あなたはラバーウッドを使った商品を買ったことがありますか?
ラバーウッドを使った商品は、安くて手に取りやすいものが多いですよね。
しかしその反面、傷つきやすいなどのデメリットもあります。
集成材で加工されることが多いので、安っぽい家具に見えてしまい買うのをためらうこともあるでしょう。
色々なデメリットはありますが、私自身はラバーウッドで作られた商品は木目や風合いに柔らかさがあり、とても好きです。
この記事では、ラバーウッドのデメリットだけでなくメリットにも目を向け、特徴をご紹介していきますよ!
デメリットが多いと感じていたあなたにも、記事を読んでぜひラバーウッドの商品を楽しんで頂きたいと思います♪
ラバーウッドのデメリットは多いの⁉
ラバーウッドは同じ広葉樹の材木でも、オーク材やウォールナット材、メープル材などに比べると安価で購入できます。
他と比べて安価に買えると、その分粗悪な材木でデメリットが多いように思ってしまいますよね。
実際には、以下のような点がデメリットとしてあげられます。
表面が柔らかい
最初のデメリットは、表面が柔らかいことがあげられます。
表面が柔らかいと傷つきやすく毛羽立ちやすいので、丁寧な加工で仕上げなければいけません。
強い衝撃や鋭利なものをぶつけると簡単に傷ができてしまいますので、注意が必要です。
オンラインショップで商品を買うときのように、購入前に実際に商品を手に取れない場合がありますよね。
ラバーウッドは加工状態で商品の善し悪しがかなり変わってきます。
商品の仕上げ方法をしっかり調べてから購入することをオススメします。
広い面積を1枚でとることができない
ダイニングテーブルの天板が無垢材の1枚板だと、とても美しく重厚にみえますよね。
しかし残念ながら、ラバーウッドでは天板などの広い面積を1枚板でとることができません。
そのため、集成材として材木同士をつなぎ合わせて1枚の天板にしています。
木目がバラバラで材木のつなぎ目が見えてしまうので、どうしても「安っぽい」と感じやすくなるようです。
ラバーウッドの特徴をメリットと合わせて紹介!
ラバーウッドのデメリットを見てきましたが、そもそもラバーウッドとはどのような木材なのか知っていますか?
ラバーウッドの特徴を、メリットと合わせてご紹介していきます!
ラバーウッドの特徴
品種 | ドウダイグサ科(広葉樹) |
育成地 | 南米、東南アジア |
硬度 | 硬い |
色味 | 灰白色~淡黄色 |
用途 | テーブル、椅子、デスク、収納棚、床材など |
ラバーウッドは別名「ゴムの木」と呼ばれる広葉樹で、ブラジルを中心とした南米や東南アジアで多く育成されています。
広葉樹のため硬度は硬く、灰白色~淡黄色の優しい色味が特徴です。
ラバーウッドは本来、ラテックスなどゴム材の採集を目的として育成されています。
成長が早く安定して採集できるので、他の材木に比べて比較的安価に供給されるのです。
ラバーウッドのメリット
ラバーウッドの特徴から、メリットを挙げてみましょう。
ラバーウッドのメリットを生かした安価で耐久性のある家具であれば、コスパはとてもいいですよね。
これがラバーウッドの最大の魅力と言ってもいいでしょう。
次に「表面が柔らかく滑らかな肌触り」であることで、家具の使い心地を良くします。
白っぽい色味のラバーウッドに柔らかく優しい印象も与えてくれます。
メリットにあげていますが、デメリットにも「表面が柔らかく傷つきやすい」とあげていましたね。
「表面が柔らかい」ということはデメリットではありますが、用途によってメリットにもなれる特徴なのです。
同じように「広い面積を1枚板でとれない」というデメリットがありましたね。
デメリットゆえに集成材として使われるラバーウッドですが、集成材であるから「乾燥に強く反りが少ない」というメリットをもった材木になっています。
「乾燥に強く反りが少ない」材木は加工がしやすく、家具などにしたときにゆがみが少なく経年劣化も起きづらくなります。
このようにラバーウッドの特徴を見ていくと、デメリットも捉え方によってメリットとなります。
安価で粗悪な材木のイメージだったラバーウッドですが、こんなにもたくさんのメリットがあったのです!
