あなたの家には、焼きたてパンが家で楽しめるホームベーカリーがありますか?
基本的な材料「強力粉」「ドライイースト」「水」「スキムミルク」「砂糖」「塩」「バター」の7つを、ホームベーカリーに入れるだけで焼きたてパンが、毎日楽しめますよね。
ホームベーカリーは、炊飯器のパンバージョンなのです♪
私がパン作りをしていた頃は、ホームベーカリーが気になりながらも、せっせと手でこねていました。
子供が生まれてからは時間が取れずパンを作る機会もなくなり、ホームベーカリーを購入しておけば良かった…と後悔しています。
ホームベーカリーは持っているけど最近動かしていない、パンのバリエーションをもっと増やしたいと考えているあなたに、材料を少し変えて作る方法やおすすめの材料をご紹介します!
ホームベーカリーの材料の基本は7つ!
ホームベーカリーの魅力は、何といっても焼きたてのパンを家で食べられることですよね♪
材料を入れて、スタートボタンを押すだけで焼きたてパンの香ばしい香りが、家中に広がります。
ホームベーカリーの基本的な材料は、全部で7つあります。
- 強力粉
- ドライイースト
- 水
- スキムミルク
- 砂糖
- 塩
- バター
基本的な材料7つで、シンプルな食パンが焼けます。毎朝、焼きたての食パンで朝食なんて、贅沢で憧れてしまいますよね。
でも、毎日同じ味の食パン…少し飽きてきていませんか?
基本的な材料を少し変えるだけでも、味わいが変わりますよ!
手軽にパンのバリエーションを増やす方法と使う材料を、詳しくご紹介しますね♪
粉を変えたり混ぜたりする
パンの大部分を占める成分が小麦粉ですので、品質を変えるだけでも味わいや香りが、大きく変わります。
パンに最適な小麦粉は強力粉ですが、含まれるたんぱく質の割合によって3つに細分化されます。
種類 | たんぱく質の割合 | おすすめのパン |
最強力粉 | たんぱく質13パーセント 水分を多く抱えこむので、膨らむ力が最も大きい | 食パン、イギリスパン |
強力粉 | たんぱく質11.5パーセント ホームベーカリーでも膨らみやすく、扱いやすい | 食パン、ロールパン、菓子パン、ちぎりパン |
準強力粉 | たんぱく質10.5パーセント ミネラルが多く含まれているため、噛みごたえのある奥深い味わい | バゲット、カンパーニュ、クロワッサン |
ホームベーカリーの材料におすすめなのは、膨らみやすく扱いやすい強力粉です。
小麦粉の産地の違いでも味わいが変わりますので、あなたのお好みの味わいを探してみてくださいね♪
海外産(アメリカ、オーストラリアなど) | たんぱく質が多いため、ふんわりした軽い食感 |
国産小麦 | もちもちとした食感と深いコク、やさしい甘みが特徴 |
オーガニックの小麦粉 | 農薬が気になる、体にやさしいパンを焼きたいあなたにおすすめ |
パンの味わいをガラリと変えたいあなたには、強力粉自体を変えたり、混ぜたりすることもおすすめです。
米粉 | もっちりとした歯ごたえやお米の甘みを感じられる。小麦アレルギーのあなたにもおすすめ |
全粒粉、ふすま | 低糖質パンにおすすめ。粉全体の30パーセントを上限にすると、失敗しらず! |
薄力粉 | 粉全体の20パーセントを薄力粉に変えると、さっくりとした味わいになる |
全粒粉、ふすまを使う低糖質パンは、少し小さめに焼くと失敗が少ないですよ。
混ぜ込む
パン生地にナッツやドライフルーツ、パウダーなどを混ぜ込むだけでも味わいが変わりますよ。
ドライフルーツ | 湯煎して水気をきってから混ぜ込む。洋酒に漬けたものなら大人の味わいを楽しめる |
ナッツ | 必ず、乾煎りしてから混ぜ込むと香りが良い。量は80~100グラム |
パウダー | 野菜パウダー、抹茶、ココアなど。粉の総量5パーセントまで |
ドライハーブ | パン用ミックスハーブもある。大人向けのおつまみパンを楽しめる |
チーズ | 粉チーズを混ぜ込んだり、トッピングにチーズをのせたりしてリッチな味わいを楽しめる |
私もパン作りをしていた時、味の変化をつけるために色々と混ぜ込んでいました。
一番手軽に、パンの味わいを変えることができますよね♪
私の個人的なおすすめは、チョコレートチップを混ぜ込んだパンです。
溶けたチョコレートチップが、カリカリしていいアクセントになりますので、ぜひあなたも一度お試しください。
砂糖を変える
