公文に通っていると、いつまで、何年生まで通わせるかという問題が出てきます。
実際に公文に通っていた子供のほとんどが、小学生のうちに公文をやめています。
あなたも、お子さんを公文にいつまで通わせようか悩んでいるのではないでしょうか。
小学生のうちに公文をやめてしまう子供の多くは、中学受験がきっかけとなっています。
公文をいつまで続けるのが効果的か、教科ごとに目安があります。
公文のやめ時で迷っている場合、算数は小学4年生、国語と英語は小学6年生まで続けるのが1つの目安となります。
公文をやめる理由や、公文で中学受験対策もできるのか、いつまで続けるのが良いかの目安も紹介します!
公文はいつまで通う?やめる理由7選
公文に通っている子供は、小学生のうちにやめることが多いです。
私の周りでも、中学生まで公文に通っていた子はとても少なかった印象があります。
もちろん中学生まで続ける人もいるので、やめるかどうかはあなたのお子さんに合わせて考えてください。
公文を小学生のうちにやめるのには、7つの理由があります。
公文に通う子供が通うのをやめる理由をご紹介していきます!
公文をいつまで続けるか迷っている場合は、あなたのお子さんにも当てはまるものがないか見てください。
公文に不満がある
公文に不満があるというのは、主に学力が思うように伸びなかったり、担当の先生と合わなかったりです。
公文では講師が授業をおこなうのではなく、プリント学習がメインです。
プリントだけの授業が合わなかったり、プリントを早いスピードで解くために字が汚くなったりする場合があります。
私もプリント学習だと先生に質問ができなかったり、時間内に解こうとして字を適当に書いてしまうことがありました。
通っている子供によってさまざまな不満があるので、あなたのお子さんに不満がないか注意深く見ることが大切ですね。
プリント学習に飽きてくる
公文は何度も同じような問題を、繰り返し解いていく学習方法を取り入れています。
プリントを使って、毎回問題を解いていくことに飽きてしまう子供が一定数います。
今の進度をより進めたい場合は、とにかくプリントで問題を解いていくしかなく、その過程で飽きてしまいます。
プリント学習に飽きてしまうと、宿題のプリントをため込むようになり、公文もさぼりがちになります。
プリント学習に飽きてくるのが、公文をやめる要因になってしまっています。
他の塾や習い事に切り替えたい
公文に不満はないけれど、他の塾や他の習い事をしたくてやめる子供もいます。
小学校に通うようになると、クラスにいろいろな習い事をしている友達ができます。
今まで知らなかった習い事を知ることで、その習い事を始めたいと思うようになります。
私も周りの子が通っている習い事に興味を持ったことが何度もあります。
公文と他の習い事を掛け持ちする子供もいますが、習い事の掛け持ちは子供の負担となります。
公文をやめるのではなく習い事の掛け持ちをする場合は、子供に無理がないか様子を見てしっかり検討しましょう。
友達の影響を受ける
子供が小学校に上がると友達との関係性も出来てきて、友達が通っている塾や習い事に一緒に通いたがることがあります。
友達が公文をやめて塾に通いだすと、自分も塾に通いたいと言ったりもするでしょう。
子供のやる気が、公文よりも塾の方が出るのであれば塾に通わせよう、と公文をやめて塾に切り替える人が多くいます。
公文は中学生や高校生でも通うことは出来ますが、中学生になるころにはほとんどの人が公文をやめています。
友達の中に公文に通っている人がいないと、子供が公文をやめたくなってしまうことがあります。
やる気がなくなると勉強も進まなくなりますので、そんな子供の様子を見て公文をやめさせる人も多くいます。
授業についていけなくなる
公文に通っていた子供は、小学校中学年の頃までは成績が良くても、小学校高学年以降になって成績が落ちることが多々あります。
特に算数や、中学校の数学でつまづいてしまうことが多いです。
公文では計算問題を繰り返しプリントで解いていく学習方法になるので、図形問題や確率問題などはほとんど学習しません。
計算問題が中心の小学校中学年までは成績が良くても、小学校高学年以降になって成績が落ちてしまうのは公文の学習方法にあります。
小学校高学年以降に急に成績が悪くなったクラスメイトを、あなたも見たことがあるのではないでしょうか。
中学受験を受けなくても高校受験を控えているので、小学校高学年や中学校で成績が落ちたことを理由に公文をやめる子供も多くいます。
月謝が高い
これは子供の問題ではないですが、大きな問題の1つかもしれないですね。
