あなたはどの電力会社と契約していますか?すでにオール電化の方やこれから検討する方も、まずはシミュレーションしてから契約したいですよね!
引っ越しやマイホーム購入に伴い、電力会社の見直しを考える方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。オール電化にする方も年々増えていますね。
私は家を購入してからオール電化デビューしました!まずは月の電気代にびっくり‼︎
電気が動力の全てになったとはいえ高いと感じています。あなたも悩んでいませんか?
電力会社を自由に選べるからこそ、シミュレーションで比較検証することが大切です!とは言え、電力会社は多すぎて迷いますよね。
オール電化だとプランによって大きく変わることがあります。
まずはシミュレーションで、あなたに合った最適な電力会社、プランを見極めましょう!
電力会社のオール電化のシミュレーションを比較すると判明するのは⁉︎
各電力会社のオール電化でのシミュレーションを比較してみると、新電力会社が狙い目だということがわかります。
「新電力」とは、電力の自由化に伴い、これまでの大手地方電力会社10社以外に立ち上げられた電力会社のことを指します。
その数は752事業者にもなります。(2022年4月現在)
私は電力自由化になってからも、ずっと大手電力会社と契約していました。
これまではオール電化ではなかったので、料金もこんなものかとあまり気にしていなかったからです。見直しもなんだか面倒で…。
でもオール電化に変わり、電力が生活の基盤となったからこそ、少しでも安い電力会社と契約したい!という気持ちが強いです。オール電化に特化したプランも多数あります。
シミュレーションを通して電気料金の安さはもちろんですが、会社独自の割引や、ポイント還元サービスなどにも注目して選ぶことで、よりお得になりますね♪
大手地域電力会社と複数の新電力会社それぞれのオール電化向けプランをシミュレーションしてみました。
オール電化向けのプランとは、日中の電気代の単価は高めに設定されています。
その分夜間から早朝にかけては割安で電気を使うことができます。(季節によって料金が変わるプランもあります。)
この割安な時間帯に、エコキュートや洗濯乾燥機などの消費電力の大きい家電を稼働させるのが、お得に使うための一般的なやり方ですよね。
私も炊飯器を電気代の割安な早朝に炊けるようにセット、食洗機や洗濯乾燥機を夜中に稼働するように予約してから寝るようにしています。
今回は大手地域電力会社を比較対象としてシミュレーションしてみました。前提条件は以下としています。
- オール電化
- 1世帯4人家族
- 日中家に人がいない
- 夜間に稼働するエコキュート等の機器がある
- 契約は6kVA(60A)
- 使用料金は月平均1,6000円(全国のオール電化プランに契約している世帯の平均金額の端数切り捨て)
表の左から差額の大きい順になっています。同じ会社でもプランによって差額が変わるものもあるので注意です。
東京電力との比較
東京電力エナジーパートナーの、オール電化に特化した「スマートライフL」というプランを基準(ゼロ)として差額をシミュレーションしました。
電力会社 | コスモでんき | コスモでんき | 九電みらいエナジー | 九電みらいエナジー |
オール電化プラン名 | コスモでんきポイントプラスオール電化(kVA契約) | コスモでんきスタンダードオール電化(kVA契約) | JALでんきN(ナイト) | dポイントプランN(ナイト) |
初年度の差額 (特典金額を含む) |
-12,852円 | -12,141円 | -12,430円 | -10,739円 |
契約解除料の有無 | 無し | 無し | 無し | 無し |
加入条件の有無 | 有り | 有り | 有り | 有り |
関東では、コスモでんきと九電みらいエナジーに差額の大きいプランがありました。
電気の使い方は今まで通りでも、プランを変えるだけで年間1万円以上節約になるのは大きいですね。
コスモでんきは、旧一般電気事業者の同等の料金プランからのみの切り替えが加入条件です。
九電みらいエナジーは、エコキュートや電気温水器等の「夜間蓄熱式機器」または「オフピーク蓄熱式電気温水器」の設置が加入条件になります。
これらについては検討が必要ですが、契約解除料は必要ないので嬉しいですね。
関西電力との比較
関西電力では、「はぴeタイムR」というオール電化向けプランを基準(ゼロ)にして比較しています。
電力会社 | コスモでんき | コスモでんき | コスモでんき | TERASELでんき |
オール電化プラン名 | コスモでんきポイントプラスオール電化 | コスモでんきスタンダードオール電化 | コスモでんきグリーンオール電化 | 超TERASEL関西A |
初年度の差額 (特典金額を含む) |
-12,435円 | -12,005円 | -9,335円 | -4,274円 |
