名札の安全ピンで服に穴が開いてしまうことは、お子さんが小学生になると、頭を悩ませる問題のひとつですよね。
この記事では、身近にあるものや、100均にあるものを使って、安全ピンで服に穴を開けない方法をご紹介します。
小学校は幼稚園と違い、毎日違う服を着て行きますし、子ども自身が教室に入ってから安全ピンで名札をつけるところもあります。
服に穴を開けないように、と思っていても、開けない方法もなかなかわかりづらいですよね。
そんなあなたもこれを読めば、「服を買ってもすぐ穴が開いてしまう」「安全ピンで穴が大きく開いてお下がりに回せない」などという悩みは解決しますよ。
一緒に、 安全ピンで服に穴を開けない方法をマスターしましょう!
安全ピンで服に穴を開けない方法
安全ピンで服に穴を開けない方法にはどんなものがあるのでしょうか。
フェルトを当て布として使う方法、専用の道具を使う方法が代表的な安全ピンで服に穴を開けない方法となります。
そもそもなぜ名札をつける時に、安全ピンで服に穴が開いてしまうのでしょうか。
大きな理由としては、お子さんがまだ小さく、安全ピンで名札を服に留めることに慣れていないことです。
安全ピンの針を、留め具部分にはめるのは大人でもうまくいかない時があるものです。
私は仕事柄、会議やセミナーなどでプラスチックの大きな名札をつける機会があります。
名札が安全ピンだけでしか留められないタイプだと、うまく留められなかったり、時間がかかったりするのでがっかりしてしまいます。
大人ですらこうなのですから、ましてや、安全ピンの取り扱い自体にあまり慣れていない小さな子どもが、自分が着ている衣服に安全ピンで思い通りに留めるのは難しいです。
無理やり針を留め具に引っ掛けようとして、変に力をかけてしまったり、布を引っ張ってしまったりするのは仕方がないことですが、そのせいで服に穴が開いてしまうのです。
同じ小学生でも、高学年になると、安全ピンで名札をつけることに慣れてくるのか、あまり大きな穴が開いて困るというようなことは聞かないです。
しかし、低学年のうちから服に大きな穴を開けない方法があれば、実践したいですよね。
名札のせいで服に穴があく、ということがなくなると、とても助かるわ
次の章からは、服に穴を開けない方法を、具体的にお教えします。
安全ピンで服に穴開けない方法はフェルト!
安全ピンで服に穴開けない方法のまずひとつ目は、フェルトを使う方法です。
フェルトを使って安全ピンで服に穴開けない方法は、ふた通りあります。
以下、詳しく説明していきますが、どちらもとても簡単な方法なので、試してみてくださいね。
フェルトの当て布を作る方法
ひとつ目の方法は、フェルトを切って、当て布を作り、名札をつけるたびに当てる方法です。
フェルトを縦は2~3cmくらい、横はだいたい名札と同じ幅くらいに切ります。
切ったフェルトを、名札をつけるときに、服と、名札の間に挟んで安全ピンを留めます。
フェルトを挟むことにより、布の強度が増すので、安全ピンを刺しても穴が開きづらくなります。
こちらの方法のメリットはとにかく手軽であることです。
フェルトは端の始末が要らないので、とても簡単に用意することができます。
フェルトは手芸店で1枚80円くらいで買えますし、100均でも買えるので、経済的負担も小さいです。
デメリットとしては、子どもが当て布を学校に持っていくのを忘れてしまうことがあること、当て布が名札の隙間から見えてしまうことです。
この方法だと、当て布は1枚用意すればいいだけなので、もし、何か手芸をした時に使ったあまりがあれば、名札の当て布にする分くらいなら取れるかもしれませんね。
フェルトの当て布を洋服に縫い付ける方法
もう一つの方法は、フェルトの当て布を洋服に縫い付ける方法です。
こちらの方法のメリットとしては、当て布を家に忘れることがないこと、服の裏側から当て布をつけるので、当て布が目立たないことです。
その服を着てさえいれば、当て布ができているというのは心強いですね。
一方のデメリットは、当て布を服に縫い付ける手間がかかること、縫い付ける服の枚数分当て布を用意しなければならないことです。
大人のする作業は増えますが、子どものする作業は当て布なしで名札をつける時と変わらないので、低学年のうちや、入学直後などは、縫い付ける方がおすすめです。
徐々に当て布を挟む方式に切り替え、当て布がなくても大きな穴を開けることのないように練習していけたらベストですね。
ここまで、フェルトを使って服に穴開けない方法を紹介してきました。
次の章では、専門の道具を使った、安全ピンで服に穴開けない方法を紹介しますね。
安全ピンで服に穴開けないはダイソーにお任せ