素焚糖(すだきとう) | サトウキビ100パーセントの優しい甘みが特徴。食パン専門店でも使われている |
はちみつ | 甘さが控えめなので少し多めに入れても良い。独特の色と香りが楽しめる |
メープルシロップ | ホームベーカリーでは膨らみにくくなるので、バターと一緒に温めてから使う |
ジャム | 糖度の低いものを使う。砂糖を少し足して焼くと、リッチなフルーツパンになる |
ホームベーカリーでは、ダイエット甘味料やメープルシロップを使うと、膨らみませんので注意が必要です。
ミネラルが多く含まれている砂糖を使うと、味に深みが出ますよ♪
水を変える
牛乳 | 濃い目のものを使うとリッチなパンに仕上がる |
生クリーム | バターの代わりにもなる |
豆乳 | しっとりとした柔らかいパンに仕上がる |
ヨーグルト | 酸味があるので、全粒粉パンにおすすめ |
甘酒 | 甘みがでる。発酵をたすけてくれる |
他にも野菜ジュースを使うと、ほんのりとした野菜の色と甘みを楽しめますよ。
私のおすすめは、トマトジュースにドライバジルを混ぜてチーズをトッピングしたピザ風のパンです♪
トマトが大好きな長男が、いつも喜んで食べてくれていました。
バターを変える
太白ごま油 | さっぱりとした味わいになる。酸化しにくいので、美味しさが長持ちする |
オリーブオイル | 雑穀系のパンにおすすめ |
発酵バター | バターの風味が贅沢に味わえる |
私は太白ごま油は、ヴィーガンスイーツに使われると聞いたことがありましたが、パンにも使えるとは知りませんでした。
どんな味わいのパンになるのか、ぜひ試してみたいですね♪
ホームベーカリーパンの材料費はいくらかかる!?
ところで、市販のパンとホームベーカリーで焼いたパンは、どちらがお得なのか気になりますよね?
私の家族は皆、パンが大好きなので毎朝パンを食べていますが、気になるのはコストパフォーマンスです!
パンの主な材料費とホームベーカリーの電気代を合わせて計算したところ、市販のパンとホームベーカリーのパンの価格に大差はありませんでした。
主な材料 | 材料費 | 店頭価格 |
強力粉250グラム | 約102円 | 「日清カメリヤ強力粉」1キログラム408円(税込) |
砂糖20グラム | 約5円 | 「バラ印上白糖」1キログラム246円(税込) |
ドライイースト3グラム | 約31円 | 「日清スーパーカメリヤドライイースト」3グラム10個包311円(税込) |
バター20グラム | 約48円 | 「雪印バター」200グラム483円(税込) |
塩5グラム | 約2円 | 「伯方の塩」500グラム224円(税込) |
ホームベーカリーで作るパンの材料費は約188円、消費電力370wのホームベーカリーを使うと電気代は38円です。(2023年4月現在)
ホームベーカリーで作るパンは約226円、市販の食パン一斤が95円~257円。
比較すると大差はありませんが、使う材料によっては、ホームベーカリーで作るパンの材料費が若干高くなります。
計量の手間が省けて便利なパンミックスもありますが、コストがかかるので頻繁にホームベーカリーでパンをつくるなら、材料は個別に揃えましょう!
材料費のコストを抑えるなら、通販サイトでのまとめ買いがおすすめですよ♪
ホームベーカリーの材料のおすすめは?
ホームベーカリーのパンも、材料を変えて味わいに変化をつけると、毎日でもパンを楽しむことができます♪
この章では、ホームベーカリーでも扱いやすい強力粉やドライイースト、天然酵母など、おすすめの材料をご紹介しますね。
強力粉
ホームベーカリーにおすすめなのは、膨らみやすく扱いやすい強力粉だというのは、最初にお伝えした通りです。
膨らみやすく扱いやすいおすすめの強力粉は、3つあります!
強力粉 | 特徴 | おすすめのパン |
日清スーパーキング(外国産) | ふわふわ、あっさり | 柔らかくあっさりとした味わいのソフト食パン |
ゆめちから(北海道産) | もっちり、あっさり | 膨らませやすいため、具材入りのパンにおすすめ |
春よ恋(北海道産) | オールマイティー | 少し甘みのあるスイート食パン |
国産の小麦粉は、上級者向けだと私は思っていたのですが、扱いやすい小麦粉があることに驚きました!
他にも、様々な特徴をもった国産小麦粉がありますので、試してみてはいかがでしょうか。
ドライイーストと天然酵母
どれを選んでいいのか意外と悩むのが、ドライイーストではないでしょうか?
