アイランドキッチンって素敵!家を建てるなら絶対アイランドキッチンにする!
アイランドキッチンはごちゃごちゃするし、匂いや油はねもありますよ!
おしゃれでスタイリッシュなアイランドキッチンですが、思っている以上にごちゃごちゃが目立ちます。
なぜアイランドキッチンは、ごちゃごちゃになりやすいのでしょうか。
それは、オープンで開放的なので、物が少し出ているだけでごちゃごちゃした印象を与えやすいからです。
一生にそう何度も経験できない家作り、アイランドキッチンを選ぶなら後悔したくないですよね!
アイランドキッチンにして後悔したという声から、どうすれば後悔しないキッチン造りができるのかを検証しました。
また、キッチンがごちゃごちゃになるのを防ぐ、収納のアイデアをご紹介します♪
アイランドキッチンはごちゃごちゃしやすい⁉
アイランドキッチンは、オープンな造りからごちゃごちゃが目につきやすいキッチンです。
オープンなキッチンはどうしてごちゃごちゃして見えるのでしょうか?
キッチンの形には大きく分けると3つの種類があります。
- アイランドキッチン
- 壁付キッチン
- ペニンシュラキッチン
アイランドキッチン、壁付キッチン、ペニンシュラキッチンそれぞれの特徴から比較していきましょう。
アイランドキッチンの特徴
アイランドキッチンとは、キッチンのどこも壁に面していない独立したキッチンのこと。
アイランドとは「島」の意味ですよね。キッチンがぽっかり浮かんだ島のような状態にあることを、アイランドキッチンと言います。
左右にも広めに廊下を作ることで、ぐるっとキッチンの周りを一回りできるのも、大きな特徴です。
キッチントップは、腰壁がないすっきりとしたテーブルのようなフルフラットで、手元を隠すものがありません。
シンクの上にも吊戸棚がなく、手元から天井まで広く空間が空いていて、とても開放的です。
まるでリビングの中にキッチンがあるような、インテリア感覚でおしゃれなキッチンにすることができます。
アイランドキッチンはリビングに近く、開放的で隠せるものがないので、キッチンのごちゃごちゃがすぐ目につきます。
しかし、みんなでキッチンを囲んで料理をしたり、ホームパーティーをしたりするのには最適ですよね!
また、奥行きが通常のキッチンより広く、バーカウンターのように活用することも可能です。
私も家づくりを始めた時、モデルハウスで見た開放的なアイランドキッチンに憧れました!
壁付キッチンの特徴
壁付キッチンとは、壁側を向いているキッチンのことです。
有名なところだと、サザエさんやクレヨンしんちゃん、ちびまる子ちゃんもこの壁付キッチンです。
リビングに背を向けて料理をすることになるので、小さな子がいる家庭ではリビングが見渡せる対面キッチンを選ぶ人が増えています。
しかし、ダイニングテーブルを後ろに置くと、できた料理をすぐに配膳できて便利ですよね!
すぐ後ろにダイニングテーブルではなく、キッチンカウンターをつけると作業もでき配膳台にもなりますよ。
また、完全にリビングから切り離して独立させると、キッチンのごちゃごちゃは一切来客からは見えないところもメリットです。
ペニンシュラキッチンの特徴
ペニンシュラキッチンとは、片側だけ壁に面しているキッチンのことです。
ペニンシュラとは「半島」の意味で、右側、左側どちらかが壁に面しており回遊ができません。
アイランドキッチンと同様、リビングに面している対面キッチンなので、壁付キッチンよりもオープンな印象を与えます。
キッチントップの前に高さを出す腰壁をつけることで、手元が隠れるので、調理中のごちゃごちゃを隠すことができます。
他にもコンロ前に壁があったり、シンクの上に吊戸棚を作ったりできるので、隠しながらもオープンなキッチンにすることができます。
腰壁をつけずにキッチントップをフルフラットにすると、アイランドキッチンほどスペースを取らずに、同じようなオープンなキッチンにもできますよ。
ここまで、アイランド、壁付、ペニンシュラの3つのキッチンの特徴をご紹介しました。
3つを比較すると、アイランドキッチンがごちゃごちゃするのは「隠せない」ことが原因だとわかりますね。
アイランドキッチンはごちゃごちゃで後悔する⁉︎
アイランドキッチンが素敵なのは、その開放感からくるものです!
しかし、ごちゃごちゃになるので毎日の掃除が大変、と後悔している声もあります。
ただでさえ毎日の掃除は楽しいものではありませんよね。
アイランドキッチンは、その開放感から少しものが置いてあるだけでごちゃごちゃしている印象になります。
そして、キッチンの上だけでなく、背面のカウンターまで丸見えになってしまうのです。
アイランドキッチンにしたことで、他にはどんな後悔があるのでしょうか?
