職業訓練を受けようとした時に気になるのは、給付金についてではないでしょうか。
職業訓練を受けるにあたりもらえる給付金には、交通費も含まれています!
毎日職業訓練場所に通うとお金もかかるので、交通費が支給されるのはありがたいですよね。
職業訓練の交通費には車での異動も対象になります。
電車やバスの公共交通機関だけでなく、車での移動も対象になるのは嬉しいですよね。。
交通費の支給には、自宅から職業訓練場所までの距離が2キロ以上あるか、など条件を満たす必要がありますので確認は必須です。
交通費支給の申請方法や、いつもらうことができるのかもご紹介します。
この記事では、職業訓練を受けるにあたり支給される交通費についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください!
職業訓練で交通費がもらえるって本当!?
職業訓練を受けるにあたり給付金を受け取ることができますが、その中に交通費が含まれているのか気になりますよね。
職業訓練での給付金の中には、交通費も含まれています!
通う場所によっては交通費がかさんでしまうので、交通費がもらえるのはありがたいですよね。
職業訓練には失業手当を受給している人を対象とする公共職業訓練と、失業手当を受給できない人を対象とする求職者支援訓練があります。
今回は失業手当を受給している人を対象とする公共職業訓練についてまとめていきます。
職業訓練でもらえる給付金には、以下の4つがあります。
- 失業手当(基本手当)
- 受講手当
- 寄宿手当
- 通所手当(交通費手当)
職業訓練を受けながらもらうことができる給付金が多いのは嬉しいですよね。
ここでは給付金について分かりやすくまとめていきます!
通所手当(交通費手当)
まず、気になる交通費についてです。職業訓練を受けると、交通費として通所手当がもらえます。
通所手当は、交通手段によって金額は異なりますが、最大で月額42,500円もらうことができます。
職業訓練場所まで距離があり、交通費が多くかかってしまう場合には月額42,500円もらえるのは助かりますよね!
しかし、自宅から職業訓練をおこなう場所までの距離が2キロ未満の場合は通所手当がもらえません。
事前に自宅と職業訓練場所までの距離が2キロ以上あるか確認しておきましょう。
失業手当(基本手当)
公共職業訓練は失業手当を受給している人を対象としており、失業手当は基本手当とも呼ばれます。
失業手当は年齢や勤続年数、離職の理由などによって90日〜360日の間で受給期間が決まっています。
しかし、職業訓練中に失業手当の受給期間が終了予定だったとしても、職業訓練終了日まで延長して失業手当をもらうことができるのです。
私も職業訓練に通っている間は、ずっと失業手当をもらうことができていたのでとても助かりました!
失業手当には、申請をしてから受給開始までの給付制限期間というものがあります。
自己都合の退職の場合は、7日間の待期期間の後2~3か月程度の給付制限期間があり、失業手当をもらえるまでにかなりの時間を要します。
退職して収入がないのに、数か月間手当がないまま生活をするのは大変ですよね…。
職業訓練を受ける場合には、この給付制限期間に関係なく、職業訓練当日から失業手当をもらうことができます。
生活への心配を減らして職業訓練を受けることができるので、とてもありがたい給付金ですね。
受講手当
受講手当は、職業訓練を受けた日数に応じてもらうことができる手当です。
1日に500円、受給期間は最長40日間なので、最大で2万円もらうことができます。
公共職業安定所長が指示した公共職業訓練を受ける場合のみもらうことができるものなので、支給対象なのか確認しておきましょう。
寄宿手当
寄宿手当とは、職業訓練を受けるにあたり、扶養家族と別居することになった場合にもらうことができる給付金です。
通所に往復4時間以上かかる場合や、交通機関の便が著しく悪い場合、訓練施設の特殊性によって寄宿を余儀なくされる場合など条件があります。
条件に当てはまる場合には、月額10,700円の給付を受けることができます。
寄宿手当をもらう予定であれば、条件に当てはまるか事前に確認しておきましょう。
それでは、気になる通所手当の支給金額について、詳しくみていきましょう!
職業訓練の交通費は車でも支給される?
職業訓練を受けるにあたり交通費がもらえるらしいけど、車で移動する場合でももらうことができるの?と疑問に思いますよね。
職業訓練での交通費は、車での移動でももらうことができます!
利便性の良い公共交通機関がない場合は、車移動でも交通費が出るのは嬉しいですよね!