決して安くはない公文の月謝を毎月払い続けると、だんだんと家計を圧迫していく場合があります。
公文と掛け持ちで習い事をしている場合は、より家計を圧迫していきます。
子供のやる気があまりなかった場合は特に、公文の月謝を払い続けるにはもったいないのでやめてしまうことが多いです。
習い事を掛け持ちしている場合は、どちらをやめるか比較して公文をやめる方を選ぶ家庭も少なくありません。
中学受験のため
公文では万全な受験対策ができないため、中学受験を考えた時に公文をやめる子供もいます。
中学受験だけでなく、将来の目標が出来たことで公文をやめたいという子供もいます。
公文では、プリント学習がメインとなるので応用問題に取り組むことがほとんどできません。
中学受験やもっと高いレベルを求める子供にとっては、だんだんと物足りなくなってくるのも公文をやめる理由の1つです。
公文をいつまで通い続けるかはその子によって違いますが、紹介した7つが特に多い要因です。
子供の成長と、学習進度や学習方法が合わなくなるなど、小学生のうちが公文を続けるかどうかの分岐点になっていると考えられます。
もし、公文をいつまで続けるか迷ったら、参考にしてみてもいいかもしれませんね。
次の章では、公文と中学受験について詳しくご紹介していきます!
中学受験するとき公文はいつまで!?
公文をいつまで続けるか迷った時に考えたいことは、中学受験をするかどうかです。
中学受験を考えているなら、小学4年生までには中学受験対策を専門としている学習塾に変えた方がよいでしょう。
中学受験対策を専門としている学習塾の多くは、新4年生から中学受験対策のカリキュラムが組まれています。
また、学習塾は2月から新年度が始まることが多いので、小学3年生の2月に学習塾に入る必要があります。
もし、中学受験を考えているなら小学3年生の2月までに公文をやめて、中学受験対策を専門としている学習塾に切り替えるのが良いでしょう。
公文では大学受験レベルまで教材がそろえられているのですが、なぜ中学受験対策には向かないのでしょうか。
私も公文に通っていれば、中学受験は乗り切れるのではないかな、と思ったことがあります。
なぜ、公文では中学受験が出来ないのかまとめていきます。
公文では応用問題に対応できない
公文での学習は、基礎力をあげて勉強習慣をつけることを目的としているので、応用問題に対応することができません。
特に公文の算数は計算問題が中心なのに対し、中学受験の問題のほとんどは文章問題です。
中学受験での計算問題はとても配点が低く、出題されたとしても数点しか取ることができません。
公文で中学生の授業を先取りしていて完璧に計算問題を解けたとしても、ほとんど得点にならないのであればあまり意味はないですよね。
公文の雰囲気が合わない
公文は中学受験をしない子供も通っているので、雰囲気がややアットホームな傾向があります。
中学受験を目的とした学習塾では、常にピリッとした雰囲気があり、それにつられて自分のやる気を引き出す子供もいます。
周りがみんなライバルだからこそ、負けたくないというしっかりとした意志をもって勉強することができます。
公文をいつまで続けるか迷った際は、中学受験をするかどうかで判断するのも良いでしょう。
もちろん、中学受験をするなら絶対に公文をやめなければいけないわけではありません。
公文で基礎力と勉強習慣がしっかりついている子供であれば、公文に通いながら中学受験も可能です。
中学受験の応用問題は、通信教材を使うことで対策することができます。
進学塾に通うよりも月謝が安く、通学の負担もなくなるので親も子供も嬉しいですよね。
中学受験へのモチベーションを維持できるのであれば、通信教材の導入を検討してみても良いかもしれません。
公文をいつまで続けるか迷った際の1つの目安として、中学受験をするかどうか、ということを覚えておきましょう。
公文はいつまで続けるのが効果的?
公文をいつまで続けるかの目安は、算数が小学4年生、国語と英語は小学6年生です。
ずっと通い続けていた公文をやめるとなると、今までの経験が無駄になってしまうのではないか、と迷ってしまいますよね。
私も長い間続けていた習い事をやめる時は、今やめてしまったらこれから先後悔するのではないかと考え込んでしまいます。
公文を続けたい気持ちがまだ残っている場合は、教科ごとに公文をいつまで続けるか目安となる時期がありますので参考にしてください。
算数は小学4年生、国語と英語は小学6年生までが、公文を続ける目安となる理由をまとめていきます!
