産後の身体は、交通事故に遭い、全治3ヶ月の怪我を全身に負った場合と同等のダメージを受けています。
そんな産後のママをサポートする産後ケアホテル。
東京でおすすめの産後ケアホテル5選をご紹介します。
産後ケアホテルについても詳しくご紹介しますので、参考にしてくださいね。
産後ケアホテル東京おすすめ5選!
東京および東京近郊にあるおすすめの産後ケアホテルを5つご紹介します。
Mamma Levata in ホテルメトロポリタンエドモンド
Mamma Levata in HOTEL METROPOLITAN EDMONTの一番の魅力はなんといってもその立地!
- JR飯田橋駅、水道橋駅からは徒歩5分
- 東京メトロ東西線飯田橋駅から徒歩2分
- 東京メトロ有楽町線南北線から徒歩10分
- 都営大江戸線飯田橋駅から徒歩10分
都内に勤務するパパが、仕事帰りに寄るのにもアクセスがよくおすすめできます。
ホテルメトロポリタンエドモンド内にあり、全室ツインベッドとなっています。
パパや、上のお子さんも一緒の部屋に泊まれます。
一番狭い部屋でも28平方メートルあるので、広々と快適に過ごすことができます。
よもぎ蒸しや足湯のサービスもあるので、ママもリラックスできますね。
また、専門スタッフのサポートを24時間受けることができます。
育児指導や授乳指導だけでなく、赤ちゃんのケアについて、爪の切り方や鼻水の吸引の仕方まで教えてもらえますよ。
生まれたての赤ちゃんは手も爪もとても小さくて、爪切りを失敗したらどうしようとドキドキしたのを思い出しました。
専門のスタッフがお手本を見せてくれたり、自分が切るところを見ていてくれたりしたら、安心できますよね。
ホテルマイステイズプレミア赤坂
ホテルマイステイズプレミア赤坂も東京メトロ千代田線赤坂駅徒歩5分、東京メトロ銀座線南北線赤坂見附駅から徒歩10分と都内からのアクセスは抜群です。
こちらは、産後ケアホテルではなく、一般のホテルの「産後ママのベビーと⼀緒のリトリート」という宿泊プランとなります。
お子さんは、0ヶ月から1歳までが対象となっていて、1泊2日で4時間のナニーサービスを受けることができます。
また、栄養士監修の食事が朝食、昼食、おやつ、夕食、夜食の1日5回出てきます。
カトージのベビーベッドやベビーバスが用意されており、ベビーカーも無料でレンタルできます。
このプランで受けられるのはあくまでもナニーサービスなので、医療的な指導は受けることができません。医療機関と自宅との中間のイメージです。
ゆったりとした時間を赤ちゃんと過ごしたいあなたにおすすめです。
SORANO HOTEL
SORANO HOTELはJR立川駅から徒歩8分、2020年開業の新しいホテルですが、屋上のインフィニティプールやSPAがよくテレビで取り上げられています。
こちらにも韓国の産後調理院をヒントに作られた産後ケアプランがあります。
韓国では母子の健康を守るためにも、産後3〜4日で退院し、その後産後調理院で2週間程度過ごすのが一般的です。
俳優の小雪さんが産後、韓国の産後調理院に入ったことでも注目されましたよね。
その産後調理院を参考にしたSORANO HOTELの産後ケアプランですが、しっかり心身を休めるという目的から、3泊4日または6泊7日での利用を基本としています。
また、他のホテルのプランに比べて、母体の快復に重点を置いているのが特徴です。
専属のバトラーチームがつき、サポートしてくれるほか、専門家によるコンサルテーションや、1日2時間のベビーシッター、母体へのトリートメント、パーソナルトレーニングがつきます。
パーソナルトレーニングまでつくのはなかなかないですよね!