契約解除料 | 無し | 無し | 無し | 無し |
加入条件の有無 | 有り | 有り | 有り | 無し |
関西地域でもコスモでんきの差額が大きい傾向があります。
コスモでんきのこれらのプランは、旧一般電気事業者の同等の電気料金プランからのみ切り替えを申し込むことができます。
この加入条件を満たしていないと切り替えられないのが残念なところです…。
その点でいえばTERASELでんきは加入条件もないので切り替えやすい印象ですね。
九州電力との比較
九州電力は、従来から設定されている標準的な夜間時間帯である22時から翌8時まで割安な料金で利用できる「電化でナイト・セレクト22」を基準(ゼロ)にします。
電力会社 | イデックスでんき | コスモでんき | コスモでんき | コスモでんき |
オール電化プラン名 | 夜トクプラン | コスモでんきポイントプラスオール電化 | コスモでんきスタンダードオール電化 | コスモでんきグリーンオール電化 |
初年度の差額 (特典金額を含む) |
-14,209円 | -13,286円 | -12,434円 | -9,478円 |
契約解除料 | 無し | 無し | 無し | 無し |
加入条件の有無 | 無し | 有り | 有り | 有り |
九州地域では契約解除料も加入条件もいらないイデックスでんきの差額がいちばん大きい結果となりました。
コスモでんきは、旧一般電気事業者の同等の電気料金プランからのみ切り替えを申し込むことができます。
加入条件についての詳細は、各電力会社のHPなどで確認してみましょう。
大手地域電力会社がいちばん高い⁉︎
上の表だけではわかりませんが、大手地域電力会社の全てのプランが、新電力会社より高いというわけではありません。
上記の表はあくまでも、前提条件のもと、より安いプランを載せたものになっています。
普段の電気使用量、使用時間などのライフスタイルによっては、新電力の方が割高になってしまうこともあるので注意が必要です。
なかでも、大手電力会社が以前提供していた旧オール電化プランは、現在提供されているプランや新電力のオール電化プランよりも割安になっているのです!
旧オール電化プランで契約している場合、ライフスタイルに大きな変化等がなければそのまま継続しましょう。
それには当てはまらず、これからオール電化プランを検討、見直しする場合は、やはり現在の契約からシミュレーションをして比較してみましょう!
上記の表は一般的な条件となっていますので、当てはまる方はぜひ参考にしてください。
お住まいの地域や、現在契約している電力会社によっては契約条件、内容などに違いがある場合もあります。
シミュレーションをみることによってピッタリのプランがイメージしやすいですね♪
あなたはどの電力会社が気になりましたか?次の章では電力会社のおすすめについて紹介していきます!
電力会社のオール電化プランのおすすめをご紹介!
電力会社のオール電化プランのおすすめは、世帯ごとの電気をよく使用する時間帯や、日頃どんな種類のポイントを貯めているかなどによってさまざまです。
オール電化向けのプランはひとつの電力会社の中にもいくつか種類があり、プランによって受けられる特典が変わってくる場合もあります。
だからこそ迷ってしまいますが、電気料金の安さだけではなく、あなたに合った特典、加入条件や諸経費の有無などにも注目しながら選んでください!
これからおすすめする電力会社の中に、あなたにピッタリのオール電化向けプランが見つかるかもしれません♪
あなたのライフスタイルに当てはめながらチェックしてみてくださいね。(2022年4月現在)
idemitsuでんき
idemitsuでんきの「オール電化プラン」はこんなあなたにおすすめです!
- ガソリン車を保有している
- 電気自動車を保有している
- 電気も車もたくさん使っている
- 加入条件のないものがいい
- 契約手数料、解約違約金等のかからないものがいい
- 地方(離島、沖縄除く)でも契約できるものがいい
ガソリンでお馴染みの出光興産が運営しているので、カーオプションが充実しています。
「ガソリンコース」か「EVコース」のどちらかを選択でき、「ガソリンコース」ではレギュラー、ハイオク、軽油が毎月100Lまで2円/L割引になります。
「EVコース」は電気自動車(EV)の月間電気使用量が300kWhを超過した月に限り月200円(税込)が割引になります。
地方で車がないと生活できないというあなたにもおすすめです。
私は地方在住なので、全国に対応しているのも嬉しいポイントです♪
プラン内容は、関東地域で例えると、東京電力EPの「スマートライフL」に相当するものとなっており、夜間5時間(午前1時から午前6時)の単価が安く設定されています。
「スマートライフL」よりも基本料金が割安に、電気量料金が同額に設定されています。
Looopでんき
Looopでんきの「スマートタイムプラン」はこんなあなたにおすすめです!