算数
公文の算数をいつまで続けるのが良いかの目安は、小学4年生です。
公文では計算問題を中心に、繰り返し問題を解いていく学習方法を取り入れています。
小学5年生からは図形問題が本格化し、学年が上がるごとに図形問題は複雑になり、連立方程式の文章問題も出題されるようになります。
公文では、図形問題や文章問題が出題されることがほとんどないため、小学校高学年で算数につまづく子供が多くいます。
小さなうちから公文に通っている子供は、繰り返し問題を解いていくことで、自分よりも学年が上の問題に取り組んでいることが多々あります。
計算問題中心の小学校中学年までは、授業を聞かなくても100点を取れてしまう子供もいます。
授業を聞かずに好成績を取っていた子供は授業を聞く習慣がないので、小学校高学年になった時に急に授業についていけなくなってしまいます。
算数に一度苦手意識を持ってしまうと、どんどん授業についていけなくなります。
公文に通っている子供は基礎がしっかり出来ているので、応用問題などの難易度の高い問題を理解する能力は持っています。
小学校高学年以降の勉強を公文以外でサポートすることで、好成績を維持することもできるでしょう。
公文で算数を続ける目安として、小学4年生という時期を覚えておきましょう。
国語
公文の国語をいつまで続けるのが良いかの目安は、小学6年生です。
文章の読み書きの基礎は、小学生のうちに学び終わります。
文章の読み書きであれば、公文のプリント学習はとても有効です。
小学校でも読み書きの練習をプリントでおこなうことが多いので、公文に通っていた子供はとても有利です。
しかし学年が上がると文章問題の難易度が上がるので、公文で行うプリント学習だけだと小学生のうちに限界がきてしまいます。
中学生以降に国語で好成績を取ろうとする場合には、公文の学習では足りなくなってくるでしょう。
公文の国語は、テストで好成績を取るためだけの勉強ではなく、読解力や理解力を育てていく側面を持っています。
コミュニケーション能力を育てていく上では、公文の国語は最適でしょう。
他塾では教えてくれない能力を伸ばしてくれる公文の国語は、小学生6年生まで通うのが1つの目安になります。
英語
公文の英語をいつまで続けるのが良いかの目安は、小学6年生です。
公文では、プリントで同じような問題を解いていきます。
問題の選択肢も似たようなものになってくるので、応用問題の対策は出来ません。
先生が教えてくれるわけではないので、英語でつまづいた際に解き方のコツやテクニックを教えてもらう機会もありません。
公文の学習方法は、英語に慣れることや基礎を学ぶことにはとても有効です。
英語の基礎が出来上がる小学6年生までは公文の英語を続けても良いでしょう。
公文をいつまで続けるか迷った時は、算数は小学4年生、国語と英語は小学6年生という目安を参考にしてみましょう!
私も子供を公文に入れる事になったら、いつまで続けるか目安を立てて子供の様子を見ながら決めていきたいと思います!
まとめ
- 公文に通っている子供のほとんどは、小学生のうちに通うのをやめてしまう
- 公文を小学生のうちにやめてしまうのには、7つの理由がある
- 公文をやめる理由は、公文に不満がある、プリント学習に飽きる、他の習い事に変えたい、友達の影響を受ける、授業についていけない、月謝が高い、中学受験のため
- 公文を続ける期間は、中学受験を考えているなら小学3年生の2月までが1つの区切りとなる
- 公文は応用問題に対応できず、比較的アットホームな雰囲気があるため、中学受験を考えている子供には合わないことが多い
- 公文をいつまで続けるかは、算数が小学4年生、国語と英語は小学6年生が目安となる
- 公文の算数は図形問題や文章問題が出題されることがほとんどないため、小学校高学年で算数につまづくことが多い
- 公文の国語は読み書きがメインなので、文章問題の難易度が上がる中学生の授業に対応できない
- 公文の英語は応用問題に対応しておらず、選択肢の似ているプリント学習なので中学生の授業に対応できない
公文をいつまで続けるか迷った際は、普段の子供の様子や、教科ごとの続ける目安を参考に考えてみましょう。
中学受験をするかどうかも、公文をいつまで続けるかの目安となります。
しっかりと子供の話を聞いて、お互いが納得のいく形で公文を続けていけるといいですね。
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