鉄フライパンはゴキブリが寄ってくる、というウワサを聞いたことはありませんか?
調理器具である鉄フライパンにゴキブリが寄ってくるなんて、想像するだけでゾッとしてしまいますよね…。
恐ろしいことですが、鉄フライパンは収納方法の特徴によって、ゴキブリが寄って来やすい特徴があるのです!!
調理器具に虫が、しかもゴキブリが寄ってくるなんて、私だったら心が折れそうになります…。
しかし、鉄フライパンは焼き料理や炒め料理に最適の調理器具で、使うだけで料理が格段に美味しくなります♪
特に焼き目や香ばしさが引き立って、鉄フライパンでなければ出せない味があると言い切れます!!
鉄フライパンには他には無いメリットもあり、扱いが難しい面もあるのですね。
この記事では、そんな気になる鉄フライパンの詳しい情報をご紹介します!!
鉄フライパンにゴキブリが寄ってくる理由とは⁉
基本的には、洗剤で洗わずに表面に油が残った状態で収納することが「鉄フライパンの正しい使い方」とされています。
しかし「鉄フライパンの正しい使い方」がゴキブリを寄せ付けるという意味ではNG行為なのです!!
「鉄フライパンの正しい使い方」がNGって、どういう事なの?
なぜ「鉄フライパンの正しい使い方」がゴキブリを寄せ付けてしまうのか!?
また、鉄フライパンにゴキブリを寄せ付けない対策も詳しくご紹介します。
鉄フライパンに油を塗るのはNG!?
基本的な「鉄フライパンの正しい使い方」は以下の通りです。
- 使用後は洗剤を使わずに、水(お湯)だけで洗う
- 洗った後に、薄く油を塗る
いかがでしょうか?つまり鉄フライパンには常に表面に油がついた状態であるということになります。
この 鉄フライパンの表面に残った油と臭いがゴキブリを誘引してしまう可能性があるのです!!
油はゴキブリの大好物なので、直接舐めて食料にするために集まって来てしまうということなのです。
夜な夜な鉄フライパンにゴキブリが集まってくるなんて…考えたくありませんよね。
しかしゴキブリにとって油は、たった1滴摂取するだけで5日間も生きられる栄養満点な食材なので、確実に寄り付くことが想定出来ます。
つまり、鉄フライパンの使用には絶対的ルールの油を塗るということが、ゴキブリを寄せ付けてしまうという意味ではNG行為になってしまうのです。
鉄フライパンにゴキブリを近づけない対策はある!?
鉄フライパンに油を塗ることは絶対的なルールで、ゴキブリは油に寄ってくると言うのなら、諦めるしかないような気がしてきますよね。
私なら、この時点でもう購入は諦めたいという気持ちになってしまいます。
鉄フライパンを使用したかったら、ゴキブリの存在を受け入れなければならないのでしょうか!?
いいえ、そんなことはありません。実はゴキブリを寄せ付けない対策があるのです!!
ここからは鉄フライパンにゴキブリを近づけない具体的な対策法をご紹介します。
ビニール袋やダンボール箱に入れて収納する
鉄フライパンとゴキブリが直接触れ合うことが出来ないように、ビニール袋に入れることをオススメします。
鉄フライパンの本体部分がすっぽり入る大きさのビニール袋に入れ、持ち手の部分を輪ゴムなどで縛るとゴキブリの侵入を防ぐことが出来ます!!
また、ビニール袋を被せた鉄フライパンごと段ボール箱に入れることで、二重のガードになりますよ。
鉄フライパンを購入した時に入っていたダンボールがあればベストですね♪
鉄フライパンの本体部分にゴキブリの侵入口を作らないという意味では、1番効果のある対策です!!
