あなたは、「ぷらっとこだま」を使ってお得に旅行ができることを知っていますか?
ぷらっとこだまは、JR東海ツアーズで売り出している旅行商品です。
東海道新幹線と山陽新幹線の各駅停車として運行しているのが「こだま号」。
ぷらっとこだまは、特定の「こだま号」に限定して、片道料金を格安で購入でき、さらにワンドリンク引換券も付いている人気商品です!
ただし、普通の切符とは異なり、予約後は乗降駅や座席を含めて全く変更ができないという制約もあります。
多少の不便があっても、根強い人気があるのがぷらっとこだまです。
今回は、ぷらっとこだまの料金は通常料金と比べてどのくらい格安なのか調べてみました。
予約方法や当日の流れ、キャンセルの方法についてもまとめていますので、ぜひ参考になさってください♪
ぷらっとこだまの料金は本当に安いの!?
「ぷらっとこだま」を使うと、通常料金より1,000円~3,000円ほど格安で、お得に旅行ができます。
ぷらっとこだまを使った新幹線チケットで乗降車できる駅は、東京、品川、新横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪です。
通常期の正規料金と比較してみた
ぷらっとこだまを使った料金は、正規料金と比べてどのくらい格安なのか気になりますよね。
ぷらっとこだまを使った主な区間の通常期の料金と、正規料金を比較してみました。
東京、品川から名古屋まで
ぷらっとこだま通常期…8,600円
正規料金…10,560円(差額1,960円)
東京、品川から新大阪まで
ぷらっとこだま通常期…10,800円
正規料金…13,870円(差額3,070円)
名古屋から新大阪まで
ぷらっとこだま通常期…4,600円
正規料金…5,940円(差額1,340円)
正規料金と比べると、記載していない区間も含めて、およそ2割の値引きです。
2割程度とはいえ、正規料金より格安で購入できるのはお財布に優しくて嬉しいですね♪
正規料金より格安で購入できるのがわかったところで、主な区間の料金について、ご紹介します!
主な区間の料金
ぷらっとこだまを利用した、主な区間の料金をご紹介します。
東京、品川から名古屋まで
通常期 … 8,600円(5,700円)
繁忙期 … 9,800円(5,700円)
東京、品川から新大阪まで
通常期 … 10,800円(7,400円)
繁忙期 … 12,400円(7,400円)
名古屋から新大阪まで
通常期 … 4,600円(3,400円)
繁忙期 … 5,400円(3,400円)
()内は、小学校入学後の6歳から12歳未満のこども料金
通常期と繁忙期で料金設定が異なるのが分かります。
繁忙期は、年末年始やお盆休み、ゴールデンウィークやシルバーウィーク、土日と祝日がつながった連休などに設定されています。
人出が増えてくる時期でも、ぷらっとこだまを使えるのは嬉しい点ですね。
また、こども料金は、通常期と繁忙期が同じ料金設定です。
小学生のお子さん連れで利用する場合は、繁忙期であれば更にお得に乗車できますね。
グリーン車にも格安で乗車できる
ゆったり優雅な旅を演出できる、グリーン料金をどうなっているのでしょうか。
ぷらっとこだまを使えば、グリーン車にも格安で乗ることができます!
今回は、主要区間のおとな料金で普通席と比較してみました。
東京、品川から名古屋まで
通常期…9,600円(普通席は8,600円)
繁忙期…10,800円(普通席は9,800円)
東京、品川から新大阪まで
通常期…12,300円(普通席は10,800円)
繁忙期…13,900円(普通席は12,400円)
名古屋から新大阪まで
通常期…6,500円(普通席は4,600円)
繁忙期…7,000円(普通席は5,400円)
東京、品川から新大阪までの間の差額は、1,500円となっています。
通常期に正規料金で東京から新大阪までの間をグリーン車で移動しようとすると、19,590円となりますので、差額は7,290円の計算になります。
最も長距離を移動する場合でも、1,500円を支払うだけでグリーン車に乗れるのは、お得すぎますね!
ぷらっとこだまに当日券はない!!予約方法と注意点を解説!!
