あなたはビーズクッションを使っていますか?「人をダメにするソファ」というフレーズで有名なビーズクッション。
ヨギボーや無印良品がその代表格ですが、そのフレーズ通りいったん使ってしまうと快適さにとりつかれてしまいますよね。
私自身も無印良品のビーズソファを持っていますが、いまや主人や子供までもがソファから離れようとしません。
大人から子供まで夢中になるビーズクッション、これを枕代わりにして眠れたらきっと気持ちいいだろうなぁ、と誰もが一度は思ったことがあるのでは。
ですがビーズクッション、枕の代わりにしても大丈夫なのでしょうか?
結論から言いますと、ビーズクッションを枕の代わりにすることはできますがおすすめはしません。
一体なぜなのか枕の代わりにできない理由を、これからご紹介します。
ビーズクッションは枕の代わりにしないほうがいいその理由とは?
ビーズクッションを枕代わりにしないほうがいい理由ですが、3つあります。
1つ目は、「サイズが合わない」ことです。そもそもクッションは枕として利用することを前提としていません。
枕は大きさの違いに若干の差があるくらいで、あまり形やサイズに差はありませんが、クッションにはさまざまな形やサイズがあります。
それはクッションにさまざまな用途があるからで、枕のように決まった用途がないのです。
一見何にでも使えるのでよさそうに思えますが、睡眠に特化していないという意味では向いていないと言えるでしょう。
2つ目の理由は1つ目の理由にも関連しますが、「寝返りが打ちづらい」ことです。
ビーズソファを使ったことがあるあなたならわかると思いますが、ビーズソファは体にフィットしますよね。
誰もが夢中になる理由でもありますが、逆に言えばフィットしすぎて体勢を変えづらいのも特徴です。
快適な睡眠をとるために寝返りを打つことは必要な事です。でもそれができなくなると、首や肩の凝りにつながり、睡眠の質も下がってしまいます。
私自身もビーズクッションを枕代わりに使ったことがあるのですが、仰向けに寝ると寝返りが全然打てず、翌朝寝違えていることが多かったです。
うつぶせ寝でも、顔の周りがクッションで覆われてしまうため息がしづらいです。
気持ちよく眠りたいがためにやっていることが睡眠の質を下げてしまっているなんて、悲しいですよね。
3つ目の理由も2つ目に関連しますが、「熱がこもってむれてしまう」ことです。
ビーズクッションは体にフィットすることが魅力の商品です。
それゆえ、長時間使用すると熱がこもってしまいむれてしまうのです。
冬場はまだいいかもしれませんが、真夏だと地獄です。ビーズクッションという特性上汗をびっしょりかいても洗濯しづらいです。
以上3つの理由と私の体験から、ビーズクッションを枕代わりにするのはおすすめしません。
ビーズクッションの枕はこれがおすすめ!
1章ではビーズクッションを枕代わりに使うのはおすすめしませんとお話ししました。
ですが、ビーズクッションをクッションとして使っていたものを枕代わりにする場合の話です。
ビーズクッションには用途に合わせ、様々な形状があります。そしてもちろん、枕もあるのです。
枕に特化したものであれば、普通のビーズクッションを枕代わりにするより良さそうですよね。
ただしやはりビーズの特性上寝返りが打ちにくいという特徴がありますので、私は中材がマイクロビーズと他の素材との混合になっているものをおすすめします。
では、ビーズクッションの枕とはどんなものがあるのでしょうか。
ビーズクッション愛用者の私が使ってみたいと思うおすすめのビーズクッション枕をご紹介します。
マイクロビーズを低反発で包んだやさしいまくら
この商品は、名前の通りマイクロビーズを低反発で知られるウレタン素材で包み込んだ、今までありそうでなかった商品です。
マイクロビーズの独特のフィットしたときの硬さとウレタン生地のやわらかすぎるという互いのデメリットをしっかりカバーしています。
枕の中心が少しへこんだくぼみ形状で、首や肩にフィットしやすく、寝返りを打っても首や肩が安定するので疲れません。
サイズは【43cm×63cm×12cm】と少し厚めのワンサイズのみなので、高めの枕が好きな人にはおすすめです。
洗濯機で丸洗いできるパイル生地の枕カバーがついてきます。
家族の健康まくら(MOGU)
ヨギボーや無印良品に並ぶビーズクッションブランド、MOGUにも枕があります。
高さと硬さの組み合わせが6パターンもあり、セミオーダーメイド枕のような感覚で自分の好きな枕を選ぶことができます。
高さを調節できるウレタンシートもついているため、気分や体調によっていつでも高さを自由に変えられるのはおすすめポイントです。
中材のパウダービーズはクッション用のものより耐久性の高い、特殊コーティングされたビーズを使用しており、赤ちゃんの柔らかな肌を思い起こすような心地よさでリラックス効果抜群です。
中央部がへこんでおり、仰向けに寝ても横向けに寝てもフィットするので寝返りを打ちやすい構造になっています。
付属のカバーは肌に優しい天然系の素材でヨモギが含まれているため防虫効果もあり、機能性も抜群な優れものです。
カラーバリエーションも豊富で、好きな色を選べるのは良いですね。
サイズは【38cm×54cm×8cm】と手ごろな大きさ、高さになっています。
この商品のほかに「家族の健康まくらプレミアム」という商品もありますが、違いはプレミアムが【40cm×60cm×7cm】と少しサイズが大きくなるだけで機能や特徴は同じです。
家族の健康まくらは6600円(税込)、プレミアムは8800円(税込)とやや差があるのでよほど低い枕が好きというのでなければ通常のものでもいいのではないでしょうか。
ビーズクッションの枕は洗い方がある!
