YouTubeやTikTokでも話題になる炊飯器調理。中でもカレーは簡単にできて、人気ですよね。
ただし炊飯器でカレーを作ると、炊飯器をいくら洗ってもカレー臭い状態が取れず困った経験はありませんか。
炊飯器がカレー臭い時は、クエン酸や重曹、塩水を使うことで匂いを取ることができますよ。
また、調理後は保温時間をできるだけ短くし、内釜などをすぐに洗えば匂いはうつらず、カレー臭い状態を防ぐことができます。
この記事ではカレーに限らず、炊き込みご飯などでも活用できる匂いうつりの対策方法をご紹介しています。
また、炊飯器でカレーを作る際、焦げや腐る可能性などの注意点についてもまとめました。
炊飯器でカレーを作った際のお役立ち情報となっていますので、最後まで読んで参考にしてくださいね。
炊飯器がカレー臭い時の対処法は?
材料と調味料を炊飯器に入れて炊くだけで、とっても簡単に作れる炊飯器カレー。
簡単に作れるのは嬉しいけど、炊飯器に匂いがうつってしまい、その後普通にお米を炊いてもカレー臭い状態になってしまうのはちょっと嫌ですよね…。
炊飯器がカレー臭いときは、お湯や重曹、塩水を使ってお手入れすれば匂いを取ることができます!
また、炊飯後は保温をせずすぐに中身を取り出したり、洗い物に気をつけたりすることでも、カレー臭い状態を防ぐことができます。
今回ご紹介する方法は、カレーに限らず炊き込みご飯や煮込み料理などの他の炊飯器レシピでの匂い対策にもなります。
匂いうつりを気にしなくて良いのであれば、料理が苦手な私でも炊飯器調理はほったらかしでできるのでとても助かりますし、色々と試してみたくなりますね♪
匂いがうつる前の予防法と、うつった後の対処法に分けてご紹介していますので、用途に合わせてやってみてくださいね♪
匂いがうつる前に行う予防法
炊飯器でカレーを作った際は以下の2点に気を付けると、匂いうつりを事前に防ぐことができます。
- 長時間の保温を避ける
- 炊飯器を使ったら、すぐにお手入れをする
圧力IH炊飯器などで調理すると、熱で圧力をかけて蒸気を出すことにより、食材や調味料の匂いがこびりつきやすくなります。
また、保温時間が長くなると匂いが定着しやすくなってしまいます。
カレーができあがったら、保温せず保存容器などにカレーをうつし替えることで、匂いうつりを予防できますよ。
また、内釜や内フタをすぐにお手入れすることも効果的なので、匂いうつりを防ぎたければオススメです。
匂いがうつった後の対処法
続いて、匂いがうつってしまい取れなくなった時の対処法を3つご紹介します。
- クエン酸を使った方法
- 重曹を使った方法
- 塩水を使った方法
上記の内容について、理由も含め簡単な手順を説明していきます。
クエン酸を使った方法
- クエン酸20g
- 水(炊飯器の8割の量)
クエン酸には野菜やきのこ類などから出るアルカリ性の匂いを中和する働きがあり、匂いを取るのに効果的です。
また、クエン酸には消臭効果の他に抗菌効果も期待できます。
もし、お使いの炊飯器に「お手入れ」や「クリーニング」のコースがあれば、そちらを使ってください。
ただし、内釜が金属製の炊飯器のみクエン酸が使用可能ですので、金属製以外の場合は使用しないよう注意してください。
重曹を使った方法
次に重曹と水を使った簡単な方法をご説明します。重曹は100均でも手に入るのですぐに実践できます!
- 重曹(小さじ1)
- 水(炊飯器2号目くらいの量)
1番以外はクエン酸と同じ方法ですね。同じく「お手入れ」コースがあれば使いましょう。
重曹は魚や肉から出る油分、しょう油、バターなどの調味料から出る酸性寄りの匂いに効果があるとされています。
また、クエン酸に同じく重曹には菌の繁殖を抑える作用があります。
重曹はお掃除にも使えるので、持っているだけで何かと役立ちそうですね。
塩水を使った方法
塩水を使った方法は、クエン酸や重曹を使っても匂いが取れない時に試してみてください。
- 塩水(濃度1%、水1リットルに対し塩10g)
- 大きめの鍋
諸説ありますが、塩には消臭効果が期待されています。
例えば、プラスチック容器についたカレーの匂いも、塩水を入れてシェイクすると匂いが消えるのは知っていますか。
煮沸もすることで抗菌効果もあるので、どうしても匂いが取れない時はチャレンジしてくださいね。
炊飯器でカレーは焦げる?