続いてご紹介するのは、名札つけワッペンや、名札留めなどの専用のグッズを使う方法です。
大抵の便利グッズが揃うダイソーですが、もちろん安全ピンで服に穴開けないためのグッズも販売しています。
私も今回記事を書くために調べていて、改めてこんなものまで売っているのか!と驚きました。
手芸屋さんやネット通販で買うと2~3倍のお値段のものもあるので、ダイソーで調達できるととても便利で経済的ですよ。
名札つけワッペンを使用する
名札つけワッペンとは、小さめのワッペンの下にループがついていて、そこに安全ピンの針をさすようになっているものです。
洋服自体に針を刺さないため、服に穴が開くことはありません。これは大きなメリットです。
ダイソーではユニコーンやくま、恐竜や車といった子どもに人気のモチーフの名札つけワッペンが、2枚入り110円(税込)で販売されています。(2023年5月現在)
2つで110円(税込)なので、10枚購入しても550円と、大変お求めやすい値段です。
この値段で買えるのなら、名札ワッペンを通学用の服全てにつけておいても良さそうですね。
一方のデメリットは、安全ピンの練習をする機会が減ってしまう、名札をつけていない時がちょっと格好悪いです。
最近は安全ピンを使う機会もあまりないので、安全ピンをうまく扱えない子どもが増えているそうです。
そこへ普段の安全ピン着脱もしなくなったら…という気がしなくもないですが、意識していれば日常生活の中で十分に補うことは可能です。
名札付けワッペンを使う時には、ワッペンをアイロンでつけた上から、数箇所目立たないところを糸で縫ってみてください。
洗濯を繰り返して、のりの力が弱まってきても剥がれることがなくて便利ですよ。
私は、娘のハンカチにつけたワッペンをアイロンをかけた上から縫い留めたのですが、細長いパーツを縫い留めるのを忘れたので、そこだけがひらひらするようになってしまいました。
服に穴開けないために名前つけワッペンの導入を検討しているあなたはそんなことのないよう、気をつけてくださいね。
名札留めを使用する
穴の開かない名札留めを利用する、という方法もあります。
ダイソーでは、「穴の開かない名札留め」という商品が110円(税込)で販売されています。(2023年5月現在)
キャラクター物の使用を禁止する学校もある中、デザインもシンプルで、かえって使いやすいです。
服の布地を器具で挟んで、そこに名札がついたパーツを引っ掛けて固定させるため、服に穴が開きません。
メリットは購入はひとつでいいこと、縫い付けるなどの手間がかからないことです。
また、つけた名札をひっくり返すことができるので、服に穴開けないだけでなく、防犯面でも安心です。
私の娘の友人も、このタイプを使っている子が一番多かったです。
一方、デメリットは細かいパーツが多いことが挙げられます。
特に低学年のうちは、子どもは突拍子もない行動を起こすもので、普通にしていれば外れることのない名札留めが外れたりします。
そのため、パーツだけが教室に落ちている、ということが多々あるようです。
私の娘が小学校1年生だった時のクラスでは、持ち主のわからないパーツが多く困っている、とのことから、名札留めは全パーツに名前を書くこと、というルールになりました。
細かい全パーツのひとつひとつに記名するのはなかなか大変です。
子どもが名札留めのパーツをなくして使えなくなり買い換えるということが何度か続き、私は途中からフェルトを挟む方式に切り替えさせました。
結果としては、フェルトなしでの安全ピン操作にもスムーズに移行でき、服に大きな穴が開くこともなかったので、私の子どもには向いていたのだな、と思います。
また、このタイプはパーツの間に服の布地を挟むため、外した後、パーツの形の跡がついたり、服に皺がよったりということがあります。
しかし、洗濯すれば元に戻るレベルの物なので、気にする必要はありません。
また、似たような製品に「名札クリップ」110円(税込)や、「穴を開けずに留めるくるっと回転名札用クリップ」110円(税込)もあります。(2023年5月現在)
移動ポケットの留め具としてよく利用されている、「バンドクリップ」110円(税込)を利用するのも、一つの方法ではあります。
幼稚園から移動ポケットを使っている子は多いので、バンドクリップの操作には慣れている子どもも多いのではないでしょうか。
私の娘も、年少の時から移動ポケットを使い始め、3歳でも器用に使いこなしていましたよ。
見た目も形も、色々な商品がありますので、ぜひダイソーの店頭でお子さんと一緒に見比べてみてくださいね。
ダイソー以外ではどこで買える?