ラバーウッドを安っぽいとは言わせない!
デメリットがありながらも、それをカバーする多くのメリットがあることが分かったラバーウッドですが、なぜ安っぽいと感じてしまうのでしょうか?
ラバーウッドの特徴である白っぽい色味や柔らかい木目、集成材であることが、安っぽいイメージになってしまうと考えられます。
では、どのようにしたら安っぽさを感じずにラバーウッドの商品を楽しめるのでしょうか?
ここでは、ラバーウッドを上手にインテリアに取り入れる方法をご紹介いたします!
家具の種類を選ぶ
ダイニングテーブルなど大きな面が必要で、視界に入りやすい家具は避けましょう。
ラバーウッドで作られた集成材の天板は、1枚板のように美しい木目は出ません。
面積の大きいものはばらついた木目が気になり、安っぽいイメージになってしまいます。
天板に使いたい場合は、ワークデスクやサイドテーブルなど比較的面積の狭いものをオススメします。
滑らかな手触りはデスクやテーブルにとてもオススメですし、部屋の主役にならない家具であれば木目のばらつきも気になりづらくなります。
その他は、収納ラックや子供用の家具などもオススメです。
木材の使用面積が少ないことはもちろんですが、ラバーウッドの優しい風合いがとても家具の用途に似合いますよ。
明るいイメージの部屋で使用する
ラバーウッドの材木は、灰白色~淡黄色の白っぽい色味になります。
家具において白は、軽やかで明るく、ナチュラルでキレイなイメージですよね。
明るくナチュラルな自然の似合うお部屋で使えば、ラバーウッドの柔らかな素材感がとても馴染みます!
残念ながら、ラバーウッドはダークな色調の部屋には向いていません。
ダークな色調は、落ち着いた重みがあり、艶のある高級感を演出してくれます。
ラバーウッドをダークな色調の部屋に置くと、白っぽい色味も柔らかな素材感も浮いてしまいますよね。
ラバーウッド以外の素材と組み合わせる
家具の材料は、木だけでなく布、皮、スチール、ガラスなど色々な素材があります。
ラバーウッドとほかの素材を合わせることで家具にメリハリがつき、特徴を引き立たせてくれますよ。
例えば、あまりオススメしなかったダイニングテーブルでの活用ですが、ラバーウッドの天板に黒いスチールの脚をつけるとします。
すると天板の下に重みとアクセントができるので、軽やかなラバーウッドに落ち着きが出て、白っぽい天板とのコントラストも楽しめるようになるのです!
このようにあえて異素材で組み合わせたものを選ぶことで、「安っぽい」イメージではなく「おしゃれ」なイメージを持たせることができますよ♪
まとめ
- ラバーウッドは、表面が柔らかく傷つきやすいことと、広い面積を1枚板でとれないことがデメリットである
- 硬度は硬く、灰白色~淡黄色の優しい色味が特徴
- 安定した供給ができるため、安価である
- ラバーウッドのデメリットである柔らかさは、滑らかな肌触りというメリットにもなる
- 集成材にして使われるラバーウッドのメリットは、乾燥に強く反りが少ないこと
- 白っぽい色味や柔らかい木目、集成材であることが、安っぽいイメージになってしまう
- ラバーウッドの使用面積の少ない家具で、色味や柔らかさの似合う家具を選ぶと安っぽく見えづらい
- 白っぽい色味のラバーウッドは、明るくナチュラルな部屋で使うと馴染む
- ラバーウッドは異素材の材料と組み合わせることで、特徴を引き立たせることができる
デメリットが多いと思っていたラバーウッドですが、メリットも多くあることが分かりましたね。
そもそもデメリットだと思っていたことが、メリットとして活きることも驚きでしたね。
実は私の家には、ラバーウッドで作られた子供用の絵本棚があり、子供部屋らしい優しい雰囲気がとてもお気に入りです!
せっかく安価で気軽に買うことができるラバーウッドの商品ですので、良さを生かしてあなたの家でも使ってみてくださいね♪
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