- 基本料金は0円がいい
- ピークタイム(主に夏、冬の日中)は電気をほぼ使用していない
- 契約手数料、解約違約金等のかからないものがいい
- 地方(離島、沖縄除く)でも契約できるものがいい
「スマートタイムプラン」の特徴は、基本料金が0円、電力量料金は季節と時間帯によって変わるところです。
料金が時間や季節などによって変わるので、私のように把握が面倒だという方にはおすすめできません。
東京電力EPの「スマートライフプランS/L」と比べると、春、秋の10時から16時の時間帯は割安に設定されています。
電気の使用時間に気をつければ、お得に使うことができますね。
コスモでんき
コスモでんきの「コスモでんきポイントプラスオール電化」はこんなあなたにおすすめです!
- 大手地域電力会社の特定のプランを契約している
- dポイントをためたい
- 契約手数料、解約違約金等のかからないものがいい
「コスモでんきポイントプラスオール電化」のお得な点はなんと言ってもdポイントが貯まることですね!
コスモでんきは地域の電力会社の現行オール電化プランと基本料金、電力量料金が同じです。
これに特典としてポイントが貯まる仕組みになっています。
ポイント還元率は毎月の電気料金が11,000円(税込)未満だと1パーセント、11,000円から17,600円未満だと3パーセント、17,600円以上だと5パーセントとなっています。
オール電化だと電気料金は高くなりがちなので、ポイントとして還元されるとあっという間にたまりますね♪
加入条件は、大手電力会社のオール電化プラン、例えば東京電力の場合は「スマートライフS/L」からの切り替えが対象となっています。
あなたが現在、お住まいの大手地域電力会社のオール電化プランで契約しているのなら、加入条件の対象となるプランかぜひ一度チェックしてみてください!
HTBエナジー
HTBエナジーの「ぜんぶでんき」はこんなあなたにおすすめです!
- 大手電力の現行オール電化プランで契約している
- 国内、国外問わずよく旅行する
- 最低1年は契約することができる(1年未満だと解約違約金が発生するため)
HTBエナジーは契約すると、H.I.Sの旅行が割引になる特典があります。
国内、国外ともに1人1,000円から3,000円の割引です。
回数に制限はないので、旅行好きの方におすすめのプランです。
もちろん料金設定も、大手電力会社の現行オール電化プランより安くなっています。
電力会社のオール電化おすすめプランはいかがでしたか?
今回紹介したプラン以外にも、いろいろなポイント(JALマイルやWAONポイントなど)がたまるプランもあります。
前の章でもお伝えしましたが、大手電力会社が一番高いわけではありません。
新規受付を停止しているプランでは、一度解約するともう加入することができないので注意しましょう。
現在の契約内容をよく確認した上であなたの条件に合うプランを見つけて、お得に電気を使ってくださいね。
電力会社のオール電化には太陽光を利用した方がお得⁉︎
あなたは電力会社のオール電化向けプランを検討したとき、太陽光を利用した方がお得なのでは?と考えたことはありませんか。
条件、組み合わせによっては、電力会社のオール電化プランと太陽光発電を導入することで、よりお得になることがあります。
私の場合はマイホームを立てる際、太陽光パネルもセットの商品にしました。
初期投資よりも、将来的に売電価格が上回ると判断したからです。しかしそれにも条件があります。
どのくらいの電気を作ったり売ったりすることができるのか、初期投資を回収することができるのかなど、疑問がたくさんあると思います。
これから太陽光発電の導入を考えているあなたに、オール電化と太陽光の組み合わせについて、知りたいこと、知っておいてほしいことをまとめました!(2022年4月現在)
太陽光発電システムなどの導入にかかる費用と補助
相場は1kWあたり20万円から30万円となっています。
新築で太陽光発電を導入する場合は、足場を新しく組む必要はありません。
しかし既築住宅の場合は足場を組むなどするため、設置費用が高くなってしまう傾向にあります。
家庭用蓄電池の導入費用は、80万円から200万円くらいが相場となっています。
金額に幅があるのは、蓄電池の種類や容量、設置業者によるものです。
導入する場合、太陽光発電システムと同時に工事を行えば、導入費用を抑えることが可能です。
オール電化へのリフォームや太陽光の導入をする際は、少しでも費用を抑えるために、省エネを促進するための支援事業を積極的に利用しましょう!