ここまで、100均最大手ダイソーで買える商品を見てきました。
ダイソー以外の100均にはないのかしら?
ダイソーに探しに行く時間がないから、ネット通販で済ませたいわ
というあなたのために、この章ではダイソー以外での購入先をご紹介します。
まず、100均のセリアでは、フェルト、名札付けワッペン、服に穴が開かない名札クリップ、ともに取り扱いがあるようです。
セリアは手芸売り場の品揃えが豊富なことで定評があるので、名前つけグッズ以外にも便利なものが揃いそうですね。
同じく100均のキャンドゥは、フェルト、バンドクリップの取り扱いはあるようですが、名札付けワッペン、名札留めは取り扱いがないようです。
インターネット通販Amazonでも、もちろんフェルト、名札つけワッペン、名札留め全て取り扱いがあります。
翌日配送を選ぶこともできるので、急いでいる時には助かりますね。
フェルトに関しては、Amazonでは1枚売りのものだと100円を超えており、1枚当たりの単価が安いものだと複数枚入りになってしまっていました。
フェルトを1枚だけを安く買いたいのであれば、手芸店に行くのがおすすめです。
名札つけワッペンも種類豊富に取り扱っており、キャラクター物もたくさんありました。
名札留めも、人気商品「ソニックキッズクリップ」や「開かずピンちゃん2」などの取り扱いがありましたよ。
「開かずピンちゃん2」はキャラクター物も豊富なので、キャラクターものOKな学校に通うお子さんにはいいかもしれません。
私の娘も以前はすみっこぐらしの「開かずピンちゃん2」を使っていたのですが、ある年からキャラクターものは一律使用不可になってしまいました。
どうも、持っている子、持っていない子の間でトラブルが起こりやすいようです。
このようなケースもありますので、キャラクターものを選ぶ場合は、事前に使って大丈夫か、学校に確認してみてくださいね。
まとめ
- 安全ピンで服に穴を開けない方法はフェルトを使う方法、専用の器具を使う方法などがある
- フェルトを名札と安全ピンの間に挟む方法は経済的で簡単
- フェルト製の当て布を縫い付ける方式は手間はかかるが、子どもは楽
- 名札ワッペンは便利だが、名札をつけていない時があまりおしゃれでない
- 服に穴が開かない名札留めはパーツの取り扱いに注意が必要
- 何を使うかは子どもの性格等を見て判断するのがよい
- フェルト、名札ワッペン、名札留めはダイソーで購入可能
- セリア、Amazonでもフェルト、名札ワッペン、名札留めは購入可能
- キャラクターものを購入する場合は、使えるか事前に学校へ確認を
ここまで、安全ピンで服に穴を開けない方法を見てきました。
安全ピンで服に穴を開けない方法は色々なありますが、お子さんの性格にもよっておすすめできるものが違ってくると思います。
お子さんとよく相談して、「我が家の名札の安全ピンで服に穴を開けない方法ベスト」を見つけてくださいね。
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