ホワイトボードのペンは代用することができるのでしょうか!?
ホワイトボードのペンは「書いたら消す」ことを目的に作られているため、「消す」ことを考えられていない水性ペンや油性ペンでは代用ができません。
どうして他のペンではだめなの!?
ホワイトボードに使うペンの疑問を解くために、ホワイトボードに使われているペンの成分を徹底検証しました!
また、どうしても代用品が必要な場合にはサクラクレパスから販売されている「水でおとせるクレヨン12色」を使うと消すことができますよ。
他にも、ホワイトボードのペンがつかなくなってしまった場合の復活方法と、保管の仕方、インクが服についた場合の対処法もご紹介します!
ホワイトボードのペンは代用できる!?ペンの成分を徹底検証!
ホワイトボードのペンの代用は、結論からいうと他のもので代用することはおすすめできません!
ホワイトボードのペンは「何度も書いたり消したりできること」がメリットとなっているので、他のペンで書くと消えなくなってしまいホワイトボードを傷めてしまいます。
ホワイトボードのペンに使われているインクには書いたものが消しやすいように、水性インクに使用されている「染料」ではなく「顔料」と「剥離剤(ハクリザイ)」が含まれています。
イレイザーでの消しやすさを考えて作られているので、インクは油性ですが消した時にすぐにはがれるような工夫がされています。
なぜ代用しない方が良いのか?どうしても代用品が必要な場合のアイデアを紹介していきます!
ホワイトボードに水性ペンはNG!すぐに消すようにして!
身近にあるものでホワイトボードのペンの代用としてまず考えられるのは、「水性ペン」ではないでしょうか?
「水性ペン」なら、「油性ペン」に比べて落としやすそうですし大丈夫ではないのか?と考えられる方もいると思います。
「水性ペン」を使ってホワイトボードに書いた場合、ボードの表面にインクが浸透してしまうので時間がたつとホワイトボードの表面にインクが染みこんでしまい取れなくなってしまいます。
水性のインクは書いたものに浸透するように「染料」が使用されています。
ホワイトボードに書けるのですが、書いた場合にはホワイトボードに染みこむ前にすぐに消すようにしてください!
すぐに消せばOKですが、長時間放置するのはNGです!
ホワイトボードに油性ペンもNG!?消えなくなってしまいます!
また、同じ油性ペンなら「名前ペン」や「油性ペン」はどうなのか?と考えられるかたもいると思います。
しかし、油性ペンには「剥離剤」ではなく「定着材」が含まれているため、油性ペンでホワイトボードに書くと簡単には消せなくなってしまいますので気を付けましょう!
書くことはできるのですが、消えなくなってしまうので使わないことをおすすめします。
どうしてもペンの代用が欲しい場合には水でおとせるクレヨンを使う!
ホワイトボードに使うペンの代用品がどうしても必要な場合には「水でおとせるクレヨン」がおすすめです。
子どもがホワイトボードにお絵描きするのに「サクラクレパスの水でおとせるクレヨン12色」であれば、手足や体についても水で簡単におとせるので、服に付いても安心です。
私も家で試してみましたが、ホワイトボードに書くことができますし書いたものが残ることもなく消すことができました。
ペンに比べると色のつきかたが薄く感じますが、クレヨンでもホワイトボードに書くことができました。
水でおとすことができるクレヨンなので、周りを汚してしまうのを心配せずにお絵描きをさせてあげられますね!
ホワイトボードのペンは復活できる!?ペンの保管方法もご紹介!
あなたはうっかりホワイトボードに使うペンのキャップを開けっ放しにしてペン先が乾いてしまい、困った経験はありませんか?
ホワイトボードのペンが付かなくなってしまった場合の復活方法がありますのでご説明します!
ホワイトボード用のペンが付かなくなってしまった場合の復活方法は、アルコールを補充することです!
ホワイトボード専用のペンにはアルコールが含まれているので、キャップを開けっ放しにしておくと蒸発してしまいペンが付かなくなってしまいます。
他にも、ホワイトボード用のペンは保管方法に気を付けると長く使うことができますのでご紹介します!!
キャップを閉め忘れてペン先が乾いてしまった場合
ホワイトボードのペンに使用されている成分は次のとおりです。
- 着色料(顔料)
- 樹脂
- 剥離剤
- 溶剤(アルコール)
キャップをはずしたままにしてペンが付かなくなってしまった場合は、溶剤であるアルコールが蒸発してしまい書けなくなってしまうことが原因です。
ですので、蒸発してしまったアルコールを補充すればペンは復活します!
ホワイトボード用のペンに使うのが、無水エタノールです。
無水エタノールは薬局などで販売されていますので探してみてください。
- ホワイトボードのペンのキャップに無水エタノールを入れてこぼれないようにペン先を差し込みキャップをします
- 逆さにしたまま10分ほど放置すれば、付かなくなったペンは復活します
アルコール切れでなくインクがなくなってしまっている場合にはこの方法でペンが復活します。
しかし、アルコールを入れてもペンが復活しない場合には、インク自体がなくなっている可能性がありますのでインクの補充をおすすめします!
