保育園や小学校、家庭でも気軽に使える筆記画材といえば、クレヨン、クレパス、クーピーが思い浮かびますよね。
実は、クレヨンとクレパス、クーピーは似ている画材ですが、それぞれ特徴が異なります。
私も、小さい頃に絵を書くのが大好きだったので、よく使っていました。
私は12色のクーピーを持っていたのですが、同級生の中で24色を持っている子がいて、凄く羨ましかったのを覚えています。
この記事では、クレヨンやクレパス、クーピーの違いを特徴や成分から比較してみました!
さらに、小さなお子さんが使う場合、成分が気になったり使いやすい物を買い与えたいと考えますよね。
幼児におすすめのクレヨンを3つご紹介いたしますので、クレヨンやクレパス、クーピーの選び方でお困りのあなたは、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
クレヨンやクレパスとクーピーの特徴と選ぶポイント!
クレヨンやクレパス、クーピーは一見似ていますが、それぞれ画材としての特徴が異なります。
そのため、おすすめしたいお子さんの対象年齢も少しずつ違ってくるのです。
お絵描きに興味を持ち始め、落書きなどを始めるようになるのは、2歳からと言われています。
お絵描きに興味を持ち始めたお子さんにはクレヨン、クレパス、クーピーのどれを選んだらいいのか、それぞれの特徴から選ぶポイントをご紹介します!
クレヨンの特徴
クレヨンは芯が尖っておらず、力を入れても折れにくいので、線や丸を書くことの多い、2〜3歳の力加減のわからない小さなお子さんが扱いやすい画材です。
まさに、お絵描きに興味を持ち始めた2歳からは、クレヨンがぴったりです!
クレパスの特徴
クレパスは、軟質で伸びがいいため、面を描くのにも適しています。
重ね塗りなど、幅広い絵画表現が可能な画材のためプロにも愛用されています。
表現力が身に付いてきた4歳からおすすめの画材になります。
オイルの量が多いので伸びがいいです。そのため、多少のべたつきがあるのが特徴の画材です。
クーピーの特徴
クーピーは、折れにくくて消しゴムでも消しやすく、鉛筆のように軽く削ることができ全部が芯になっている色鉛筆です。
何色も塗り重ねても色が濁ることがなく、重ねて塗ることで美しく鮮やかな色味を表すことができます。
クレヨンのように折れにくいので、年齢問わず使いやすい画材です。
どのような作品を描きたいのかによって、どの画材を選べばいいか判断してみてくださいね!
クレヨンとクレパスの違いは何!?成分を比較!
「クレヨン」とは一般名称になりますが、「クレパス」については株式会社サクラクレパスが開発、販売した画材の商品名で商標登録名です。
サクラクレパスという種類は聞いたことありませんか?そうです、あの大手文具メーカーです!
クレパスという種類だと思っていましたが、まさか商標登録名だったとはビックリですね!
では、違いは商標登録名だけでしょうか?クレヨン、クレパス、クーピーのそれぞれの成分や違いを詳しく調べてみました!
クレヨンの成分
クレヨンの成分は顔料(がんりょう)という色のついた石を粉状にしたものと、ろうそくのろう、滑りをよくするためのオイル、炭酸カルシウム、滑石(かっせき)になります。
顔料がは自然からはたくさん採取できないので、石油から人工的に作ることが多いようです。
クレパスの成分
クレパスの成分は、クレヨンと同じです。しかし、材料の分量が違います。
クレパスは滑らかさや柔らかさ、伸びの良さを出すためにオイルの量が多いですが、クレヨンは折れにくさなどから蝋(ろう)が多く含まれています。
クーピーの成分
ちなみにクーピーの成分は顔料、ワックス、そしてポリエチレン樹脂です。ポリエチレン樹脂はプラスチックになります。
なぜプラスチックが含まれているのかというと、それは消しやすくするためです。
ポリエチレン樹脂は紙の表面の凸凹に入り込みにくいため、消しゴムで落としやすくなります。
クーピーを尖らせるために削って使用したことがあると思いますが、この時に出る削りカスはすべてプラスチックになります。
クレヨンとクレパスの幼児におすすめな3つの商品を紹介!