とてもお得なぷらっとこだまですが、実は当日券がありません。
少なくとも前日までに予約をし、当日までに乗車票等のチケットを受け取る必要があります。
ここでは、ぷらっとこだまの予約方法と利用時の注意点について解説します!!
予約はインターネットか電話か店舗のいずれか
ぷらっとこだまは、インターネット、電話、店舗のいずれかで予約ができます。
店舗予約は、JR東海の駅内にあるJR東海ツアーズ店舗、JTB各店、JTB総合提携店で可能です。
ネット、電話、店舗、それぞれ予約の方法に少しずつ違いがあるので以下の表にまとめてみました!!
ネット | 電話 | JR東海ツアーズ店舗 JTB各店とJTB総合提携店の一部 |
|
予約開始 | 出発1か月前の11時 | 出発日の1か月前 | 出発日の1か月前 |
予約締切 | 出発前日の22時 | 出発10日前 | 出発前日 |
予約可能時間 | 5時半から23時半まで | 10時から18時まで | 店舗営業時間に準ずる |
休業日 | 年中無休 | 年中無休 | 窓口休業日に準ずる |
乗車票等の受け取り方法 | JR東海の指定席券売機や受取専用機、JR東海ツアーズ店舗 | 郵送、JR東海ツアーズ店舗 | 店舗 |
乗車票等の受け取り期間 | 指定席券売機や受取専用機は乗車日の7日前から、JR東海ツアーズ店舗は乗車日の1か月前から | ||
支払い方法 | クレジットカードのみ | クレジットカードのみ(申し込み用後に必要書類が郵送され、再度電話での手続きが必要) | 現金、クレジットカード、一部の商品券 |
予約開始が乗車日の1か月前からという点は同じです。
しかし、予約可能時間や締め切り日、乗車票等お受け取り方法や受取期間、支払い方法などに違いがあります。
ネットに抵抗がない場合はネット予約が簡単ですが、店舗に行って予約をすることも旅行の楽しみのひとつという場合もありますよね。
自分のタイミングで進めたい場合はネット予約、じっくり話を聞きたい場合は店舗予約、といった感じで使い分けるのが良さそうです。
ネット予約と店舗予約は、どちらも出発前日まで予約可能なので、直前に予定が決まっても大丈夫です!
また、出発までに時間がある場合には、電話予約も選択肢に入ります。
電話予約の場合、申し込み後に郵送される用紙をもとにクレジットカードでの支払い手続きを行うので、時間を要します。
この支払い手続きは意外と煩雑なので、「とりあえず予約だけ急いでしたい!」という場合には電話予約も良いでしょう。
注意事項に気を付けて楽しい旅をしよう
ぷらっとこだまを利用するにあたって、特に気を付けるべきことをご紹介します。
残念ながら、ぷらっとこだまには当日券がありません。
前日までに予約をして、可能であれば乗車票等も受け取っておくとよいでしょう。
ぷらっとこだまの乗車票等は、「JR東海」の券売機や受取専用機または「JR東海ツアーズ」の店舗での受け取りが必要です。
東京駅などの大きな駅では鉄道各社が券売機や店舗を配置しているので、間違えないように注意しましょう。
実は、ぷらっとこだまを利用する場合、在来線からの乗り換え改札口は使えません。
面倒でも、一度出場して、新幹線専用改札口から入場する必要があります。
予約時に指定した新幹線以外には、乗車ができません。
乗り遅れた場合は、払い戻しができませんので要注意です!!
ぷらっとこだまを利用する際は、絶対に乗り遅れることのないようにしましょう。
また、自由席に座ることも含めて、座席の変更もできません。
乗車票等に記載されている駅以外で乗り降りした場合、乗った駅からの乗車券と特急券を別途購入する必要があります。
もちろん、発券済みの乗車票の払い戻しはありません。
ただし、発着駅が東京駅と品川駅の場合、いずれの駅も利用可能です。
券売機や店舗で受け取る場合は事前に場所の確認を!!
