多くの小学校で1月になると入学前の準備説明会が開かれます。手提げや給食袋など色々なものがある中で、お子さんが目にする時間が長いのが筆箱です。
特に女の子はこだわりが強そうですから、気に入った筆箱を選ばせてあげたいですね。では、何を基準にして選べば良いのでしょう?
実は、一年生になる女の子の筆箱選びには色々なポイントがありますよ。
どんな色のペンを使うかなどで個性が出せる中高生とは違い、小学生の筆箱の中身はほぼ決まっていて、人と差をつけることは難しいです。
この記事では、一年生になる女の子の筆箱の選び方や女の子に人気の筆箱ベスト3をご紹介します。
また一年生の筆箱で使いやすいポイント、おすすめの筆箱もまとめました。
何を基準に筆箱を選べばいいかわからないあなたは、是非参考にしてみてください!
一年生の筆箱を女の子はどう選ぶ?人気ベスト3もご紹介
一年生になるためのお買い物のひとつが筆箱です。ショッピングモールや百貨店の入学準備品売り場には、色とりどりの筆箱が売られています。
キティちゃんやすみっコぐらし、ディズニープリンセスなどの女の子に人気のキャラクターがあしらわれたデザインのものもあります。
女の子のランドセルの人気色、ピンクや水色、ライトパープルのものもあります。
ランドセル選びの時も、女の子は色やデザインにこだわりがある子が多いですよね。
筆箱選びにも女の子のこだわりは見られます。新一年生のお子さんが楽しく学校に通えるためにも、好きなものを選ばせてあげたいですよね。
しかし、学校の規定でキャラクターものや余計な機能が付いているものは使用禁止となっているところもあります。事前に確認しましょう。
そこで、ここからはキャラクターや余計な機能が付いていない一年生の女の子に人気の筆箱ベスト3をご紹介します。
どのようなタイプが人気なのか、女の子の筆箱を選ぶ基準として参考にしてください!!
第1位ヨコピタ シングル ライトバイオレット
第1位はサンスター文具から出ている「ヨコピタ シングル ライトバイオレット」です!
ランドセルでも根強い人気のライトパープルが1位になりました。ライトパープルのランドセルはもはや定番ですよね。
こちらの商品は、片面開閉でふたがひとつなところ、余計な機能がついていないところが人気の秘密のようです。
やはりここ数年の傾向として、無難な無地のタイプが人気なようです。
ヨコピタシングルシリーズは、ライトバイオレット・ネイビー・ブラックの3色展開なので、女の子からの人気はライトバイオレットに集中するようです。
同じヨコピタブランドの両面開きのスタンダードタイプになると、カラーバリエーションが8色に増えます。
カラー展開は豊富になりますが、重さも増えてしまうのが難点ですね。
少しでも荷物を軽くしたい一年生の女の子の筆箱としては、シングルタイプに人気が集まっています。
第2位ピッタントン 2ドア コーラルピンク
第2位はクツワから出ている「ピッタントン 2ドア コーラルピンク」です。
プラスチックの部分はパープル、合皮の部分はピンクとツートンカラーになっているのがかわいいですね!
2ドアですが、授業に必要なものは一通り鉛筆側に入れることができるのも特徴です。
第3位ヨコピタ シングル リボン ライトバイオレット
第3位はサンスター文具の「コンパクトふでいれヨコピタ シングル リボン ライトバイオレット」です!
リボンモチーフつきのものがランクインしました。
こちらの商品はライトバイオレット・ライトブルー・ライトグリーンの3色展開なのですが、ラベンダーが人気のようで、サイトによっては売り切れているところも!
お友達と差をつけたい、少しでもいいから女の子らしいモチーフがついているのがいい、というお子さんから人気を集めているようです。
ただ、学校でこういったワンポイントが許容されるかどうかは一度確認なさったほうが安心です。
先生たちもお忙しいとはいえ、お子さんにいい学校生活のスタートを切って欲しいという気持ちは同じなはずですよ。
女の子に人気の筆箱ベスト3をご紹介しましたが、カラーが豊富でびっくりしました。
好きなカラーを選ぶとウキウキして学校生活も楽しくなりそうですよね♪
カラーではなく、重さを重視するならシングルタイプがおすすめですよ。
さあ、次の章では一年生が使いやすい筆箱を選ぶ時のポイントをご紹介します。
一年生の筆箱で使いやすいのはどれ?
