フェルティミシンの仕組みは、ミシンの上下各3本の針を刺してフェルトの糸を絡ませて2枚のフェルトをつなぎ合わせるというものです。
厚手のものは使えない仕組みで、専用のフェルトを使うことになっています。
フェルティミシンにはすみっこぐらしとコラボしている商品もあり、人気が高いと感じました。
フェルティミシンが縫えない。という話も聞きますが、縫えないというのは本当なのでしょうか?
また、気になる専用ではない普通のフェルトを使うとどうなるのかもお伝えします。
購入を考えているあなた、ぜひ参考にしてください。
フェルティミシンの仕組みは糸を絡ませるだけ‼︎
フェルティミシンの仕組みは各3本ずつの針をフェルトにさすことで、フェルトの繊維の糸が絡まり縫い合わせられるようになっています。
糸を通したりせず、上と下についている各3本の針をフェルトにさすだけで2枚のフェルトを縫い合わせることができる機械です。
上下についている各3本の針はプラスチックのカバーにおおわれているため、指にささってしまう心配がなく安全に配慮されているのもおすすめのポイントです。
対象年齢は6歳以上、発売されたのは2014年9月が初めてで、そこから小学生を中心に根強い人気を得ています。
販売価格が7,678円(税込)でした。(2023年5月現在)
フェルト専用なので、普通の布は縫い合わせることができません。
そして、フェルティミシンの注意事項は以下の2つです。
- 3枚重ねて縫うことは禁止
- 専用のフェルトを使うこと
なぜこの2つが注意事項として挙げられているのか解説していきます。
3枚重ねて縫うことは禁止
販売元のタカラトミーによると2枚重ねて縫うフェルティミシンですが、3枚重ねて縫うことはやめてほしいとのことです。
フェルティミシンの仕組みとして、あまり厚手のフェルトは縫えないことが考えられます。
実際、専用のフェルトは、普通の100均などで売られているフェルトに比べて薄くできているようです。
すぐに壊れてしまわないように、2枚重ねても薄くなるように専用フェルトが作られているからでしょう。
専用のフェルトを使うこと
専用フェルトは普通の100均などで売られているフェルトに比べて薄くできているため、専用フェルトを使うべきとしています。
フェルティミシンの仕組みとして、厚手のものが縫えないことが理由のようですが、実は100均のフェルトをフェルティミシンで縫っている人は何人かいました。
実際縫ってみたらどうなるのか、詳しくは第3章で説明していきます。
販売元のタカラトミーは専用フェルトしか使えないとしており、フェルティミシン購入時についてくる専用フェルトがなくなった後の、専用たっぷりセットというものも販売しています。
専用たっぷりセットについては次の章で触れていきますね。
フェルティミシンは縫えない⁉︎普通のフェルトは使える?
気になる噂の縫えない。についてと、フェルティミシンを普通のフェルトに使うとどうなるのかお伝えしていきましょう。
まず、縫えない。という心配は、説明書通りに使用していると心配ありません。
ただ、通常のミシンのように生地送りがないため、慣れるまではサポートすることも必要となりそうです。
また、普通のフェルトでも縫い付けることは可能です。
ただ第1章でお伝えした通り、本来ならば専用フェルトを使うことが推奨されており、普通のフェルトを使って壊れてしまった場合は補償されないでしょう。
そして、普通のフェルトで縫い付けることができるといっても、フェルティミシンに向いている特徴というものがあります。
フェルティミシンに向いているフェルトの特徴とは?
フェルティミシンに向いているフェルトの特徴は以下の2点です。
- できるだけ薄手のもの
- できるだけ繊維のつまっているもの
薄手のものが良いというのは、先程からお伝えしているように、厚手のものに対応した仕組みではないということが挙げられます。
また、できるだけ繊維のつまっているものが良いというのは、フェルティミシンがフェルトの繊維を絡めて縫い付けるという仕組みになっているということが理由です。
本来は推奨されてはいませんが、気をつけて使えば普通のフェルトでも縫い付けることが可能であることはお分かりいただけたでしょうか?
針が折れてしまった時は?
実際、針が折れてしまった時に、タカラトミーはどんな対応をとってくれるのでしょうか?
公式ホームページでは次のように回答しています。
使用をすぐにやめてください。なお、経年による針折れについては、修理のご対応は承っておりません。恐れ入りますが、安全にご留意の上、処分いただきますようお願いいたします。
引用タカラトミー公式ホームページ
つまり、針が一度折れてしまうと修理ができず、本体ごと処分しなくてはなりません。
針が折れてしまうリスクも考えて普通のフェルトを使用するようにしましょう。
フェルティミシンのすみっこぐらしが人気!!
フェルティミシンには色々な種類が発売されています。(2023年5月現在)
なかでもすみっこぐらしのものは人気が高いようです。
- あつまれどうぶつの森
- ポケピース
- すみっこぐらし
- 鬼滅の刃
- オリジナル版
私の子どもたちも好きですし、何を隠そう私の妹(30歳を超えたいい大人です)も好きなキャラクターであり、老若男女に人気があることがうかがえます。
それでは、すみっこぐらしのフェルティミシンには、どんなセットが入っているのか、お伝えしたいと思います。
すみっこぐらしのフェルティミシンの全貌
すみっこぐらしのフェルティミシンは本体と専用フェルト5組がセットで入っています。
専用フェルト5組とは以下のセットでした。
オリジナル版のフェルティミシンにも専用フェルトがついているのですが、柄がヒョウ柄であったり派手なピンクのフェルトであったりして、小学生ウケしそうなかわいい柄ではありませんでした。
すみっこぐらしのフェルティミシンならば、まず本体にもかわいいすみっこぐらしの柄が入りますし、専用フェルトもかわいいもので思わず買いたくなってしまいます。
すみっこぐらしの専用たっぷりセット
すみっこぐらしのフェルティミシンについている専用フェルトがなくなってしまったあとも、専用たっぷりセットを購入すれば色々な小物を作ることができます。
すみっこぐらしの専用たっぷりセットだけでも2種類あり、それぞれフェルト12枚、12種類の小物を作ることができて楽しさが倍増します。
価格は1,100円(税込)で、すみっこぐらしのもの以外にもポムポムプリンやハローキティ、リラックマといったキャラクターのものもあり、バラエティにとんでいます。(2023年5月現在)
まとめ
- フェルティミシンの仕組みはフェルトの糸を絡ませて、縫い合わせるようになっている
- フェルティミシンを使うときの注意事項は、「3枚重ねて縫うことは禁止」「専用のフェルトを使うこと」
- フェルティミシンの仕組みとして厚手のものを縫い合わせるようにはできていない
- すみっこぐらしのフェルティミシンが人気傾向にある
- 本体についている専用フェルトがなくなったら、追加のたっぷり専用フェルトのセットもあるので購入検討してみると良い
- フェルティミシンは普通のフェルトに使うことは良いとされていないが、実は使っている人は何人かいる
- 「できるだけ薄手のもの」「できるだけ繊維がつまっているもの」を選べば、フェルティミシンに使用することも可能
- フェルティミシンの仕組みとして普通のフェルトを使うことは想定されていないので、針が折れてしまった時の修理ができないことは知っておくべき
私は、少し前までフェルティミシンの存在すら知らなかったので、調べてみて安全性の高い小さな娘にぴったりなプレゼントだなと感じました。
専用フェルトは少し値段お高めですが、薄手のフェルトなどを少し使ったりしながら、楽しむことができそうです♪
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