トイレの機能を充実させる為に、家庭で利用されているトイレ設備と言えばウォシュレットですよね。
「ウォシュレット」と言う名称があれば大抵は通じると思いますが、「ウォームレット」という名前はご存知でしょうか?
お互い似た名前ですが、ウォシュレットとウォームレットには大きな違いがあります!
ウォシュレットは温水洗浄便座、ウォームレットは暖房便座のことを言います。
しかし、温水洗浄便座や暖房便座のことだと急にいわれてもしっくりこないですよね。
今回の記事では、ウォシュレットとウォームレットの違いを詳しくご紹介します!
違いを知ったことで、「自宅にも設置したい!」と思われることもありますよね。
ウォシュレットやウォームレットへの交換ができるのか、その費用についても調べたのでぜひご覧ください!
ウォシュレットとウォームレットの違いは!?
「ウォシュレットやウォームレットとカタカナで言われても違いがよく分からないな」と思いませんか?
私もよく分からないので、どのような違いがあるのか調べてみました!
ハッキリ分けるとウォシュレットは温水洗浄機能、ウォームレットは便座の暖房機能のことです。
また、ウォームレットはTOTOが商標登録している商品ですので、他社製品は違う呼び方になります。
一般的にはウォシュレットという名称で理解できることが多いですが、ウォシュレットは正式には温水洗浄便座といいます。
一方、ウォームレットは暖房便座といい、便座部分を温める機能を持ちますが、ウォシュレットでおなじみの洗浄機能はついていないのです。
洗浄機能は必要ないけれど、温かい便座にすわりたい。という方にはおすすめです。
実は、ウォシュレットとウォームレットの機能自体はウォシュレットと一緒になっていることが多いのですよ。
ウォシュレットという大きな枠にウォームレットも付属しているということが一般的に多いです。
他にも、トイレの性能技術が発達し、脱臭や電源自動切替えセンサーなど、多機能で快適性の高い商品も多くみられます。
「では、全部まとめてウォシュレットでいいのでは?」と思いますよね。
分ける理由について調べたところ、理由のひとつにウォームレットは取り付けができない場合があることが分かりました!
何故取り付けができないのか、ウォシュレットとウォームレットの交換の可否について詳しく見ていきましょう!
ウォシュレットやウォームレットは交換できる?!
ウォシュレットやウォームレットの違いがわかったところで、まだ設置していないご家庭のトイレも交換できるのか知りたいですよね!
はじめに、ウォシュレットは便座のサイズが合えば交換できますが、ウォームレットはトイレにコンセントがないと交換できません!
ウォームレットでトイレの便座を温める為には、コンセントが必要なのです。
せっかく交換しようと思っても、自宅のトイレ環境と合わない可能性もありますよね。
前もって確認することで、合わない便座を購入することも防げるでしょう。
購入する前にチェックできるウォームレット、ウォシュレットの交換に関する注意点をまとめました!
ウォームレットへの交換に関する注意点
ウォームレットに交換する場合、コンセントが必須であることは説明しましたね。
どうしても設置したい場合はトイレに配電しコンセントを造設する必要があります。
トイレの中にコンセントがあれば購入後プラグインするだけなので、取り付けは比較的簡単です。
ウォシュレットへの交換に関する注意点
ウォシュレットの場合は、電源不要の商品も販売されているので、賃貸などでコンセントの増設も難しい場合でも交換することができますよ。
しかし、ウォシュレットはコンセント接続がなくとも、給水機への接続が必要です。
「気を付ければウォームレットのように自力で取り付けられるのでは?」と思いますよね。
取り付け方を間違えたり、ナット等の締めが甘かったりすると水漏れや便器のズレの原因になることがあります。
取り付けに不安がある場合は、専門業者にお任せすることをおすすめします。
ウォシュレットを取り付ける際には、タンクやリモコンがどの位置にあるかも重要なポイントです。
必要なスペースを自宅のトイレ環境で確保できるか周囲のスペースもチェックしておきましょう。
ここまで、ウォシュレットとウォームレットへの交換に関する注意点を説明してきました。
注意点の違いが分かった所で、どちらにも共通する便器のタイプ、便座のサイズの選び方と確認方法についても見ておきましょう。
便器のサイズ確認方法
トイレメーカーより販売される便器のサイズの多くは、レギュラー(標準)サイズと、エロンゲート(大形)サイズの2種類です。
便器のサイズの確認方法を以下にまとめました。
レギュラーサイズ | エロンゲートサイズ | |
便座取付穴から便器フチの先端まで(外寸) | 440mm | 470mm |
便座の内側(内寸) | 320~350mm | 355~380mm |
便座取付穴の間 | 140mm | 140mm |
外寸については取付穴を見るために一旦外す必要があるので、不安な場合は内寸で図り、メーカーに問い合わせてみると良いですよ。
ウォシュレットとウォームレットの費用は!?