この章では、一年生が使う筆箱を選ぶ時のポイントを4つ紹介します。使いやすいものはどれか、選ぶ際の参考にしてもらえれば嬉しいです。
マグネット開閉タイプかどうか
筆箱には化粧ポーチのように横置きでファスナー開閉のものや、ペンたてのように縦向きで置けるもの、そして箱型でマグネットで開閉するタイプなど、さまざまなものがあります。
この中でおすすめなのは、マグネットで開閉するタイプのものです。
マグネットで開閉するタイプのものは、筆箱の開閉がワンタッチで、筆箱を机に置いた状態で開けたり閉めたりすることができます。
消しゴムを出したり、赤鉛筆を出したりと、意外に授業中の筆箱の開閉は多いもの。
いちいち筆箱を手に取って、必要なものを出して、また閉じて、という作業は、ただでさえ机に座って授業を受けることに慣れていない一年生には大変です。
ではペンたてのように使えるものは?と思うかもしれません。
でも、ペンたてのように使えるタイプは、開けっぱなしで立てておくことになるので、手が当たって筆記用具が床に散らばる、なんてことになりかねません。
入学準備コーナーにマグネット開閉の筆箱ばかりが並んでいるのには、ちゃんと理由があったんですね。
ランドセルの中に横置きできるかどうか
これは、なかなか気づきにくいポイントだと思うのですが、筆箱のサイズも重要です。ランドセルの中に横置きできるサイズのものが使いやすくて、おすすめです。
筆箱の縦の長さが、ランドセルの横幅よりも大きいものだと、教科書類と一緒に縦に入れることになります。
ところが、ランドセルに横置きできるサイズのものだと、教科書類を入れた後、最後に上から筆箱を入れることができるんです!
帰りの会になればほとんど使わない教科書類に比べて、筆箱は、連絡帳を書いたり、プリントに何か書いたりと結構下校ギリギリまで使うことが多いよう。
最後にヒョイっと入れられるのは思った以上に便利なようです。
また、筆箱が上に入れられれば、より多くのものが入れられるので、体操服を持ち帰りの日でも、全部ランドセルに入れて両手は空いた状態なんてこともできるようです。
私の娘が最初使っていたものは、ランドセルの中に横置きできないタイプのものでした。
しかし、ランドセルの中での収納が不便だったようです。
同級生が横置きできるタイプのものを使っているのを見て「あれは使いやすそう!」と思ったようで、買い替えたいと相談されました。
毎日使うものなのでそれで快適になるならと買ったのですが、思った以上に使いやすいようで、6年生になった今も現役で使われていますよ。
片面開閉かどうか
マグネットで開閉する箱型の筆箱がおすすめです、と先に述べましたが、マグネットで開閉する箱型の筆箱には、片面開閉のものと、両面開閉のものがあるのは知っていますか?
使いやすいのは、片面開閉のものです。両面開閉だと、裏側に入れたものを出すときには筆箱を一旦持ち上げないといけません。
ひっくり返して、必要なものを取り出して、また閉じてという作業になります。
小さい机いっぱいに教科書やノートを広げて授業を受けることに慣れている上級生ならまだしも、授業を受けることにも慣れていない一年生には、大変な作業です。
また、片面開閉のタイプの方が、一つの収納スペースに深さがあるので、ゆとりを持って鉛筆類を入れることができます。
予備を考えて多めに鉛筆を入れておきたい、などのニーズにも応えることができますよ。
無地かどうか
入学準備コーナーに行くと、色とりどりの筆箱が並んでいます。
キティちゃんやディズニープリンセスなど人気のキャラクターのデザインのものもあり、子どもは喜ぶのではないでしょうか。
しかし、無地のものをおすすめします。キャラクターの絵が書いてあることで、学習に集中できない子がいるのだそうです。
また、お友達がうらやましがってトラブルの原因になることもあるんだとか。
もちろん、お子さん一人一人によって性格も違うので、絶対にということではないのですが、無地のものを選ぶのが無難です。
学校によっては、こういったことを見越して「無地で」と指定してくるところもあります。
私の娘の通っている小学校でも「無地で」と指定されていたのですが、エンボス加工くらいならいいかな、と思い、ミニーちゃんのシルエットがエンボスされているものを選びました。
ところが、学校の先生から「エンボス加工でも、キャラクターものは禁止です」と言われてしまい、泣く泣く買い換えるハメに・・・。
こんな事態を防ぐためにも、無地を選ぶのをおすすめします。
メーカーの方もこのあたりの事情は把握しているのか、無地のものもカラーバリエーション豊富に売られています。
同じピンクでも、ホットピンク、パールピンクなどいろいろあるんですよ!
