センサリーボトルの事、あなたは知っていますか?モンテッソーリ教育で使われるメイソンジャーが元になっているオモチャのような知育ボトルなのです。
センサリーボトルの中身はラメやビーズなどキラキラした物や目で追いかける事が出来る物を入れます。
中身がゆっくりと流れる事で動きを先読みしたり、これは何色なのだろう?と考える事が出来ます。
考える力だけでなく、ゆっくりと動く様子を見るだけで五感が刺激され、興奮状態から落ち着きを取り戻す魔法のアイテムとしても使われています。
センサリーボトルは知育だけではなく癒しのアイテムとして、大人も子供も夢中になるので長い時間見ていられます。
100均や家庭にあるもので簡単に作る事が出来るので作り方をまとめてみました。是非最後までご覧ください。
センサリーボトルのセンサリーとは?
センサリーボトルとは瓶やペットボトルなどの容器に水をみたし、ビーズやボールやラメなどを入れたシンプルな作りの物です。
Sensory(センサリー)とは「知覚」「感覚」「感性」という意味があります。
知育玩具の事はセンサリートイと言われていますので、知育のボトルという意味でセンサリーボトルという名前になっています。
それでは何故、センサリーボトルは心を落ち着かせる効果がある。と言われているのでしょうか?その理由はボトルの中の液体がゆっくりと流れる事が関連しています。
怒っている時や、興奮状態が続きそわそわしている時など、どんなに声を掛けても直らない時がありますよね。
そんな時、センサリーボトルを動かし目の前に置く事で、ゆっくりとした動きが脳への刺激になり、落ち着きを取り戻し、心が穏やかになる。と言われています。
静かな曲を聞いたり、川の流れをみたりすると、不思議と心地よくなったりしますよね?全て五感への刺激が関連しているようです。
身近な物で心を落ち着かせる効果が出せるという事でセンサリーボトルが知られています。
知育させるためだけの物ではなく、遊びながら眺めながら感性を磨く事が出来るのです。
ただでさえ子供の頃は初めての物に触れる機会が多いですから、不思議な感覚になるのかもしれませんね。
大人に関しては疲れている時やボーっとしたい時はゆっくり動くセンサリーボトルで気持ちもゆったりと穏やかになります。
手作りする楽しさもありますが、見る楽しさもあり時間が経つのを忘れてしまいそうです♪
大人も楽しめる物。と紹介しましたがもし子供向けに作るのであれば、誤飲や蓋が開かないように工夫する事を忘れないように注意しましょう。
キャップを閉める際には接着剤を着けてからキャップをし、更にテープなどでしっかりと頑丈に閉めましょう。
センサリーボトルは100均の材料で揃う
こちらの写真は私が実際にセリアで購入した物で作ったセンサリーボトルです。簡単に出来たので沢山作ってしまいました(笑)
- 左…ビーズやボールを入れて紫の絵の具を薄めて作りました
- 中央…着色無しでラメやホログラムを多めにしました
- 右…水槽のイメージで魚のシールを貼り、ラメ入りの水色絵具で作ってみました
センサリーボトルは100均で揃える事ができます!下記に必要な材料と作り方をまとめましたので是非参考にしてください。
センサリーボトルの材料
- 洗濯糊かベビーオイル
- 水(水道水でOK)
- ラメやビーズ、ぷよぷよボールなど
- キャップ付きボトル(ペットボトル、瓶など)
- 絵具(着色したい場合)
100均で揃えられるなんてお手軽で、しかも子供や自分の好きな色やデザインを選んで入れる事が出来るのでとても便利ですね。
センサリーボトルの作り方
まずはミニサイズのペットボトルなど子供が持ちやすい大きさの物を用意します。