幼児向けにクレヨンをいざ買おうとしたとき、お店にはたくさんのクレヨンやクレパスが並んでいて、どれを買おうかあなたは迷ってしまいませんか?
クレヨンの購入に迷っているあなたに、幼児におすすめのクレヨン、クレパスを3つ紹介します!
私の経験も踏まえ、おすすめしたい商品は以下の3つです。
商品名 | ブンチョウHazuki Company ベビーコロール 12色 | ぺんてる ぺんてるクレヨン 12色 | サクラクレパス クレパス 12色 |
種類 | 油性クレヨン | 油性クレヨン | 油性クレヨン |
価格 | 1,280円(税込) | 550円(税込) | 572円(税込) |
100円ショップでも気軽に購入できるクレヨンですが、素材や使いやすさから厳選しましたので、是非お子さんにぴったりな商品を選ぶ参考にしてください!
それでは、幼児向けおすすめ3つの商品について、詳しくご紹介していきますね。
ベビーコロールのクレヨン
ベビーコロールのクレヨンは、丸い形状から小さなお子さんの手のひらに収まるため、しっかりと握って絵を書くことができます!
万が一口に入れても害のない作りなので、初めてのお絵描きにとてもおすすめのクレヨンです!
価格表からわかるように、クレヨンとクレパスは成分が同じという事もあって、価格はそんなに差がないですが、ベビーコロールは害のない成分でできている分、価格は高めですね。
ぺんてるのクレヨン
ぺんてるクレヨンは、ビニールやペットボトルにも描くことができるんです!
想像力がある年齢だと、紙以外に書けるという点は面白さや絵を書くことへの意欲にも繋がっていきます。
サクラクレパスのクレパス
サクラクレパスのクレパスは、塗りやすさと滑らかさを追求し作られたため、子供から大人まで人気の商品です。
1本単位で販売もしているのは、嬉しいポイントですね!
私の子も、「ママ!赤だけなくなった!」とよく言うのですが、赤のクレヨンのためにまた1セット購入は躊躇(ちゅうちょ)してしまうので、欲しい色だけ変えるのはおすすめポイントの1つです!
もしほかの企業のクレパスが欲しい場合は、オイルパステルで探してください!
クレパスで検索しても、商標登録名になるので、サクラクレパスの商品しかネット上で表示されません!
おすすめ3つ以外にもクレヨンはたくさんありますので、ぜひお子さんに合ったものを見つけてくださいね。
まとめ
- クレヨンは折れにくいので、2歳くらいからの小さなお子さんでも扱いやすい
- クレパスは、重ね塗りができるので、表現力の身についた4歳からがおすすめ
- クーピーは、折れにくく重ね塗りもできるので、年齢問わず使いやすい
- 「クレヨン」は一般名称で、「クレパス」はサクラクレパスの商標登録名である
- クレヨンとクレパスは同じ成分だが、クレパスのほうがオイル量が多く伸びが良い
- クーピーの成分は、消しやすくするために、プラスチックが含まれている
- 幼児におすすめのクレヨンは、「ベビーコロール」「ぺんてるクレヨン」「サクラクレパス」の3つ
- ベビーコロールは、丸い形状で口に入れても害のない成分で出来ているので、小さな子供におすすめ
- ぺんてるクレヨンのクレヨンは、ビニールやペットボトルにも書けるので、想像力豊かになってきた幼児におすすめ
- サクラクレパスのクレパスは、1本単位で購入可能なので、たくさん絵を描く子供にぴったり
クレヨンとクレパスは同じ成分なので、年齢によって扱いやすさを重視して選んであげましょう!
クーピーはクレヨンのように折れにくいですが、プラスチック成分があるため小さなお子さんが口に含めるリスクを考えると、あまりおすすめはできません。
小さなお子さんには、口に含んでも安全な成分でできた画材を選んであげましょう!
小さな頃から絵を書くことで、感性も磨かれます!扱いやすさ、成分も考えてお子さんには安全に楽しくお絵描きを楽しんでほしいです!
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