小学生で自転車に乗れないお子さんも心配することはありませんよ。
ただ、そうは言っても多くの子どもが自転車に乗れるようになっているのが現実。
自転車に乗るためのコツや自転車教室について知ることで、乗れるようになりますよ。
小学生は3年生くらいになると、交通安全教室を開催する学校が多いようです。
しかし、交通安全教室は交通ルールを教わる教室で自転車教室ではありません。
親としてはその時点で乗れなくて大丈夫なのかしら…と心配になるかもしれません。
この記事では、自転車に乗るためのコツや自転車を思う存分練習できる場所、短時間で乗れない状態から一人で乗れる小学生の自転車教室などをご紹介します。
交通安全教室を不安になることなく楽しみに迎えることができますよ。
自転車教室で小学生が乗れないと恥ずかしい?
一人で補助輪のない自転車に乗れるようになるのは、5歳前後が多いようです。
ただ、この時期を逃してしまっても大丈夫。まったく恥ずかしくありません!
自転車に乗れない状態から自転車に短時間で乗れるようになる方法がありますよ。
方法の1つとして、自転車教室で短期集中レッスンを受けるのも良いですね。
5歳頃というのは、自転車に乗るために必要なバランス感覚が備わり、多くの動作ができるようになる時期でもあります。
ペダルをこぎ、ハンドルで行きたい方向に舵を取るということができるようになります。
5歳前後、未就学の子どもが大きな公園や広場などで自転車の練習をしている風景もよく見かけますね。
未就学の子どもが自転車に乗れないのをくやしがっていると頑張れ!と思います。
逆に考えると、バランス感覚などの身体能力は5歳以降であれば標準装備として備わっている可能性が高いということです。
また、自転車には様々な身体能力を総合して操作することが求められます。
たとえばこぐ力を調節してスピードを加速や減速したり、障害物を察知してブレーキをかけたりする総合的な操作です。
脳が発する身体への指示をもとに、自分の身体をコントロールする能力には成長する時期があります。
プレゴールデンエイジ(5~8歳)、ゴールデンエイジ(9~12歳)、ポストゴールデンエイジ(13~15歳)です。
この時期に運動の経験を積むことが運動能力を向上させることにつながるそうですよ。
小学生はプレゴールデンエイジとゴールデンエイジに当たりますね。ぜひ今は乗れない方も小学生のうちに自転車に乗れるようになっておきましょう。
自転車教室のなかには大人向けもあります。自信のない大人の方は小学生のお子さんと一緒に受講するのも良いですね!
さて、私自身は幼少期に補助輪をつけた自転車を持っていました。補助輪を外すのはそれなりに時間がかかった記憶があります…。
でも次で紹介する方法を知っていたらもっと短縮できたはず。自転車教室も多様なクラスがあるようです。順をおって見ていきましょう。
自転車教室で小学生の練習法として効果的な方法は?
いちばん効果的な練習法は本人をやる気にさせることです。
なんでもそうですが、親に言われたからといって、自ら進んで行っていない場合は伸びませんよね。
小学生だと恥ずかしがったり、頑固になってしまったりすることがあるかもしれません。
本人がやる気になっていることを確認しましょう。
自転車教室もいいけれど、まずは家族で一緒に自転車の練習に協力するのも素敵です。家族で行う際の練習法をまとめてみました。
まずは練習場所の確認です。自転車の練習に適した安全な場所を選びましょう。ひらけた場所で、車が通らないところを選んでください。
公園や広場などが最適です。そしてもしもゆるい傾斜があれば最高です。
次は自転車です。必ず足がきちんと地面に着くサドルの高さにしてください。
足が地面につかないと危険ですよね。足が地面に着かずに転んでしまうなどで恐怖を感じると、やる気がそがれてしまいます。
身長に応じた自転車のサイズの目安をご紹介しますね。
適正身長 | インチ |
103~125センチ | 18 |
111~140センチ | 20 |
116~145センチ | 22 |
120~151センチ | 24 |
効果的な自転車練習方法
以下の練習法で練習をしてみましょう!
自転車を引きながら歩くことから始めましょう
自転車と一緒にゆっくり歩いている状態からブレーキを握り、ブレーキがきくということがどういうことかを身体で覚えましょう
自転車にまたがって、ペダルではなく地面を蹴って進んでみます。片足ずつ地面をキックして前に進んでみましょう。練習場所にゆるやかな坂道があったら、そこを下って自転車のサドルに体重を預ける感覚をつかむと良いです
自転車が進むことに慣れてきたら、ペダルに足を置いてみましょう。ペダルを踏み込み、進むことは最初のうちは難しいかもしれません。ステップ3に戻りながら徐々に感覚をつかんでいきましょう
ハンドルを右にまわすと自転車は右に曲がり、左に回すと自転車が左に曲がるという一連の動作と自転車の動きをゆっくりと覚えていきましょう
これらを十分に練習しないまま公道に出てしまうのは危ないです。
親御さんの目でチェックして、きちんと操作ができるようになっているかを確認してから一緒に公道に出るようにしてくださいね。
自転車に乗る練習ができ、交通ルールも学ぶことができる場所が都内にありますよ。このような場所でぜひ練習法を実践してみてください!