ウォームレットとウォシュレットの交換に関する注意点を説明してきました。
「早速購入したい!でも、取り付けまで頼むと結構な費用になるかな」と不安ではないですか?
本体だけなら、ウォシュレットは14,899円(税込)~、ウォームレットは9,100円(税込)~購入できますよ!
互いに譲れないすばらしい機能が一緒になったものや、多機能で快適性の高い商品も多く展開されていますよ!
ウォシュレット、ウォームレット本体の費用と、取り付けに関する費用も合わせて紹介していきます!
ウォシュレット本体費用
ウォシュレットの費用を見ていく前に、ウォシュレット選びにはかかせないタンクの違いについて先に解説します。
タンク内温水を貯めておくタイプで、電気使用にて年間コストが瞬間式に比べると高い。
ウォシュレット本体に温水を貯めておくタイプで、温水用のタンクが内部に備わっている。
見た目が大きなものが多くスペースが必要。貯湯式よりコストはかからない分、本体費用が高め。
電気代は貯湯式で年間5,000円程度、瞬間式で年間2,000円程度です。
ウォシュレットの本体費用は14,899円(税込)~ですが、ノズル自動洗浄など好みの機能が付属した本体を購入したい場合は20,000円以上する場合があります。
ウォームレット本体費用
ウォームレットの本体費用は9,100円(税込)~とウォシュレットに比べ比較的安価に手に入ります。
トイレのサイズが合っていれば、自力で設置可能な為他の費用を抑えられますよ。
ウォームレットは、コンセントを使用し温めるので、年間で4,000円程度電気代がかかります。
本体は自宅のトイレに必要な機能を持つものを選ぶと費用を抑えられるので、メーカーをいくつか見比べることがおすすめです。
取り付け費用
取り付け作業を専門業者に依頼する場合は、本体費用とは別に、使用していた便座の取り外し、新たな便座の設置、処分費などが各々費用としてかかります。
取り付け費用を合わせると40,000~70,000円程度が相場です。
取り付け費用は本体費用とは別なので、高くて100,000円程度費用がかかると考えておかなければなりませんね。
トイレ内にコンセントが付いておらず、設置する場合は増設工事費が20,000円程度かかります。
取り付け費用は、ホームセンターやネット通販で本体を購入すれば、自力で設置することも可能ですよ。
取り付け費用なしで本体費用だけで済めばかなりお得ですよね!
ここまでウォシュレットとウォームレットを新たに取り付ける場合の費用について詳しく見てきました。
すべてを業者に任せてしまうと、高額な費用が掛かることがわかりましたね。
私は、本体は自分で探し、自力で取り付けてみて難しかった場合は業者に頼むという、一番費用の負担が少ない方法をおすすめします!
まとめ
- ウォシュレットは温水洗浄便座、ウォームレットは暖房便座のことを言い、温める場所に違いがある
- ウォシュレットは便座のサイズが合えば交換できるが、ウォームレットはトイレにコンセントがないと交換できない違いがある
- ウォシュレットの場合は、電源不要の商品も販売されている
- 本体だけなら、ウォシュレットは14,899円(税込)~、ウォームレットは9,100円(税込)~購入できる
- ノズル自動洗浄など好みの機能が付属した本体を購入したい場合はウォシュレットの本体費用が20,000円以上する場合がある
- 用していた便座の取り外し、新たな便座の設置、処分費などが各々費用としてかかる
- 取り付け費用を合わせると40,000~70,000円程度が相場
- 本体は自分で探し、自力で取り付けてみて難しかった場合は業者に頼むという、一番費用の負担が少ない方法がおすすめ
ウォシュレットとウォームレットの違いから、交換に関する注意点と各費用について解説してきました。
自力で探す部分と、取り付け作業をおまかせする部分をうまく利用することで費用も抑えて設置できることがわかりましたね!
トイレを快適な空間にしてくれるウォシュレットやウォームレット設置に関する情報を、是非活用してみてください。
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