もし、キャラクターものの方が楽しく学校に通えそうとお考えの場合は、お子さんが通う予定の学校の方針を確認してみてくださいね。
余計な機能がついていない
最近はだいぶ見なくなりましたが、消しゴムを入れる部分が別になっていたり、ボタンを押すと鉛筆削りが飛び出すしくみになっていたりする商品があります。
余計な機能がついているものは、避けておいたほうが無難です。
先程無地のものがおすすめだとお話ししましたが、こちらも同じ理由です。
いろいろな仕掛け、機能がついていると、一年生はどうしても気になって、触ってしまうんですね。
その機能に惹かれてお子さんが選んだ場合、使えなくてがっかりさせてしまうかもしれません。
それであれば、最初から選択肢から外しておきたいですよね。
とはいっても、このタイプは以前に比べてほとんど見かけません。
これもやはり、学校での指示をメーカー側が把握しているからでしょうね。
上の子のお下がりを使う場合などには注意してくださいね!
一年生の筆箱のおすすめをご紹介!!
前の章では一年生の使いやすい筆箱を選ぶポイントを4つ挙げました。では、実際のところどの筆箱がおすすめなのでしょうか。
前の章で2つ目のポイントとして挙げた「ランドセルの中に横置きできるかどうか」これは、メーカー側でもウリとして、ブランド化していることがほとんどです。
サンスター文具株式会社の「ヨコピタ」シリーズや、ショウワノート株式会社の「ハイるん」シリーズです。ヨコピタシリーズは女の子に人気ランキング1位と3位でしたね。
これらのシリーズのものは、1つ目のポイントの「マグネット開閉」2つ目のポイントの「ランドセルの中に横置きができる」は満たしていることになるので、一年生に強くおすすめできます。
あとは、出ているものの中から色等を選んで、「この中だったらどれがいい?」という風に、お子さんに選ばせてあげるのがよいのではないでしょうか。
この方法だと、お子さんは自分で筆箱を選ぶことができて自尊心が満たされ、お父さんお母さんは勉強に集中しやすい環境を用意してあげることができ、お互いにメリットがあります。
一年生ともなれば、なぜお父さんお母さんが選んだ選択肢から選ばなくてはいけないのか、しっかり話せば理解してくれる子が多いです。
また、幼稚園や保育園での子ども同士の情報交換も盛んなようです。
お友達が買ったものの話を聞いて、急に意見が変わるなんてこともあります。もし、お父さんお母さんが選んだ中からでは、納得してくれない場合ママ友と結託するのもいいかも!?
どのメーカーもホームページで商品を紹介しているので、事前に調べてから店頭に買いに行くのもおすすめです。
また、店頭ではどうしても種類が限られてしまうので、Amazonや楽天などのネット通販で購入することも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 入学準備品の中でも、意外に気をつけて選ばないといけないのが筆箱です
- 女の子の筆箱選びはランドセル同様、こだわりが強い傾向が見られます
- 実際のランキングを見るとヨコピタシリーズ、色はライトバイオレットが女の子には根強い人気のようです
- マグネット開閉の箱型タイプが一年生にはおすすめです
- ランドセルの中で横置きできるタイプが一年生にはおすすめです
- 片面開閉のものが一年生にはおすすめです
- 無地のものが一年生にはおすすめです。無地でも、女の子らしいデザインのものはたくさんありますよ
- 消しゴム入れが別になっている、ボタンを押すと鉛筆削りが出てくるなどの高機能タイプはやめておきましょう
- おすすめのものの条件を踏まえて、お父さんお母さんが選択肢を作り、お子さんに選ばせてあげるとよいでしょう
- 選択肢を作る際には、学校からの条件、お子さんの性格など実情を考えて作るとよいでしょう
以上、意外に知らない一年生の筆箱の選び方についてまとめてみました。
今回は女の子の事情を中心にお話しましたが、男の子でも選ぶポイントは変わりません。
お子さんがいい小学校生活のスタートを切れるよう、筆箱選びからサポートしてあげてください!
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