堤通公園内交通公園(墨田区)
スカイツリーの近くにある交通公園です。横断歩道や交通標識が本物さながらのコースで自転車の練習ができます。じゃぶじゃぶ池もありますよ!
鉄道の歴史を学ぶことができる東武博物館も近くにあり、家族で一日楽しめるエリアですね。
利用時間 | 9:30~17:00(受付は16:30まで) |
休園日 | 年末年始(12月29日~1月3日) 花火大会などで安全管理のため休園あり |
レンタル料金 | 無料 |
備考 | 補助輪付き自転車(14インチ~16インチ)、補助輪なし自転車(14インチ~24インチ)、幼児用三輪車、ゴーカートあり |
衾町公園児童交通施設(目黒区)
横断歩道や信号、そして音が鳴る踏切も設置されている交通公園です。
S字カーブもあり、コースには少しの傾斜がある箇所もありたっぷり自転車の練習ができる施設です。
隣接した公園には遊具があり、長い時間楽しむことができますよ。
利用時間 | 9:00~16:30(交通施設部分) |
休園日 | 年末年始(12月28日~1月4日) |
レンタル料金 | 無料 |
備考 | 自転車貸出は中学生以下のみ。幼児用三輪車あり |
杉並児童交通公園(杉並区)
交通公園には横断歩道や信号機が立ち、交通ルールを学べるようになっています。
公園内のコースで練習したあとは、善福寺川緑地子どもサイクリング道に出て広々とした場所でサイクリングすることができます!
園内にはミニ東京駅やD51型の蒸気機関車もあり、家族みんなで楽しめる公園です。
利用時間 | 8:30~17:00(交通施設部分は9:00~16:30) |
休業日 | 年末年始(12月29日~1月3日) |
レンタル料金 | 無料 |
備考 | 自転車の使用は中学生以下。ゴーカートあり |
若洲海浜公園&江東区立若洲公園
海の見えるサイクリングコースを走ることができます。こんな素晴らしいロケーションならば上達しそうですね!
江東区立若洲公園で自転車を借りることができます。補助輪付き自転車がないので、補助輪なしで乗れるようになったら楽しめそうな公園です。
利用時間 | 自転車貸出受付時間は9:30~15:30 最終返却時間は16:00 |
休場日 | 毎週火曜日(ただし火曜日が祝日の場合は翌日) 春休み・夏休み期間は無休(3月26日~4月5日、7月21日~8月31日) |
レンタル料金 | 大人用(15歳以上)普通自転車は1時間100円 小人用(中学生以下)普通自転車は1時間50円 |
備考 | 子ども用自転車は18インチからあり、補助輪付きはありません |
しながわ区民公園
しながわ水族館が敷地内にある大きな公園です。公園内をサイクリングで一周することができます。
利用時間 | 10:00~16:00 最大1時間まで利用可能 |
定休日 | 12月~2月の平日、12月29日~1月3日 3月~11月は無休、雨天時は貸出なし |
レンタル料金 | 無料 |
備考 | レンタサイクルは先着順で貸出 大人用(20~24インチ) 子ども用補助輪付き(16インチ) 子ども用補助輪なし(16インチ) 子ども用自転車はヘルメットあり。自転車の持込も可能です。 |
水元公園(葛飾区)
自然豊かな公園のなかを自由に走り回ることができます。サイクリングコースはありませんが、森の中を走れるなんて最高ですね!
利用時間 | 10:00~16:00 貸出は15:00まで |
定休日 | 平日 |
レンタル料金 | 高校生以上200円、中学生以下100円 2時間制 |
備考 | 大人用(26インチ) 子ども用補助輪付き(16~18インチ) 子ども用補助輪なし(16~24インチ) 子ども乗せ自転車(26~27インチ) 自転車の持込も可能です。 |
交通公園には、補助輪付き自転車や、子ども用自転車でもサイズがいくつか用意されていてとても便利です。
私は子どもが小学生になる前に交通公園に何度か行き、練習しました。補助輪付きの自転車で何周かした後に、足のつく小さめの補助輪なし自転車を運転してみて乗れるようになりました。
何台も試すことができて短時間のうちに乗れるようになり、ありがたかったです。
ただ、交通公園には小学生より前か、小学校低学年の子どもが多い印象を受けました。
もしも、ちびっ子たちに紛れて練習するのが恥ずかしい…という場合には、自転車教室もオススメですよ。大人の方も参加できる自転車教室もありました!
自転車教室で小学生がコツを実践したらすぐできる!