フライパンの蓋をかぶせる
鉄フライパンに蓋は附属していませんが、調理の際に使用するフライパンの蓋をかぶせたまま収納することで、ゴキブリよけにすることが出来ますよ。
収納場所に鉄フライパンをしまう時に蓋をかぶせておけば、食材が触れる面にゴキブリが触れることはありません。
この方法は、裏側や側面をガードするものが無いので、ゴキブリが触れる可能性は発生してしまいます。
しかし、食材が触れる面だけでも守れるなら許せるのであれば、最も手軽に行える対策ですよ。
フライパンケースにしまう
鉄フライパンをフライパンケースにしまっておく事もゴキブリ対策のひとつです。
フライパンケースとは、その名の通りフライパン専用のケースのことを言います。
通常、キャンプの時などにフライパンを持ち運びするアウトドアグッズとして使われます。
様々なフライパンケースが販売されていますので、お好みの物を選ぶことが出来ますね。
100均でも売られていますので、まずはお安い商品で手軽に試してみることも出来ますよ♪
洗剤で洗ってしまう
油を塗って収納することが鉄フライパンの絶対的ルールであると、先程ご紹介しました。
しかし、それでゴキブリを寄せ付けることの方が絶対に耐えられない!!というあなたにオススメの方法です。
思い切って、調理後の鉄フライパンを洗剤でゴシゴシ洗ってしまいましょう!!
ゴキブリは鉄フライパンの表面に塗られている油に寄ってくるのであって、鉄フライパン本体には興味は無いのです。
ということは、収納する時に表面に油がついていなければ、鉄フライパンにゴキブリが寄ってくることは無いのです!!
えっ、鉄フライパンって洗剤で洗ったらダメなんじゃないの!?
ここまで、この記事を読んでいただいたあなたには、そう感じてしまいますよね。
実は、調理前と洗った後のふた手間をプラス出来るのなら、洗剤で洗っても問題無いのです!!
そのふた手間とは、調理前に鉄フライパンに油慣らしを行うこと、洗剤で洗った後しっかりと水分を飛ばすことです。
そもそも鉄フライパンに油を塗る理由は、調理中に食材がこびり付いてしまうのを防ぐためでもあります。
調理前にしっかりと油慣らしを行えば、鉄フライパンに食材がこびり付く心配もありません。
そして調理後に洗剤でゴシゴシ洗って、水滴を拭き取った後に火にかけて水分を飛ばしてくださいね。
そうすることで、鉄フライパンが錆びることも防止出来ますよ。
どうしても調理後は洗剤で洗いたい!!と希望される方は、少し面倒ですがこの方法を試してみて下さい♪
もちろん、油がついていないので鉄フライパンのゴキブリ対策には絶大な効果がありますよ!!
サビにくい鉄フライパンを使用する
普通の鉄フライパンを毎回洗剤で洗うと、サビを気にして神経質なほど乾燥させないといけません。
ゴキブリ対策に効果があると分かってはいても、かなり面倒な作業ですよね。
実は、サビにくい鉄フライパンが商品として販売されているのです!!
これなら、毎回洗剤でゴシゴシ洗って油を落とした後、火にかけて乾燥させなくてもOKなので、かなり手間が省けます。
デメリットとしては、普通の鉄フライパンと比べると、お値段が2倍ほど高くなってしまいます。
しかし、長く使うことを考えると、少しでも手間が省けることは最大のメリットですよね!!
手間を取るか、お値段を取るかは、それぞれの価値観で決めることになりそうですね。
鉄フライパンの手入れ法を4パターンご紹介!!
鉄フライパンは手入れが大変という話を聞いたことはありませんか!?
確かに、テフロンのフライパンと比べると必要な手入れが多い調理器具と言えます。
しかし、鉄フライパンの正しい手入れ法をしっかりと理解しておけば難しい作業ではありません。
鉄フライパンを正しく手入れして、自分だけの鉄フライパンを育ててみてください♪
この章では、鉄フライパンに必要な手入れ法を4パターンご紹介します。
新しい鉄フライパンを使う前の手入れ
新しい鉄フライパンを使用する場合、事前に行わなければならない手入れがあります。
それは、空焼きと油慣らしです!!この2つの工程を経て、初めて鉄フライパンで調理が出来るのです。
鉄フライパンには販売時のサビを防ぐために防サビ加工が施されており、これを高温の火で焼き切る作業のことを空焼きと言います。
また、調理後に空焼きを行えば、鉄フライパンに油が馴染みやすくなります。
油慣らしとは、フライパンに油をなじませ、焦げ付きにくく、サビにくくする作業のこと。
これはフライパン表面に小さな穴が無数に空いていて、この穴に油が入ることでフライパンの表面に薄い油の膜がつくられるためです。
空焼きと油慣らし、どちらも使い始めにしっかりと行うことで、鉄フライパンが良い状態で調理に使用出来るということです!!