ペンの説明書きに「アルコール系インキ」と書かれていることを確認してから、エタノールを補充するようにしてください。
ホワイトボード用のペンは、アルコールが溶剤に使用されていることが多いですが、違う溶剤が使用されている場合はそれに合わせた溶剤が必要になります。
インクがなくなってしまった場合
「キャップを閉め忘れてペン先乾いてしまった場合」を試してみてペンが復活しない場合には、インクの補充をおすすめします!
この場合、いくらアルコールを補充しても効果がないので、ペンのインク自体を補充する必要があります。
しかし、100均で購入した場合だと補充することまで考えられていないため専用のインクは用意されていないことが多いです。
インクを補充して長く使うことを考えると、補充専用のインクが用意されている「ぺんてる」や「PILOT(パイロット)」「コクヨ」などの文具メーカーのペンをおすすめします。
補充インクのみなら、比較的安価で販売されているので簡単にインクを補充することができておすすめです。
また、ペンのキャップをはずす必要のないノック式のホワイトボード用のペンもあるので、キャップを閉め忘れて乾いてしまう失敗がなくなります。
ホワイトボード用のペンは太いものから細いものまで販売しているので、用途に合わせて選んでください!
イレイザーやマグネットも一体化しているものもありますので、便利に使えますよ。
ホワイトボード用のペンの保管方法
縦向きに保管しておくとペンのインク成分である顔料とアルコールが分離してしまい、色が薄くなったり詰まったりします。
- キャップをきちんとしめる
- ペンは横向きに置く
基本的に、二つのことを守ればペンは最後まで使うことができますので気を付けましょう!
ホワイトボードのペンが服に付いた時の対処法をご紹介!!
ホワイトボードのペンが服に付いた時にはアルコールと食器用洗剤を使うとインクを落とすことができます!
ホワイトボード用のインクは油性なので、食器用洗剤が有効です。
大切なお洋服にホワイトボードのペンが付いてしまって台無しに…では悲しいですよね。
お仕事や、子どもが遊んでいて服にペンのインクが付いてしまうこともありますよね。
ホワイトボードのペンでインクを服に付けてしまった時の対処法をご紹介します!
- アルコール
- 食器用洗剤
- 汚れてもよいタオル
- ガーゼやテッシュペーパー
- テーブルや床にタオルをひいて、服はインクの付いた面が下になるように置きます
- アルコールをインクの付いた部分にかけて、ガーゼやテッシュペーパーにもアルコールを染みこませて上からポンポンとたたきます(するとタオルにインクがうつります)
- ある程度たたいたら、食器用洗剤を直接インクの部分にたらします
- インクの付いた部分を指でゴシゴシこすってつまみ洗いをします
- インクが落ちてきたら、流水で洗い流します
- あとは、いつものように洗濯をすればインク落としは完了です!
どうでしょう?インクはきれいに落ちましたでしょうか!?
油性の汚れには、食器用洗剤が役に立ちますので試してみてください!
素材を傷めてしまう可能性がありますので、大切なお洋服の染み抜きはクリーニングへおまかせしましょう!
まとめ
- ホワイトボード用のペンは「書いたら消す」ことを目的に作られているので、「消す」ことが目的ではない水性ペンや油性ペンでは代用ができない
- ホワイトボードのペンには、「顔料」と「剥離剤」が含まれていて「書いたものが消しやすい」工夫がされている
- ホワイトボードに水性ペンで書くと、「染料」が含まれているので、インクがホワイトボードに染みこんでしまいインクが落ちなくなってしまい代用できない
- ホワイトボードに油性ペンで書くと、「定着材」が含まれているので書いたものを消せなくなってしまうので油性ペンでの代用はできない
- どうしてもホワイトボードに使うペンの代用品が必要な場合には、「水でおとせるクレヨン」が代用できる
- ホワイトボードに使うペンの復活方法は、ペン先に「無水アルコール」を補充する
- ホワイトボード用のペンは「キャップをきちんとしめる」「ペンは横向きに保管する」ことを守る
- アルコールを補充してもペンが復活しない場合には、インクを補充するとよい
- ホワイトボードに使うペンのインクが服についたときは、「アルコール」と「食器用洗剤」を使うと落とすことができる
ホワイトボードのペンは、「書いたら消す」ための工夫がされており水性ペンや油性ペンでの代用はしないようにしましょう!
ホワイトボードには、ホワイトボード専用のペンを使うようにすれば長くキレイに使うことができますね♪
ホワイトボードは100均でも販売されていて手軽に利用できる商品なので、ペンの特性を理解して上手に活用しましょう!!
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