自転車に乗る練習をするとき、上達のコツがあります。
私の子どもは2歳頃からストライダーに乗っていたせいか、4歳の頃、1日で補助輪なしの自転車に乗ることができました。
ストライダーをはじめとするバランスバイクには自転車に乗るためのコツが詰まっているようです!以下にバランスバイクから応用する自転車に乗るときのコツをご紹介します。
自転車教室行く前にコツをイメージトレーニング
- 体幹を意識する
お尻をサドルに預けて両足で地面を蹴り、足を地面から離します。そのときのスイーと進む感覚をぜひイメージトレーニングしてください。 - 前重心であること
ストライダーで進み始めるとき姿勢がそうさせるのですが、前傾姿勢になります。これは重心が前に行くことで車輪を前に進ませることになります。フラットな地面だとなかなか自転車を前に押しやることが難しいので、緩やかな斜面で下ると良いです。 - 楽しいと思うこと
お父さんお母さんも楽しみながら一緒に遊ぶ感覚で練習してください。大人が見本を見せてあげることも上達のコツですよ!
次は、いよいよ自転車教室のご紹介です♪
ノレタキッズの自転車に乗れるようになる教室
二子玉川付近にアクセスが良い方に朗報です!毎日開催している自転車教室がありますよ。
大人向けのプライベートクラスもあり、なんと23:00のレッスンもあります!
- 会場は二子玉川公園河川敷
- 対象は自転車に乗れない4歳~大人
- 参加費は休憩を含む1時間のマンツーマン指導で7,700円(税込)、30分延長ごとに3,000円(税込)が加算され現地で現金支払い。自転車とヘルメットのレンタル料が含まれる
- 自分の自転車を持ち込むことも可能だが、現場でのメンテナンスは行えない
- 公式サイトからオンライン予約する
- 医療団体からのアドバイスを受けており、障害のある方やご高齢の方の指導も可能
EPARKスポーツのチャリトレ
90分で乗れるようになると広告されている出張補助輪外しレッスンです。
公園や広場などどこでも出張してくれるプライベートレッスン。実績96.6%とあり、期待できますね!
- 会場は注文者が指定できる
- 対応時間は10:00~17:00
- 対象は満5歳~就学生以上や大人でもお願いできる
- 参加費はEPARK会員の場合16,500円(税込)、非会員の場合19,800円(税込)
初回のみスポーツ保険を含む年会費3,300円(税込)が必要 - インターネットで予約や相談をする
- 自転車は自分のものを持参する。平日のレッスンで、土日祝日・年末年始・お盆休みと時間外は休日割増5,500円(税込)が加算される。講師宅から実施場所まで2時間以上かかる場所は2回分の料金がかかる。
アジア自転車教室
東京近郊で開催される自転車教室です。オンラインで開催場所と空き状況をチェックしてみてはいかがでしょう♪
小学生向けだけでなく大人の方のマンツーマン自転車教室もありますよ。
- 対象は年中以上で身長100センチ以上~小学生まで
- 1クラスの定員は10~12名
- 所要時間は100分
- 参加費用は8,000円(税込)イベント保険料含む
- 自転車貸出してくれます。自分の自転車を持ち込むことも可能ですが、ペダルを外す可能性があります。ヘルメットは自分で準備します
- ホームページに掲載されている受付中の場所にオンラインで申し込み。東京をはじめ、埼玉県、千葉県、神奈川県で開催中
大人クラスは満席のところも多く、小学生だけでなく大人の方の需要も多いようでした。
まとめ
- 効果的な自転車の自主練方法は、自転車に慣れる、ブレーキに慣れる、バランスをつかむ、ペダル操作、ハンドル操作、の順に進むと良い
- 都内には自転車の練習ができる交通公園があり、オススメは墨田区の堤通公園内交通公園、目黒区の衾町公園児童交通施設、杉並区の杉並児童交通公園
- 少し乗れるようになってきたら最高の景色の中サイクリングできる都内の公園は、若洲海浜公園&江東区立若洲公園、しながわ区民公園、葛飾区の水元公園
- 自転車に乗れるようになるコツは「やる気」
- 自転車教室は自転車に乗れない小学生でも参加できる
- 自転車教室で学べば1日で自転車に乗れない状態から乗れるようになる
- 自転車教室のオススメはノレタキッズの自転車に乗れるようになる教室、EPARKスポーツのチャリトレ、アジア自転車教室
私は近所の自転車屋さんにとてもお世話になっています。家の近くに相談できる自転車屋さんを見つけると安心ですよ。
小学生になった子どもの自転車を買い換えるときは、アドバイスをたくさんもらい、親身になって相談にこたえてくれました。
子どもの身長が130センチになると24インチの自転車に乗れるようになります。小学校卒業するまで使えそうな自転車を手に入れることができました。
小学生になると子どもを後部座席に乗せることができなくなります。
家族での移動をスムーズにするためにも、自転車は大切な移動のパートナーですね。自転車で安全に楽しくお出かけして、家族の思い出を増やしましょう!
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