私は、「長期優良住宅の補助金」を利用しました。他にも、「すまい給付金」や「地域型住宅グリーン化事業」など、さまざまな補助金があります。
自治体によっては独自の補助金制度を設けているところもあるので調べてみるといいですね。
さらに嬉しいことに、省エネ住宅にするには初期費用がかかりますが、その分税制面では有利となります。
優遇制度を利用することで、「所得税」「固定資産税」「不動産取得税」などを軽減することも可能です。
太陽光で収入を生み出せる暮らしと構造に
太陽光をお得に利用するために、節電は欠かせません。
これから新築を予定しているなら、消費電力を削減し、作り出した電力が消費電力を上回ってくれる構造にするのがおすすめです。
ZEH住宅(ネットゼロエネルギーハウス)と呼ばれています。
住宅にオール電化や太陽光発電を導入することで、節電にも貢献でき、電気代をゼロ円にすることも目指せます。
そのためには、日頃から節電を意識した行動を取ることが大切です。
家に、HMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を設置すれば、全ての家電をネットワークで繋げて、電力消費量を確認することができます。
私もこのシステムを設置し、節電を意識しています。
使用状況に応じて家電を自動制御することもできるのでとても便利です。
夜間の電気代が安いプランに変更するのもひとつです。
昼間の電力は太陽光で補うことができるので、夜間に電力会社からの電気を消費する場合はより安いプランも検討してみるといいでしょう。
そして忘れてはいけないのが、売電価格が高い電力会社と契約することです。
太陽光の導入にかかった費用を早く回収するために、余剰電力の売電収入を増やすことも考えたいですよね。
しかし残念ながら、売電価格は毎年下がっているのが現状です。
固定価格買取制度(FIT)により、契約した時点で国が定める固定価格で一定期間(最低10年)の売電が保証されています。
太陽光の導入を検討している場合、早めに契約することが、より高く余剰分の電気を買い取ってもらえることにつながります。
ちなみに、FITで定められているのは最低価格です。
電力会社によってはより高い単価で買い取ってくれるところ(プレミアム買取)もあるので、お住まいの地域に対応している電力会社を確認してみましょう。
オール電化と太陽光の導入で損をすることも⁉︎
太陽光の発電量は季節や天気で大きく変わります。
日本は四季があるため、発電量にはばらつきがあります。あなたの住む地域はどのような気候でしょうか?
晴れの日が多い地域は設置に向いていますが、雨や雪の日が多い地域では発電量を十分に確保することはできません。
私は北国に住んでいるため、雪の降らない地域に比べると発電量が十分とは言えません。
雪が屋根に残っている冬から春の初め頃の発電量はゼロでした。
通常より時間はかかってしまいますが、太陽光パネル設置面積の大きさや、契約した売電価格により、投資した費用を回収することができると判断したため設置しました。
発電量が少ないと売電は余剰分のみとなってしまいます。
発電量が売電収入に直結するため、あなたの住んでいる地域の場合、どんな条件で設置した時に売電収入が増えるのかを考慮して設置を検討してくださいね。
オール電化と太陽光の組み合わせは環境にも優しく、これからの生活に必要になってくるエネルギーであることは確かです。
オール電化のプランは、太陽光を導入することでさらにお得に利用することができます。そのためには、居住地域、電力会社の確認も大切ですね♪
太陽光を取り扱う会社では、シミュレーションや無料相談などを実施しています。これらも上手に活用してください。
まとめ
- 電力会社のオール電化シミュレーションを比較すると「新電力」が狙い目
- 電力会社のオール電化シミュレーションは条件付きのプランもあるので内容を確認する必要がある
- 電力会社のオール電化シミュレーションは、コスモでんきが加入条件はあるが差額が大きく、イデックスでんきが条件もなく差額が最も大きいのでお得
- 大手地域電力会社のオール電化向けプランがいちばん高いわけではない
- 車を所有している方にはidemitsuでんきのオール電化プランがおすすめ
- Loopでんきは季節により料金設定が違うため時間把握、管理が得意な方におすすめ
- コスモでんきはdポイントをためている方、HTBエナジーは旅行好きな方におすすめ
- 太陽光、蓄電池の設置は新築と同時工事の方が導入費用を抑えることができる
- 太陽光をお得に利用するには、節電、夜間の電気代の安いプランへの変更、売電価格の高い電力会社との契約がポイント
- 居住地域や選ぶ電力会社によっては、オール電化と太陽光の組み合わせでも損をすることがあるので、太陽光を取り扱う会社のシミュレーション、無料相談などを受けると良い
電力の自由化により、選択肢が広がったのは嬉しい反面、どこが良いのか悩むことも多くなりました。しかし電気は私たちの生活に必要不可欠なものです。
オール電化にすることで電気代自体は増えます。
しかし一生払い続けなければならないものだからこそ、その時の生活スタイルにピッタリのプランを選んで、お得に利用したいですね!
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