フランスのサフ社ドライイーストが有名ですが、種類がたくさんあるため、どれを使っていいのか迷いますよね。
サフ赤 | 耐糖性12パーセント | イースト臭が少ない。甘めのパンや甘い具材いりのパンには不向き |
サフ金 | 耐糖性20パーセント | 具材入りのパン、甘めのパンにおすすめ |
サフ青 | 耐糖性12パーセント | サフ赤に比べてグルテンが弱いため膨らみにくい。ホームベーカリーには不向き |
おすすめは「サフ赤」ですが、初心者向けなのは「サフ金」です。
どちらもそろえておけば、使い分けることができるので、いろんなパンをホームベーカリーで楽しめますね♪
よく耳にする天然酵母のパンも、ドライタイプの天然酵母を使えば、ホームベーカリーで作ることができます。
白神こだま酵母ドライG | 天然酵母パンの独特な味わいと、柔らかくほんのり甘いパンに仕上がる |
ニッテンドライとかち野酵母 | 天然酵母の香りが高く、膨らみやすいので扱いやすい。天然酵母パンが好きなあなたにおすすめ |
ドライタイプの天然酵母は、ドライイーストと同じように使えますので、手軽に天然酵母パンを楽しむことができますよ♪
バター
バターのおすすめは、食塩不使用の発酵バターです!
バターは、パンの材料の中では、味わいの差をつけやすい材料です。
ショートニングやマーガリンを使うよりも、風味豊かで美味しいパンができますよ♪
食塩不使用の発酵バターは、スーパーなどではあまり取り扱っていないので、通販で購入することをおすすめします。
砂糖
ホームベーカリーで作るパンの材料、砂糖のおすすめは3つあります。
スティックシュガー | 3グラムずつの個包になっているので、計量が簡単 |
喜界島限定きび糖 | ミネラル分が含まれているため、深い味わいのパンに仕上がる |
はちみつ | はちみつ独特の香りを楽しめるパンに仕上がる |
パン作り初心者には上白糖がおすすめですが、慣れてきたらぜひミネラルが多く含まれているきび糖を試してみてください。
塩
ホームベーカリーでパンを作る際に、最も大切な材料が塩です。
市販の食卓塩より、天然塩を使うことをおすすめします!
セルマランドゲランド | フランスブルターニュ半島の塩田で作られた粗塩。ミネラルが豊富 |
直源醤油奥能登海水塩 | 湿り気のある粗塩。味わいが強い。国産にこだわりたいあなたにおすすめ |
パンの材料の中で一番大切な塩の大きな役割は、パン自体に味をつけることです。
ミネラルが多く含まれているということは、コクがあるということです。
美味しい塩でさらに、パンの美味しさを引き出してあげましょう♪
水
意外にも忘れてしまいがちですが、水もパン作りにかかせない材料のひとつです。
パン作りには、硬度が100ミリグラムパーリットル程度のやや硬水を使うことをおすすめします!
ただ、フランスパンには硬水といったように、パンの種類や好みに合わせて、お水の硬度を選ぶことも大切ですよ。
ぜひ、あなたの好きなお水を探してみてくださいね♪
まとめ
- ホームベーカリーで作るパンの基本材料は「強力粉」「ドライイースト」「水」「スキムミルク」「砂糖」「塩」「バター」の7つ
- 基本の材料を少し変えるだけでも、パンの味わいが変わって楽しめる
- 強力粉の産地や品質を変えたり、強力粉に米粉や全粒粉、ふすま、薄力粉を混ぜたりして変える。おすすめの強力粉は、膨らみやすく扱いやすい「日清スーパーキング」「ゆめちから」「春よ恋」
- パン生地にナッツやドライフルーツ、パウダーなどを混ぜ込んで変える
- 砂糖を素炊糖(すだきとう)やはちみつ、メープルシロップ、ジャムに変える。きび糖などのミネラルを多く含む砂糖がおすすめ
- 水を牛乳や豆乳、ヨーグルト、生クリームなどに変える。パン作りにおすすめの水は、中硬水
- バターを、太白ごま油やオリーブオイルなどに変える。おすすめは食塩不使用の発酵バター
- ホームベーカリーで作るパンの材料費と市販のパンの価格は大差がないが、使う材料によっては、ホームベーカリーで作るパンの材料費が高くなる。材料費をおさえるには、まとめ買いがおすすめ
- ホームベーカリーで作るパンの材料で、最も大切なのは塩。食卓塩よりも天然塩がおすすめ
- おすすめのドライイーストは、サフ社の「赤」「金」天然酵母もドライタイプを使えば、ホームベーカリーで天然酵母パンを楽しめる
ホームベーカリーで作るパンの材料や気になる材料費、おすすめの材料をご紹介しましたが、いかがでしょうか?
ホームベーカリーを眠らせているあなたや、購入を悩んでいるあなたにも、ホームベーカリーの魅力が伝わりましたか??
私は、また家で焼きたてパンが食べたくなり、今度こそホームベーカリーの購入を真剣に検討中です。
材料を少し変えたり、混ぜたりするだけでパンのバリエーションが広がりますので、あなた好みのパンを見つけてくださいね♪
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