匂いがうつる
リビングとの距離が近く、一体になっているアイランドキッチン。
壁などの遮るものがなく開放的なので、思っている以上に、カーテンやソファーへの匂いうつりが気になる方が多いです。
料理の匂いがリビングにもれてしまい、なかなか消えないと敏感な方には辛いですよね。
ショールームなどに行った際は、匂いをしっかり吸気する換気扇をプロの方に相談して選びましょう。
油がはねる
唐揚げなど油を使った料理をした場合に、気になるのが油はねですよね。
アイランドキッチンは、基本的にコンロ前や横に壁がないので、油はねが多いと悩む声もあります。
床が滑りやすくなって危ないし、もしハイハイ期の赤ちゃんがいたら、床まで飛んだ油が気になって仕方ありませんよね。
油はねには、コンロの前にガラスのパネルをつけることをおすすめします。
開放感を残したまま、前面の油はねを防ぐことができますよ。
ガラスのパネルは、フルサイズだけでなく、高さが半分だけのハーフサイズもあります!ショールームでよく見せてもらいましょう。
リビングが狭くなる
アイランドキッチンは、どこも壁に面していないため、左右に廊下を設ける必要があります。
人が通ることを考えると、90センチ前後は必要になりますよね。またキッチン自体も奥行があります。
左右や後ろの通路が狭いと、窮屈なキッチンになってしまうので、アイランドキッチンを作ることができません。
余裕のある間取りであれば良いですが、限られた土地に家を建てることの方が多いですよね。
キッチンを狭くしてもっとリビングを広くした方が良かった、と感じて後悔する方もいるようです。
私もアイランドキッチンに憧れていたのですが、少しでもリビングを広くしたかったので、アイランドキッチンは採用しませんでした。
家の間取りを作る段階から、何を優先したいかを明確に決めて、設計士と打ち合わせする必要がありますね!
費用が高くなる
アイランドキッチンにする場合、他のキッチンと比べて費用がかかります。
家を建てる時に各ハウスメーカーで標準仕様があるのですが、アイランドキッチンは標準仕様に入っていない場合があります。
私が家を建てた際は、追加オプションとしてアイランドキッチンがありました。
または、気になる匂いのために換気扇をグレードアップしたり、油はねガードをつけたりするとすべて追加で費用が掛かってきます。
住みはじめたあとで、憧れてアイランドキッチンにしたけれど、他のところに使えばよかったと後悔する声もあります。
キッチンだけでなく、断熱をグレードアップさせたい、フローリングを無垢材にしたい、お風呂を広くしたい、おしゃれな壁紙にしたい…いくらでもありますよね。
見積りが出た時に、この金額を掛けてでもアイランドキッチンにしたいのか、全体のバランスも考えて決めましょう!
私も見積りが出るたび、どこを残してどこを削ろうか、何度も相談していました。
片付けや掃除が大変
アイランドキッチンは隠せる場所がなく、すっきりさせる必要があります。
来客からも目につきやすいので、水回りやコンロ、油ハネ防止のためにつけたパネルもきれいにしないと、汚れが目立ちます。
キッチンがおしゃれなので、できるならサランラップや調理料など、生活感が出るものも隠したくなりますよね。
毎日キッチンを綺麗にできる時間的、気持ち的な余裕があるなら問題ありませんが、掃除や片付けが苦手な方は後悔してしまうことも。
おしゃれなアイランドキッチンにしたら、掃除のやる気が沸いてくることもあるので、よく検討しましょう!
毎日の掃除も必要ですが、片付けやすいキッチンにするために、計画的な収納造りも欠かせませんよね。
次章では、ごちゃごちゃを収納で解決させるアイデアをご紹介します!
アイランドキッチンのごちゃごちゃは収納で解決する‼︎
アイランドキッチンをごちゃごちゃさせないためには、キッチントップに物を置かない収納造りが必要です!
アイランドキッチンは、その開放感からキッチン本体の上に吊戸棚がなく、収納が少ないです。
アイランドキッチン本体の収納には、料理のしやすさを考えて鍋やボウル、ザルから菜箸、おたま計量カップなども調理器具や調味料などを収納しますよね。
そこに食洗器もあるので、キッチン本体の収納はすぐいっぱいになってしまいます。
もっと上手に入れることもできますが、詰め込み収納は続かないことが多いですよね。
食器や調理家電、子供のお弁当箱、食器、スタイや離乳食グッズ、ゴミ箱にゴミ袋、掃除用品…どこに置けばいいの⁉となります。
そこで、他の収納を活かして、ごちゃごちゃをすっきりさせるアイデアをまとめました!
背面収納
背面収納はクローゼットのように扉を閉めると、すべてを隠せるものがあります。
アイランドキッチンに目がいくので、背面はすべて隠してすっきりさせると、さらに素敵になります!