キャップがしっかり閉まるか確認してから行ってください。
- ペットボトルに洗濯糊(ベビーオイル)を7分目まで入れる
- 中の材料を入れる(ラメやビーズ等)
- キャップを一度締め、動きを確認する
- 蓋を開け、水をボトルの口ギリギリまで入れる
- ボトル口に接着剤を付けてキャップをしっかり閉め、テープで更に蓋を固定する
着色する場合は先に着色した洗濯糊(ベビーオイル)を作っておいてください。絵具の場合はパレット等で伸ばして少しずつ溶かしながら作ってください。
材料を入れる際は入れすぎると動きが鈍くなってしまうので蓋を閉めてチェックしながら調節してくださいね。
材料の大きさによってはボトルの口に挟まって動かなくなる事もあります。私は失敗してしまいました(笑)
100均は様々な物が売られています。洗濯糊やビーズなど普段は使う機会が無い場合でも、センサリーボトルを作る際に使いたい物があれば、手軽に買える100均で揃えるのがオススメです。
私がよくいくダイソーには洗濯糊がありませんでしたので、店舗によっては置いていない場合もあります。店員さんに確認してみてくださいね。
センサリーボトルは保冷剤でも作れる
この記事を読んでやってみたい!と思っていただいたあなた、身近な物ですぐに作りたいですよね。
子供がいるとわざわざ材料を求めて買いに行くのが大変だったり、買い物ついででいいかな。と半ば諦めてしまったり…ちょっと悩んでしまいますよね。
大丈夫です!!なんと、保冷剤を常温に戻しておくだけで作る事が出来るのです。
保冷剤の封を切ってそのまま中身をボトルに入れるだけ。あとはお好みで材料を入れ、お水を足すだけです。
どのご家庭でも、保冷剤は1個2個あると思うのですが、保冷剤の中身と水を使って作ることが出来るのです。
液体の量で動き方を変えられる
先ほど7分目まで洗濯糊を入れる、と説明しましたが、糊やベビーオイルなどを少なくすると液体の動きが早くなります。
空気が入るように水は瓶の口まで入れず、隙間を開けて水を入れておく事で小さな気泡が沢山でき、ブクブグと泡立ちます。気泡に合わせてビーズが揺れるのでとても綺麗です。
逆に液体を沢山いれるとゆっくり動くので時間をかけてじっくり楽しみたい方は多めに入れる事をオススメします!
ボトルを何種類か準備して速さの違う物を作って比べてみても良さそうですね。是非お子さんと一緒に作りながら眺めてみてはいかがでしょうか。
センサリーボトルの中身は何を入れる?
せっかくなら可愛く、面白みのあるセンサリーボトルを作りたいですよね。
ラメも綺麗ですが、子供が夢中になるような動きの出る材料をご紹介します。
ご紹介する物は全て100均で揃えられますし、これも使えるの?と意外な物もあるので是非チェックしてみてください。
ぷよぷよボールは光りを通してきれい
名前だけではピンと来ない人もいるかと思いますが、芳香剤の中に入っているぷよぷよボールを活用した物なのです。
芳香剤コーナーに行くと、丸い透明感のあるビーズが入った芳香剤が何種類か売られています。その中身をセンサリーボトルに使う事が出来ます。
実は芳香剤だけでなく、100均のオモチャコーナーにも「ぷるぷるボール」や「ぷよぷよボール」という名前で別の物が売られています。
オモチャコーナーにあるものは水に浸して時間を掛けながら膨らむボールですので、6~8時間かけて大きく膨らませる必要があります。
その為、芳香剤の方がボールが膨らんでいる状態で色が付いている為、早く作業に取り掛かる事が出来るので使いやすく、断然オススメです。
気になる所は匂いだと思いますが使ってみた感想はズバリ気になりませんでした!
