にはオフタイマー付きが便利です。
赤ちゃんに使用するときなども、冷え過ぎ防止になるのでおすすめの機能です。
小さい子どもは指が小さいため、扇風機のカバーに指が入ってしまう危険があります。
ファンの素材や風力によっては、指を怪我してしまうかもしれません。
指入り防止対応の扇風機なら子どもにも安心して使用できますね。
キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンが多い方に便利なのがLEDライト機能です。
車から降りてテントに取り付けたり、車中泊をする際にも便利です。
キャンプを盛り上げてくれそうなカラフルなイルミネーションタイプなどもありますよ♪
扇風機の口コミを見ていると、「扇風機の音が気になる」という人が結構多かったです。
室内とは違い、車内では至近距離で扇風機を使用するので音は重要なチェックポイントですよね。
静音機能があるタイプを選べば、音を気にすることなく運転に集中できますよ。
赤ちゃんに使う場合や、キャンプ・車中泊をする場合など、付帯機能もシーンに合わせて選びましょう。きっとお値段以上の働きをしてくれるはずです!
車の扇風機でおすすめの給電方法は?USB充電式やソーラー式などをご紹介!
車用の扇風機を選ぶ際には、電源をどこからとるかも大切なチェックポイントです。
運転中にストレスにならないよう、あなたの車の設置場所に最適な給電タイプを選んで購入しましょう。
エンジンを切った後でも使用できるUSB充電式や、コードを気にせず使用できる電池式などそれぞれにメリットがあります。
取り付け予定の場所から電源までが遠い場合は、モバイルバッテリーから給電できるUSBタイプや、電池タイプを選ぶのがおすすめです。
車の扇風機の主な給電方法を解説します。
シガーソケット式
- 運転席のシガーソケット(タバコに火を点ける電源)に専用プラグを差し込むだけで使用可能
- エアコン吹出口やダッシュボードなど運転席から近い部分に設置する場合におすすめ
- シガーソケット式の扇風機を後部座席で使用したい場合はコードの長さを確認しておくこと
車用の扇風機で最も多い給電方法です。扇風機の設置場所、ソケットの位置、コードが必要な場合はコードの長さ、この3つを確認しましょう!
USB式
- モバイルバッテリーやパソコンから給電でき、コードを気にしなくてよいので後部座席におすすめ
- USB変換コードを使用すればシガーソケットからも電源を確保できる
最近はUSBポートが後部座席にもついている車もあり、設置場所の自由度が高くなりましたね。
使用しながらUSBから充電できる扇風機もありますよ!
ソーラー式
- 太陽の光を利用するソーラー発電タイプで電源の心配がない
- 自給発電なので配線無しで使える
ソーラー式は、天気が悪いと電力が不安定なのがデメリットです。
メインの車内扇風機としてでなく、サブで利用するのがおすすめです。
乾電池式
- 配線が必要ないためコードを気にせずに使用できる
- 持ち運びが気軽にできるのでキャンプなどをする人におすすめ
電池式は電池交換が必要なので、予備電池を常備しておく、充電式の電池を使用する、などの対策をしておきましょう。
まとめ
- 車用扇風機はエアコンと一緒に使うことで、急速に車内を冷やすことができる
- 先に取り付け場所を決めると、どの扇風機を購入するかスムーズに決まる
- 車用扇風機の取り付け場所は、エアコン吹出口、ヘッドレスト(座席の頭部分)、アシストグリップ(ドア上部の手すり)、天井、ウィンドウ、などがある
- 車用扇風機の取り付けタイプは、ヘッドレスト装着型、クリップタイプ、卓上タイプ、エアコン装着タイプ、吸盤タイプなどがあり、取り付け場所に合わせて決める
- 風力調整、首振り機能、LEDライト、タイマー、など便利な付帯機能を確認する
- 「運転中、ファンの音が気になる!」という声が多いので、静音機能は要チェック
- 車用扇風機は、シガーソケットから給電するタイプ、USBポートで給電するタイプ、太陽光から自家発電するソーラー発電タイプ、電池式がある
- 取り付け場所から電源まで離れている場合は、モバイルバッテリーが使えるUSB式や、電池式がおすすめ
車用の扇風機の取り付け場所から給電タイプまでご紹介しましたが、あなたの車にピッタリの扇風機はどのタイプでしたか?
車用の扇風機は、暑い車内を快適に変えてくれる、小さいながらも頼もしいアイテムですね!
家族で温度の好みが違う場合や、小さいお子さんがいるご家庭も、車用扇風機が1台あればストレスフリーな車内環境を実現できますよ♪
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