鍋でカレーを作ると、温めた時に焦げる心配がありますよね。
私も鍋でカレーを焦がしてしまい、黒いお焦げ入りのカレーを食べることがよくありますが、炊飯器はどうなのでしょう…。
ネットやXで情報を調べていくと、炊飯器でカレーを作る場合は鍋で作る時に比べ焦げる可能性は低いようでした!
カレーが焦げる原因は、水の量が足りないか火が強すぎることでルーが焦げてしまうのが多いです。
炊飯器でカレーを作る場合、できあがってからルーを入れるレシピが多いので、焦げにくいのかもしれませんね。
ただ、炊飯器で水を使わない無水カレーを作る場合は焦げる可能性は高くなります。
対策として、野菜を下に敷くことで焦げを防ぐことができるので、無水カレーを作る際は特に気をつけてくださいね。
また、焦げる可能性が低いとしても、各炊飯器メーカーはご飯を炊く以外の目的で炊飯器を使用することは推奨していません。
タイガー魔法瓶では、調理や煮込みメニューのない機種で、ご飯を炊く以外の目的で使用することは禁止しています。
炊飯器が壊れたり、事故やケガにつながったりする危険性があるからです。
なので、カレーなどを炊飯器で作る場合は、安全に使うためにも調理機能付きの炊飯器であるかをまずは確認しましょう!
炊飯器のカレーは保温しても腐らない?
長時間の保温はカレーの匂いがつくのでオススメしていませんが、炊飯器の保温で腐る可能性はあるのでしょうか。
実は、炊飯器でカレーを保温した場合、腐るタイプの炊飯器と大丈夫なタイプがあります。
保温力が弱く高温で保存できない炊飯器は腐る可能性が高くなります。
また、70度以上の温度で保温できる炊飯器であれば菌の繁殖を防ぐことができるので、腐る可能性は低いです。
ただし、腐る可能性は低くても、長時間保温すると野菜が煮え切ってなくなる可能性がありますし、匂いもうつってしまうので、保温せず早く食べ切るのをオススメします。
作ったものを小分けにしてすぐに冷やすという工程を踏んだカレーの賞味期限は、冷蔵で1日、冷凍で1週間とされていますので、梅雨時期や夏場は特に早めに食べましょう。
私はカレーを大量に作って冷凍したことがあるのですが、ジャガイモを入れて冷凍したカレーは正直あまり美味しくないのでお気をつけください…。
カレーが腐った時の見分け方をまとめましたので、よかったら参考にしてください。
まとめ
- 炊飯器がカレー臭い時は、お手入れ時にクエン酸や重曹を入れて炊飯すると匂いがとれる
- 炊飯器がカレー臭い時、クエン酸や重曹を使っても取れなければ、塩水を使って煮沸すると良い
- 炊飯器がいつまでもカレー臭い状態にならないようにするには、作った後に長時間保温せず別容器にうつす
- 炊飯器がいつまでもカレー臭い状態にならないようにするには、使用後すぐに内釜や内フタなどを洗う
- 炊飯器でカレーを作る場合、鍋よりは焦げにくいが無水カレーの時は注意が必要
- 無水カレーを炊飯器で作る場合、野菜を下に敷くと焦げるのを防げる
- 調理機能つきの炊飯器以外でカレーなどの炊飯調理を行うと、壊れたり事故の原因になったりすることがあるので注意が必要
- 炊飯器でカレーを保温する場合、70度以上の温度で保温できれば腐る可能性は低い
- 表面に白い膜があったり、酸っぱい匂いがしたりするとカレーが腐っている可能性がある
以上、炊飯器でカレーを作る際の匂いに関するお役立ち情報でした。
炊飯器でのカレー作りは、お手軽調理な上に火を使わないので安全に作れそうですね。
匂いうつりの対策を理解しておけば気兼ねなくできそうなので、この記事を参考にしながら、献立に困った時は余った野菜を入れて作ってみてくださいね♪
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