それでは、空焼きと油慣らしの手順についてご紹介していきます。
- スポンジを使って、キッチン用中性洗剤で洗って下さい。鉄フライパンの表面に付いたホコリやゴミをキレイにします
- 水で洗い流して、キッチンペーパーなどで水分を拭き取ります
- ガスコンロにフライパンをのせて中火で加熱、温まってきたら強火にします。初めから強火にすると、変形の原因になるため注意
- 鉄フライパンの中央から、徐々に薄い青色に変色していきます。全体が薄い青色になるよう、鉄フライパンを動かしながら加熱してください
- 鉄フライパンの全体が青くなったら終了。終了後の鉄フライパンはとても熱いので、ガスコンロの上でそのまま冷やしてください
- 鉄フライパンにサラダ油を注いで、弱火~中火で加熱していていきます。鉄フライパンの表面に、まんべんなく油が広がるようにしましょう
- 加熱するうちに煙が出てきたら、再びサラダ油を加えてください。これを7~8回繰り返したら完成です
熱した鉄フライパンはかなり高温になりますので、火傷に注意しながら空焼きと油慣らしを行ってくださいね!!
調理前の手入れ
鉄フライパン調理を始める時、水でサッと流したり、いきなり食材を投入したりしていませんか?
鉄フライパンで美味しく調理するためには、行うべき準備があるのです。
それは、油返しという手入れです!!先ほどご紹介した油慣らしと似ていますが、少し違うのです。
油慣らしは鉄フライパンを初めて使用する前に行う手入れであり、油返しは調理の前に毎回行う手入れということになります。
それでは、鉄フライパンで油返しを行う手順について説明していきます。
調理前の鉄フライパンに油をたらし、傾けながら全体に行き渡らせる。これだけです。
当たり前のような作業に感じるかもしれませんが、鉄フライパンを良い状態で保つには必要な手入れとなりますので、徹底して行ってくださいね。
使用後の手入れ
使用後の手入れ法については、前章でも少し触れていますが、改めて基本的な手入れ法についてご紹介します!!
鉄フライパンは、基本的には水かお湯でスポンジを使って洗うようにしてください。
たわしで洗ってもOKですが、鉄フライパンの表面に傷がつかないよう、力加減に注意してくださいね。
また、どうしても洗剤を使って洗いたい場合は、洗った後しっかりと水分を取り、次に使用する前に油慣らしを忘れないでくださいね!!
サビてしまった場合の手入れ
しっかり手入れしていたつもりなのに、気がついたら鉄フライパンがサビていた…ということもあり得ます。
使い方や使う頻度によっては、鉄フライパンがサビてしまうことは避けられないことです。
それでは、鉄フライパンがサビてしまった場合の手入れ法についてご紹介します。
- 金属ヘラ
- 金属タワシ
- クレンザー洗剤
- まずは金属ヘラを使って、おおまかにサビを削ぎ落としていきます。見える部分のサビを削るというイメージです
- 金属ヘラでサビを一通り落としたら、水を入れて火にかけ、沸騰させましょう。削った汚れが泡と一緒に浮いきます
- 汚れたお湯を一度捨て、次は金属タワシで擦っていきます。しつこい汚れにはクレンザーを使うと効果的ですよ
- 汚れを洗い流したら、もう一度鉄フライパンを火にかけましょう。しっかり乾かすことで、次にサビるのを防いでくれます
- しっかり水分が飛んだら、油慣らしを行いましょう。ここでコーティングすることで、鉄フライパンは復活するはずです
いかがでしょうか?鉄フライパン素質上、ちょっとしたことでサビやすいため、扱いに注意が必要です。
空焼きと油慣らし、そして毎回の油返しを正しく行い、サビから鉄フライパンを守りましょう♪
鉄フライパンをやめた方がいい人の特徴とは!?