プランについている食事は朝食のみですが、ホテルでの食事や、デリバリーサービスを利用することもできます。
SORANO HOTELは元々客室が広めの設定であるため、狭い部屋でも52平方メートルあり、ゆったりと過ごすことができておすすめですよ。
HOTEL CAFUNE
HOTEL CAFUNEは神奈川県川崎市にある産後ケアホテルです。
JR川崎駅からシャトルバスで20分と交通アクセスはここまで紹介してきたホテルと比較すると不便なのですが、羽田空港がすぐ近くに見えて眺望は抜群です。
また、産後の移動にはタクシーを使ったり自家用車で家族に迎えにきてもらったりということが多いので、さほど交通アクセスの悪さは気にならないです。
川崎キングスカイフロント東急REIホテルの中にあり、ホテルならではのホスピタリティと、スタッフの持つ専門知識とで、快適な産後生活をサポートしてくれますよ。
丁寧なカウンセリング、育児指導、24時間対応の赤ちゃん預かりサービス、1日5回の食事提供と、サービスも豊富で、赤ちゃんもママも満足できること間違いなしです。
夜間の赤ちゃんの預かりにも対応しているので、ゆっくりと睡眠をとることができるのは、心強いですね。
赤ちゃんと大人ひとりでの宿泊、家族での宿泊と色々な利用パターンに応じた部屋のバリエーションが豊富に用意されているのも、他のホテルとは異なっている点です。
マミーキャンプTOKYOBAY
マミーキャンプTOKYOBAYはJR総武線下総中山駅より徒歩12分です。
2024年12月より新施設での営業を開始予定です。
全室が産後ケアに対応している産後ケア専門のホテルです。
専門の資格を持ったスタッフが、24時間体制で赤ちゃんのケアをしてくれるます。
夜眠れなくて辛い時、ゆっくり昼寝をしたい時、ありがたいですね。
ラウンジがあり、面会にきた家族をお部屋に入れずに済む点は、産後ケア専門のホテルならではでおすすめできます。
せっかく産後ケアに専念するためにホテルに泊まっているのに、人に気を遣ったのではもったいない。
産後ケアホテルのラウンジで見舞客の対応をするのは、入院中よりは心身の余裕もあり、自宅におよびするような煩わしさもなくていいですね。
産後ケアホテルが東京で安いのはどこ?
産後ケアホテル、確かによさそうだけど…結構利用料金が高いですよね。
先にご紹介した東京近郊の産後ケアホテルのうち、比較的リーズナブルに宿泊できるのは、HOTEL CAFUNEやマミーキャンプTOKYO BAYです。
比較的安いところでも1泊2日で5万円弱と、決して安いとは言えません。産後ケアホテルの利用目的から考えると、数日は宿泊することになりますので、さらに費用がかさみます。
東京で安く利用できるのはどこ?と思う気持ちはよくわかります。
でも、考えてみてください。なぜ、産後ケアホテルは、高額になることが多いのでしょう。
産後ケアホテルの利用料金が割高な理由
産後ケアホテルの利用料金は同クラスのホテルの一般的な宿泊料金と比較するとかなり高いです。
産後ケアホテルの料金が高いのは、高い専門性が必要とされる分野であり、医療機関との連携が取れていたり、きめ細やかなサービスを受けられたりするからです。
生まれたばかりで、言葉を話すことはおろか、なぜ泣いているのかもよくわからないような赤ちゃんを、何の知識もない人に任せられるでしょうか。
ただゆったり過ごせるだけで、栄養バランスなど何も考えられていない食事の提供だったらどうでしょうか。
安心して赤ちゃんやママの身体を任せてもらうための研修や人員配置には費用がかかります。
産後ケアホテルに、安さを追求するのはナンセンスではないでしょうか。
確かに費用はかかりますが、産後の順調な生活の滑り出しのためには必要な経費だと考えてはいかがでしょうか。
自治体の産後ケアサービスを利用する
産後ケアホテルまでは手が出ないけど、似たような産後のサポートがもっと安い値段で受けられたらいいな、とお考えのあなたにお得な情報があります。
各自治体の提供する産後サポートサービスです。
例えば、東京都大田区の場合、「絆サポート」という制度があります。