第2章ではおすすめのビーズクッション枕についてお話ししました。どれも使ってみたいものばかりでしたよね。
ところでビーズクッションを使っていていつも思うことが、ビーズクッション枕を洗うタイミングです。
今回ご紹介した枕にもついていましたが、カバーはほぼ洗濯機で丸洗いできることが多いです。
ですが、カバーを洗ってもビーズクッション枕の汚れは残ったまま。そのまま使い続けていると臭いも出るし、衛生的にも心配ですよね。
ビーズクッション本体を洗うことはできないのかなぁ…。なんて思っているあなた。
ビーズクッションは洗濯機では洗えませんが、手洗いであれば洗い方があるのです!
ビーズクッションの洗い方があるなら、これからも安心して使えますよね。
では、これからそのビーズクッションの洗い方をご紹介します。
まずビーズクッションの大きさに応じて、洗面台か、浴槽にぬるま湯を張り、そこに洗剤をたらします。
使う洗剤は中性洗剤であればどの生地でも使えますので、安心ですよ。
洗剤を入れたお湯にビーズクッションを浸して餅をこねるように押し洗いします。
中材の素材によっては水に浮いてしまいますので、しっかり抑え込みながら洗うようにしましょう。
しばらく押し洗いしたら水を入れ替え、また押し洗いします。この作業を、水が汚れなくなるまで繰り返します。
洗い終わったら、小さめサイズのビーズクッションであればタオルドライ、大きめであれば洗濯機の脱水機能を使うのもありです。
ただし、洗濯機の脱水機能を使うときは10秒ほどにしておきましょう。
長い間使ってしまうと、ビーズクッションが破れてしまうだけでなく洗濯機の故障の原因になります。
ドライヤーで乾かすのは、中材が熱で溶けてしまう可能性もありますのでおすすめしません。同じ理由で、洗濯機での乾燥も避けた方がいいですよ。
なお、ビーズクッションを洗っていて中材がダメになってしまったときは、中材のビーズのみでも売っていますので、それを買って入れ替えると引き続き使い続けられますよ。
以上、ビーズクッションの洗い方をご紹介しました。
まとめ
- ビーズクッションはサイズが合わないので枕の代わりとしてはおすすめできない
- ビーズクッションは寝返りが打ちづらくなるので枕の代わりとしてはおすすめできない
- ビーズクッションは熱がこもってむれてしまうので枕の代わりとしてはおすすめできない
- 枕に特化したものであればビーズクッションは枕として使えるが、他素材と混合されたものがおすすめ
- マイクロビーズを低反発で包んだやさしいまくらは、ウレタン生地とビーズクッションとの混合であり、程よい硬さで体のフィット具合も高まるのでおすすめ
- MOGUの家族の健康まくらは高さと硬さを6パターンから選べ、カラーバリエーションだけでなく防虫機能もありおすすめ
- ビーズクッションの洗い方は、ぬるま湯に中性洗剤をたらして水が汚れなくなるまで押し洗いする
- ビーズクッションを乾燥させるときはタオルドライにするか、洗濯機の脱水機能を使うときは10秒ほどにする
- ビーズクッションを乾燥させるのにドライヤーや洗濯機の乾燥機能を使ってはいけない
- ビーズクッションの中材がダメになったら中材だけ買えるので、入れ替えることもおすすめ
いかがでしたか?誰もが虜になるビーズクッション。使い方を誤れば、リラックスしているはずの体を痛めてしまうことにつながります。
ビーズクッションは用途に合ったものを使い、使った後はしっかりお手入れすれば長く使い続けられます。
ビーズクッションをまだ使ったことがないあなた、ぜひビーズクッションでリラックスした生活を送ってみませんか?
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