ここまで今回の記事を読んでいただいたあなたには、鉄フライパンがいかに扱いが難しい調理器具なのか十分伝わっていることでしょう。
調理後は基本的に洗剤を使えないので、他の汚れ物とは一緒に洗えないし、最後に再度油をなじませておく作業も面倒ですよね。
また、油を慣らしや油返しの作業で発生する油臭さが部屋に充満しますし、鉄フライパンが冷めるまで片付けが出来ないことも大変です。
それでも鉄フライパンに魅力を感じて、しっかり手入れが出来るなら全く問題はありませんが、中にはやめた方がいい特徴を持つ人もいます。
ここでは、鉄フライパンをやめた方がいい人の特徴をいくつかご紹介します。
あまり料理をしない人
鉄フライパンは育てるものという言葉を聞いたことはありませんか?
調理することで何度も油を染み込ませ、焦げ付かない鉄フライパンへ育っていくものです。
そのため、普段からあまり料理をしない人は鉄フライパンが育たないし、たまに使うと面倒な手入れを行わなければならない手間が発生します。
鉄フライパンの手入れが面倒だから、料理したくないという気持ちにもなりかねません。
普段から料理しない人には、鉄フライパンはやめたほうがいいと言えます。
重たいフライパンが苦手な人
鉄フライパンは、テフロンのフライパンと比べると重いので、片手で持つとプルプル震えてしまいます。
しかし、調理の過程ではフライパンを持ち上げたい時もありますよね。
無理して鉄フライパンを持ち上げ続けると手首を痛めることもありますし、簡単な炒め作業だけでも疲れてしまいます。
重たいフライパンが苦手な人は、鉄フライパンはやめたほうがいいでしょう。
失敗出来ない人
実は鉄フライパンは、調理の際にも焦げ付きやすい特徴があります。
何度も油を含ませることで鉄フライパンが育ち、徐々に焦げ付きにくい良い状態になっていくのですが、使い始めは失敗しがちです。
慣れるまでとは言え、料理で失敗することは避けたい事情がある人や、完璧主義な人は鉄フライパンはやめた方がいいでしょう。
鉄フライパンは扱いが難しいので、やめた方がいい人がいることも確かです。
しかし、鉄フライパンでしか出せない風味を料理で出したいという気持ちも大切にしたいですよね。
そんなあなたは、まず小さめの鉄フライパンを購入してみてはいかがでしょうか?
卵焼きを焼くサイズの四角いものや、スキレットのように小さめの鉄フライパンも販売されています。
小さめのサイズはフライパンと比較して価格も安めなので、万が一失敗しても大きな痛手にはならないはずです。
鉄フライパンのメリットとデメリットをよく考えて、後悔しない商品選びしてくださいね♪
まとめ
- 鉄フライパンの正しい使い方である油を塗ることでゴキブリが寄ってくる
- ゴキブリにとって油は、1滴摂取するだけで5日間も生きられる栄養満点な食材
- 鉄フライパンをビニール袋やダンボール箱に入れて収納することでゴキブリ対策になる
- 鉄フライパンに蓋をかぶせて収納することでゴキブリ対策になる
- 鉄フライパンをフライパンケースにしまうことでゴキブリ対策になる
- 鉄フライパンを洗剤で洗ってしまうことでゴキブリ対策になる
- サビにくい鉄フライパンを使用することでゴキブリ対策になる
- 鉄フライパンには使い始めと、調理後、サビが出来た時それぞれの手入れ方がある
- 鉄フライパンをやめたほうがいい人の特徴はあまり料理をしない人、重たいフライパンが苦手な人、失敗できない人
鉄フライパンに興味を持って購入を考えているのに、ゴキブリが寄ってくる可能性があるなんて信じたくない事実ですよね。
しかし、今回の記事でご紹介したように様々な対策法がありますので、簡単に諦めること無く検討してみてください♪
私は小さめのスキレットを持っているのですが、お肉のソテーがとにかく美味しいので手放せません!!
小さめサイズだと収納場所も困らないので、まず始めてみるにはオススメですよ。
ちなみに、同じ日本で暮らしていてもゴキブリが発生しやすい地域と発生しにくい地域があります。
東京や神奈川、沖縄などでは特に発生しやすいのですが、北海道など比較的涼しくて湿度が低い地域ではあまり発生しないのです。
ゴキブリ対策で引っ越しはなかなか難しいかもしれませんが、こうした特徴なども含めて鉄フライパンの購入を考えてみてくださいね。
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