地域のボランティアのサポーターが日常生活をサポートする、というもので、利用対象者の中に産前2ヶ月から産後3ヶ月の妊産婦も含まれます。
30分500円(税込)で掃除、洗濯、家事、食事の支度などがお願いできます。(2023年4月現在)
東京都中野区では、「中野区産後ケア事業」があり、所定の面接を受けている方に対して産後のショートステイやデイケアなどのサービスを行っています。
中でも産後のショートケアは提携の医療機関や助産院に宿泊して、産後の疲労回復や赤ちゃんのケアを受けることができます。
ショートステイで宿泊する場合の利用料金は1泊2日で6000円(税込)と、産後ケアホテルと比べると安いです。(2023年4月現在)
大田区や中野区以外の自治体も、それぞれに産後サポートの制度を整えています。
自治体の住民であること以外に利用条件があるところもありますが、産後ケアを安い費用でお願いできるのは魅力的です。
産後ケアホテルはちょっと高いな、と考えているあなたは、検討してみてください。
生協のたすけあいサービスを利用する
生協では、助け合いサービスを展開しているところが多く、産後にも利用することもできます。
コープデリでは「くらしのたすけあいの会」というサービスがあります。
1時間600円で、家事、買い物、食事の支度などをお願いすることができます。(2023年4月現在)
生活クラブでは、エッコロたすけあい制度があります。
月々100円の掛け金を支払うことで、決められた上限まで、家事、買い物、食事の支度などをお願いすることができます。
私も生協のサービスを利用して、近くに住む組合員の方に週に1度ご飯の作り置きをお願いしていました。
生協のたすけあいは頼むのも組合員、助けるのも組合員で決してプロではないので、来ていただく前は不安もありました。
いざ来ていただくと、プロの家政婦なんじゃないか?と思うような見事な手さばきでテキパキと作り置きお惣菜を作ってくださり、味もとてもおいしかったです。
また、ご自身の育児失敗談をしてくださったり、私の娘を褒めてくださったりと心身ともにとても助かりましたよ。
娘が成長した今でも、ご飯を作りに来てほしいくらいです。
生協のサービスは、組合員同士のものなので、生協の組合員になる必要があります。
赤ちゃんが小さい時には、玄関先まで届けてくれる生協はなかなか便利です。
特にコープデリは大手なので、安い時だと近所の薬局の底値と変わらないくらいの価格で紙おむつが買えて、重宝していました。
出産を機に、加入を検討してもいいのではないでしょうか。
他にも、民間の家事代行サービスでも食事を作ったり掃除をしたりといったことをお願いすることができます。
日本ではまだまだ産後ケアの重要性の認知度が低い
先ほど、韓国では産後ケアのために、退院後2週間程度産後調理院に滞在するのが一般的だというお話を紹介しました。
産後調理院の費用は安いところで20万円くらい、高いところで50万円くらいとされています。
産後調理院の文化が普及している韓国で20万から50万といった金額であれば、日本の産後ケアホテルの費用も、決して高くはないのではないでしょうか。
また、中国や香港、台湾といった中華文化圏でも坐月子という産後ケア文化があり、人気を集めています。
元卓球選手の福原愛さんが利用したことでも有名な台湾の産後ケアセンターは、人気でなかなか予約が取れないんだとか。
産後ケアにお金をかけて、しっかり養生することは、長い目で見れば母体の快復が早かったり、産後の不調が減ったりして、メリットが多いはずです。
ところが、日本では産後ケアに対する認知はまだまだ低く、本来スタートであるはずの出産が、ゴールかのように思われている節もあります。
これから先もっと日本でも産後ケアの重要性が広まり、産後ケアホテルが普及して、より安い値段で気軽に利用できるようになるといいですね。
産後ケアホテル東京
産後ケアホテルとはどのような施設なのでしょうか?東京にもあるのでしょうか?
産後ケアホテルも、産後ステイプランがあるホテルも、東京にあります。また、都内から程近い、東京近郊にもあります。
産後ケアホテルとはどのようなところ?