交通費の支給を受けるには、条件がありますので確認しておきましょう。
- 交通費の支給額は最大で月額42,500円
- 自宅から職業訓練場所までの距離が2キロ以上
- 電車やバス、自動車での移動が対象
- 最も経済的かつ合理的な交通手段と経路で支給額が決まる
あなたが職業訓練に通う場合、交通費はいくら支給されることになるのか参考にしてください。
電車・バスを利用する場合
電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合は、1か月分の定期代が交通費として支給されます。
交通費は、最も経済的かつ合理的な交通手段と経路で支給額が決まるので、自分の通いたい経路で交通費がもらえるわけではありません。
私も通いたい経路があったのですが、希望とは違う経路でないと交通費の申請ができませんでした。
通いたい経路で通うことができない場合があるので、経路の申請には注意が必要です。
電車を使って通う場合、自宅から最寄り駅までのバス代も支給対象になります。
自宅から1番近いバス停から、駅最寄りのバス停までの距離が2キロ以上の場合が対象なので、バスを使う予定であれば距離を確認しておきましょう。
最寄り駅が複数ある場合も、交通費の申請に注意が必要です。
自宅から徒歩5分の駅と徒歩15分の駅があった場合、徒歩5分の最寄り駅を使いたいですよね。
しかし、徒歩15分の駅からの方が職業訓練場所に近い場合は、最も経済的な交通手段として徒歩15分の駅からの定期券しか買えない可能性があります。
公共交通機関での交通費申請にはさまざまな決まりがあるので、しっかり確認しておきましょう。
車を利用する場合
車を使って移動する場合は、自宅から職業訓練場所までの距離に応じて支給額が異なります。
距離 | 支給額 |
片道10キロ未満 | 3,690円 |
片道10キロ以上 | 5,850円 |
厚生労働大臣の指定地域に居住する場合で 片道15キロ以上 | 8,010円 |
職業訓練を受けるにあたり、交通費申請の移動手段を車にしようと思っている場合は、自宅から職業訓練場所までの距離を調べておくようにしましょう。
職業訓練を受ける時に、交通費をいくらもらうことができるのかは交通手段で変わってきます。
私も交通費の申請をする時は、移動距離や経路をたくさん調べました!
移動距離や経路を調べるのは大変ですが、しっかり準備をして交通費の申請をするようにしてくださいね!
職業訓練の交通費はいつもらえる?
職業訓練を受ける時に交通費をもらう場合は、いつ申請をして、いつもらうことができるのか気になりますよね。
交通費の申請は、職業訓練を受けることが決まったらなるべく早く提出するようにしましょう。
職業訓練中の交通費がいつもらえるのかは、毎月中旬頃に先月末までの交通費が振込となります。
地域担当の公共職業安定所によって振込日は多少ずれるので、中旬頃に振込されるのだな…と思っておけばよいでしょう。
毎月月末締めで翌月中旬頃の振込になるので、申請書の不備で振込されないこともあるのかなと私も少し不安でしたが、きちんと振込されていました!
申請書に不備があった場合は、担当者がきちんと教えてくれるので安心して振込されるのを待ちましょう(笑)
職業訓練の交通費申請をいつ、どうやって申請するのか分からないあなたのために簡単に情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください!
提出書類
職業訓練を受けることになった場合は、できるだけ早く申請書類を提出する必要があります。
交通費の申請で地域担当の公共職業安定所に提出が必要な書類は、以下の通りです。
- 公共職業訓練等受講届
- 公共職業訓練等通所届
公共職業訓練等通所届には、受給資格者証も一緒に提出する必要があります。
提出書類に不足がないように、しっかり準備しておきましょう。
職業訓練までの移動にバスを検討している場合は、バス証明書も必要になるので準備をしておいてくださいね。
申請書への記載事項
公共職業訓練等通所届には、記載しなければならない項目があります。
- 職業訓練を受ける人の情報
- 職業訓練場所までの経路
- 通所方法
職業訓練場所までの経路は、自宅から職業訓練場所までの経路を記載します。
交通費が支給される電車やバス、自動車以外の徒歩や自転車の場合も記載が必要なので注意しましょう。
定期券を購入する場合、定期券の金額記載方法にも注意が必要です。
職業訓練場所は「職業訓練校」と呼ばれることもありますが、必ずしも通学定期を買っていいわけではありません。
1年以上の職業訓練では通学定期券を購入することになりますが、1年未満の職業訓練では通勤定期券を購入することになっています。
通う年数によって変わるのはちょっと面倒ですよね…。
私も最初、定期券の種類が変わることを知らなかったのでびっくりしました!
職業訓練の交通費の申請は難しくないですし、分からない時は担当者の方が教えてくれるので安心してくださいね!
まとめ
- 職業訓練でもらえる給付金の中には、交通費も含まれる
- 職業訓練でもらえる給付金は、失業手当(基本手当)、受講手当、寄宿手当、通所手当(交通費手当)の4つがある
- 職業訓練での交通費は、電車やバスの公共交通機関、車が対象
- 職業訓練での交通費は自宅から職業訓練場所までの距離が2キロ以上の場合に支給され、支給額は最大で月額42,500円
- 最も経済的かつ合理的な交通手段と経路で交通費の支給額が決まる
- 車で移動する場合の交通費は、片道10キロ未満は3,690円、10キロ以上は5,850円、厚生労働大臣の指定地域に居住しておりなおかつ15キロ以上は8,010円
- 交通費申請は職業訓練を受けることが決まったらなるべく早いタイミングで、公共職業訓練等受講届と公共職業訓練等通所届を地域担当の公共職業安定所に提出する
- 交通費は毎月月末締めで翌月中旬頃の振込となる
- 交通費の申請書に記載する内容は、職業訓練を受ける人の情報、職業訓練場所までの経路、通所方法
- 職業訓練で購入する定期券は、1年以上の職業訓練の場合は通学定期券、1年未満の職業訓練の場合は通勤定期券を購入する
職業訓練を受ける時には、4つの給付金がもらうことができ、交通費もその中に含まれます。
収入がない中で職業訓練に通うことになるので、給付金の存在は助かりますよね。
あなたはどの給付金をどのくらい受け取ることができるのか、記事を参考に調べてみてください!
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