私もセンサリーボトルを作る際に芳香剤のボールを使用しましたが、作り終えた後はしっかり蓋をするので、匂いは漏れませんでした。
ただし、作る際にボトル内の液体が垂れてしまうと匂いがつく事があります。
気になる場合は、しっかりと布巾等で拭いて1日乾かすといいですよ♪
ぷよぷよボールは光を通す綺麗な色味でピンクや青、緑など様々ありますので窓際に置くととても綺麗でした。
私はインテリアとして作り、ぷよぷよボールの入ったセンサリーボトルを玄関やリビングに飾っています。ボトルを振るとコロコロ転がって可愛いですよ。
ラメやホログラムでキラキラ光る
次におすすめするのはネイルコーナーにある、ラメやホログラムです。
ラメは1粒1粒が小さいのでボトル全体にラメが散りばめられます。
着色する代わりに色付きのラメを使うと、鮮やかになります。
ホログラムはラメに比べると1粒のサイズが大きく、スパンコールのような光沢感があります。
光の反射面積が大きい為、少量でも動く度にキラキラと光り、存在感がでます。
センサリーボトルの中身を何種類か入れる事で毎回違う動きになりますし、ボトルの振り方で動く方向も変わり、見ているだけで脳の刺激になります。
知育として、インテリアとして扱いやすい材料だと思います。こちらも1つ1つが小さい物なので、誤飲や落下にご注意ください。
カラーセロハン
セロハンタイプの水に強いシートですのでハートや星形、お魚などカットする事で何が入っているか、何色が動いているか目で探す事が出来ます。
やはり子供の頃はハッキリした色や形が見やすいので遊びの一つとして中身を見ながら「赤色はどれ?」「お魚いたよ!」など声を掛けて遊びながら見つけてみてはいかがでしょうか♪
クリアシール
ボトルにシールを貼っておくと、インテリアとしてそのまま飾って置いても目に留まり、可愛くなります。
私は100均のハーバリウムコーナーにあったお魚シールを貼りました。センサリーボトルは中身が見えるのが大事ですのでクリアシールが良いですね。
ボトルの外に貼るだけでなく、中身として入れる事もオススメです。シートのままカットしボトルに入れます。
クリアタイプだと他の材料の邪魔をしませんので可愛い動物シリーズを入れたり、お魚のシールを入れたりするのも楽しいですよ。
カットする際はハサミやカッターを使用しますので、刃先やカットした破片の誤飲に注意してください。
センサリーボトルは大人のインテリアとしても使える
記事の最初に「センサリーとは知育」とお伝えしましたが勿論、知育としてだけで無くインテリアとして使う事も出来ます。
子供用にはミニボトルや扱い易い軽いものを紹介しましたが、大人用ですとドレッシングボトルや、100均で売っている瓶もオシャレなデザインが豊富なのでインテリアに使えます。
縦型の物は中身もゆっくりと時間を掛けて流れる様子が見られますし、ウイスキーボトル型だと横に広がっていく様子も見られるので一息つく時間に眺めるのもいいですね。
大人になると絵具やビーズを触る機会が減ってしまいますが、この機会にハンドメイドで作る楽しさに触れてみてはいかがでしょうか。
セリアではラメ入りの絵具があったので使ってみました。
細かいラメだったので液体に合わせて光具合が変わり、普通の絵の具とは一味違う面白い色味でした。
センサリーボトルはベビーオイルや保冷剤でも作れるので、使わず余ってしまったベビーオイルや、余分に保冷剤がある場合は、遊び感覚で大人用に作ってみてはいかがでしょうか。
好きな物を選びながら、次はどんな物を入れようかと考える事が出来るので、センサリーボトルは大人の知育アイテムになるかもしれませんね♪
私は作っている時とても楽しかったです。今では完成したセンサリーボトルを毎朝動かし、満足気に眺めてから家事をするのが習慣になりました(笑)
まとめ
- センサリーボトルは知育アイテムとして活用できる
- センサリーボトルは100均にある材料で手作りする事が出来る
- センサリーボトルは洗濯糊やベビーオイルで作れる
- センサリーボトルは家庭にある保冷剤でも作れる
- センサリーボトルは液体の量で強弱をつけられる
- センサリーボトルは好きな素材を使って中身に変化をつける事が出来る
- センサリーボトルは色味のある物を活用すると目で追って楽しめ
- センサリーボトルは消臭ビーズやセロハンを使って遊び感覚で見る事が出来る
- センサリーボトルは子供だけでなく大人も使って楽しめる
- センサリーボトルはインテリアとして使う事が出来る
知育してのアイテムでは無く、大人も作るのを楽しみながら作業を進める事が出来るので作りたい物をイメージしておくと材料を買いに行く時から楽しくなります。
普段ハンドメイドの作業をする習慣が無い方でも材料を混ぜるだけで簡単に作る事が出来ます。飾る場所によっても色合いが映えますので是非お試しください。
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