産後ケアホテルは、ここ数年で急速に増えた施設で、産後の赤ちゃんとの生活のアドバイスや、ママの身体ケアなどのサービスが受けられるホテルです。
具体的には、ママがお昼寝する時間に赤ちゃんを預かってもらえたり、栄養士監修の栄養たっぷりの食事が食べられたり、授乳などについてのアドバイスをもらえたり、洗濯します。
このような指導はもちろん出産した病院でも行われているのですが、新しく学ぶことがたくさんで、一気には覚えきれません。
ましてや、ママは出産という大仕事を終えて疲れ果てた体。
短い時間で寝たり起きたりを繰り返す赤ちゃんとの慣れない生活で、睡眠不足にもなっています。
また、赤ちゃんは一人ひとり違うので、習った通りにやっているつもりでもうまくいかないことも。
産後の入院期間は経膣分娩の場合で5日間、帝王切開の場合で8日間ととても短いもの。
ほとんどのママが不安を抱えたまま退院しているのが現状です。
産後ケアのサービスを受けられる産後入院は昔からありましたが、一部の産院や助産院などに限られていて、あまり身近なものではありませんでした。
しかし、ホテルで産後ケアのサービスが受けられるということで、ハードルが低くなり、利用者が増えています。
なぜ産後ケアホテルがおすすめなの?
冒頭でも述べましたが、産後の身体は全治3ヶ月の怪我相当と言われるくらい、大きなダメージを負っています。
外見からはわかりづらいので「動けるのではないか」「怠けているのではないか」と思われてしまうことも。
しかし、とにかく休む!どうしてもしなければいけない赤ちゃんのお世話以外はできるだけ休む!
これが産後の回復をスムーズにする唯一の方法です。しかし、家にいるとどうしても色々なことが気になってしまうもの。
また、施設によってはパパも同室に泊まれるところもあり、パパの沐浴練習などをみてくれるところも!
夫婦で安心して赤ちゃんとの自宅生活をスタートするために、産後ケアホテルの利用を検討してみてはいかがですか?
半強制的に休む、という面では、第二子第三子をご出産のママにもおすすめです。
上の子には申し訳ないけど、もう数日パパやおじいちゃんおばあちゃんと過ごしてもらいましょう。
上の子もやっぱりママに甘えたい、でもママは休みたいという時が結構ありますよね。
私も第二子第三子の産後は、家事は夫にお願いしていましたが、それでも上の子関連で産後結構早くから動いていたように記憶しています。
産後ケアホテルを利用することで、ママはゆっくり休むことに専念できますよ。
そこで、思い切って家ではない環境に身を置き、身の回りの世話をしてもらったり、赤ちゃんを一時的に預かってもらったりすることで、半強制的に身体を休ませることができます。
まとめ
- 東京にも産後ケアホテルはある
- 産後ケアホテルでは、赤ちゃんを預かってもらったり、産後の母体のケアをしてもらったりすることができる
- 東京都心部の産後ケアホテルでおすすめなのはMamma Levata in HOTEL METROPOLITAN EDMONTとホテルマイステイズプレミア赤坂
- 東京都下部の産後ケアホテルでおすすめなのはSORANO HOTEL
- 東京近郊の産後ケアホテルでおすすめなのはHOTEL CAFUNEとマミーキャンプTOKYOBAY
- 産後ケアホテルは高額だが、長い目で見ればメリットが大きい
- 各自治体には自宅で産後サポートを受けられるサービスがある
- 生協のたすけあいサービスでも産後のサポートが受けられる
- 生協は食材や日用品を宅配してくれるので、たすけあい以外にも乳幼児がいる家庭には便利
- 産後ケアの重要性が広まれば、産後サポートの価格も下がるかもしれないので、これからに期待
以上、東京都内と東京近郊の産後ケアホテルについてご紹介しました。
ご家族ともよく話し合って、うまく産後ケアホテルを活用できるといいですね。
繰り返しになりますが、産後の身体が受けているダメージは、全治3ヶ月の大怪我と同じダメージです。
思ったより元気だから大丈夫などと思わずに、とにかく養生してくださいね。
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