ぷらっとこだまの乗車票等を券売機や店舗で受け取る場合、場所が紛らわしいことがあるので注意が必要ですが、少し詳しく解説します。
乗車票等を受け取れる券売機や店舗に関しては、正確には以下のように案内されています。
新幹線乗車駅の新幹線専用改札口(在来線からの乗換改札口を除く)付近にある「JR東海の指定席券売機」または新幹線乗車駅にある「JR東海ツアーズ店舗(きっぷうりば)」で営業時間内にお受け取りください。
券売機や受取専用機で受け取る場合には、使えない端末があるので特に注意が必要なのです!!
以下の端末では受け取ることができませんので、ご確認ください。
- JR東日本やJR西日本の券売機(JR東海の券売機を使う)
- 在来線改札内の券売機(在来線改札を出場後、新幹線専用改札口付近の券売機を使う)
- 東京駅丸の内口や京都駅烏丸口付近(自由通路を利用して新幹線専用改札口付近の券売機を使う)
受け取りが可能な券売機や受取専用機は、「JR東海ツアーズ乗車票受取」ボタンが表示されます。
JR東海ツアーズのウェブページでは、各駅での主な受け取り場所についての案内図が掲載されています。
乗車票等を当日受け取る場合には、あらかじめ受け取り場所をリサーチして、時間に余裕を持って行動すると良いでしょう!
なお、店舗での受け取りを選択した場合、当日に受け取ることはできないので注意が必要です。
ぷらっとこだまはキャンセルできない?
結論からいうと、ぷらっとこだまはキャンセルができます。
しかし、出発10日前から取消料が発生するので注意が必要です!
キャンセル方法は予約方法によって異なる
ぷらっとこだまをキャンセルする際は、予約した方法によってやり方が異なります。
ネット予約の際は、JR東海ツアーズのウェブページからキャンセルが可能です。
電話予約をした場合、コールセンターに再度電話をする必要があります。
店舗予約をした場合、予約申し込みをした店舗に再度出向く必要があります。
また、乗車票等を受け取り後にキャンセルをした場合、乗車票等は郵送にて返却する必要があります。
郵送する際の送料はご自身で負担となります。
電話予約および店舗予約をした場合で、店舗受け取りをした場合に限り、店舗での返却が可能です。
予約の変更もキャンセル扱いになるので要注意!!
ぷらっとこだまは、乗降車する駅、乗車時間、座席、利用人数そのどれも変更することができません!!
変更したい場合は、一度キャンセルの手続きをしてから、変更したい内容で再度申し込む必要があります。
たとえば、新横浜で降りて会社に寄る予定だったけど、直帰することになったから東京駅まで乗りたい…なんてこともありえますよね。
そんな「ちょっとした変更」をするにも一度キャンセルをして再度予約となると、気分で行動する私などは少しドキドキしてしまいます(笑)
そうした意味では、ぷらっとこだまは予定が確定している場合に使うと良さそうです。
なお、出発10日前のキャンセルから取消料が発生します。
変更が判明した時点でキャンセルの手続きをすることをおすすめします。
まとめ
- ぷらっとこだまは、通常期と繁忙期の設定がある
- ぷらっとこだまの通常期の料金と正規料金を比較してみると、おとな料金の場合、2割程度は安いことが分かった
- グリーン車も格安で乗車することができる
- 予約は、インターネット、電話、店舗のいずれかから行う
- ぷらっとこだまには、当日券がない
- 利用時は、事前に予約をすること、JR東海の新幹線専用改札口から入場すること、予約内容は変更できないこと、途中下車はできないこと、に注意する
- 乗車票等を駅の券売機や店舗で受け取る際は、あらかじめ場所を確認しておく
- ぷらっとこだまはキャンセルできるが、出発10日前からは取消料が発生するので注意が必要
- キャンセル方法は、予約方法によって異なる
- 予約内容は変更することができず、変更したい場合はキャンセルして再度予約する必要がある
今回調べてみて、ぷらっとこだまはとても魅力的な商品だと分かりました。
私は通常の切符だと思っていたので、変更が一切不可能という点が制約が気になっていましたが、旅行だと思うと全く問題なく感じるようになりました。
東海道新幹線といえば「のぞみ」を思い浮かべますが、「こだま」での各駅停車の旅も風情があっていいですよね。
ぷらっとこだまを利用する際の参考になれば幸いです♪
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