片付けに自信がなくても、片付ける場所がたくさんあると助かりますよね。
また、背面収納は腰の高さのカウンター収納に家電を並べ、上には吊戸棚をつけて収納力をアップさせる方法もあります!
調理家電は、キッチンの間取りを作る段階で、置き場所を確保することが大事です。
私は、調理家電が多いことがわかっていたので、間取りを作る時に、背面のキッチンカウンターを長めにすることにこだわりました。
置く場所がなくてキッチントップに常に家電が置いてあっては、せっかくのアイランドキッチンもすっきりしません。
背面収納には、お手持ちの調理家電の他に、購入予定の家電がすべて入るかをよく考えましょう。
また、ゴミ箱の置き場所も検討が必要です。ゴミ箱を背面に置くのであれば、しっかりゴミ箱置き場も計画しておきましょう!
スルータイプの吊戸棚
吊戸棚は、箱型で扉がついているイメージですが、スルータイプの吊戸棚はアイアンバーに棚板を乗せたような、すっきりした見せる収納ができます。
収納場所を増やすだけでなく、おしゃれな雰囲気づくりにも役立ちます。
統一感のある食器を並べれば、バーやカフェのような雰囲気にもできますね。
また、アイアンバーにグラスを吊り下げるように収納するのも素敵ですね!
カウンター収納
アイランドキッチンは、キッチンの前面に広めのカウンタースペースがあります。
カウンターの下をオープンにして、椅子を置くとバーカウンターのようになります。
しかし、カウンター下を収納にすることで、収納を増やすこともできますよ。
ダイニングテーブルに近いので、食器を置いたり、子供のスタイや子供用の食器を置くのも良いですよね!
リビングで使うものを置ける収納にもなるので、キッチンのごちゃごちゃを減らすことができます。
パントリー収納
キッチンの近くにパントリーを作ると、収納の少なさをカバーすることができます。
広さに余裕があれば、食品の在庫だけでなく、冷蔵庫や調理家電、ゴミ箱まで収納することもできますよね!
奥まった場所に作ることができれば、隠せる場所になるので、その活用の幅は広がります!
リビング収納
アイランドキッチンがごちゃごちゃになる原因は、調理道具だけでしょうか。
郵便物や学校からもらってきたプリント、リモコンなどちょっと仮置き…に使われてしまうことも多いですよね。
このようなリビングにあるべきものを、ちょこっと置きしてしまうだけでごちゃごちゃした印象を与えかねません。
キッチンに収納がたくさん作れない時は、リビング収納もうまく活用しましょう!
キッチンワゴン
収納は間取りの関係上広く作れない、という方はキッチンワゴンを使ってみてはいかがでしょうか。
キッチンワゴンには、木製からステンレス製のものまで様々なデザインがあるので、インテリアになじませることも可能です。
キッチン横に置いて、キッチントップに置いてしまいがちなものを、乗せておけば調理中のごちゃごちゃを防ぐことができます。
今回私が調べて実践したいと思ったのは、キッチンワゴンに炊飯器を置くことです。
ダイニングテーブルの近くまで簡単に運べて、おかわりもその場で盛ることができますよ!
茶碗やしゃもじ、テーブル回りのランチマットやお箸をひとまとめにしておくと、忘れてキッチンまで取りに行く手間も無くなりますよね。
移動する収納棚感覚で使えるので、とっても便利ですよね。
もし使い勝手が悪ければ、他の部屋で全く違う活用方法ができるのも利点です!
まとめ
- アイランドキッチンはどこにも壁に面しておらず、手元から天井まで広くスペースが空いているためオープンで開放感があるが、ごちゃごちゃが目につきやすい
- 壁付キッチンはリビングに背を向けて壁側を向いて調理をするキッチンで、キッチンだけ独立させると来客に一切見られることがない
- ペニンシュラキッチンは、左右どちらかが壁に面しており、コンロ側に壁、手前には腰壁があるので、開放感がありつつキッチンのごちゃごちゃを隠せる
- アイランドキッチンは、ごちゃごちゃしやすい他に、においや油ハネ、設置するのに広いスペースが必要、費用が掛かることが後悔の原因
- アイランドキッチンがごちゃごちゃしないようにするには、収納を計画的に造ること
- 背面やパントリー収納を使って調理家電を置く場所を、事前に決める
- スルータイプの吊戸棚を使えば、開放的でおしゃれなまま収納を増やせる
- カウンター収納には食器やリビング収納も兼用できる、またリビング収納にゆとりを持たせるとキッチントップへのちょっと仮置きを防げる
- 収納場所を広く取れない時は、移動が可能なキッチンワゴンの活用がおすすめ
ドラマやインスタで見るおしゃれなアイランドキッチン、一度は憧れますよね!
アイランドキッチンにして、後悔した…とならないように、しっかり先輩の後悔ポイントを攻略して、大好きなキッチン造りをしましょう!
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