新幹線の自由席は、混雑時に席が空いていなければ、残念ながら座れないことがあります!
新幹線の自由席に座れない時は、デッキや自由席車両の通路に立って、席が空くのを待ちます。
車と違って新幹線の良い所は、移動時間の短さですが、混雑している時に座れないと困りますよね。
東京から大阪まで、ずっと立っているのはつらい!
新幹線の自由席に座れない時は、デッキに立って待つ以外に方法はないのでしょうか。
実は、混雑時を避けたり、乗りたい新幹線の車両を選ぶことで、自由席に座れる確率がグッと上がります!
この記事を読めば、自由席に座れない時の対処法に加え、新幹線に乗る手順、マナーまで完璧にマスター出来ますよ♪
新幹線の自由席に座れない時はデッキで待つ⁉︎
そもそも新幹線の自由席とは、どこまでが自由席なのかを知っていますか?自由席の範囲は、自由席車両、指定席車両のデッキと自由席車両の通路です。
新幹線の自由席に座れない時には、自由席車両、指定席車両のデッキと自由席車両の通路に立って、席が空くのを待ちます。
立つ場所には優先順位があり、まずはデッキからです。混雑していてデッキにも場所がなければ、自由席車両の通路に立ちます。
デッキが空いているのに、自由席車両の通路に立っていると、乗客に不審がられたり、車掌さんに声を掛けられるので気を付けてくださいね。
新幹線の自由席に座れない事があるのは、どのような時なのでしょうか?
一般的に、新幹線が混雑しやすいと言われている時期は、4つあります。
- ゴールデンウイークなどの大型連休
- 3連休
- お盆期間、年末年始の繁忙期(はんぼうき)
- 連休前日の夕方移動(18:00以降)
混雑時を避ければ、新幹線の自由席に座れないということは、少なくなります。
立って待つ以外の方法としては、一時的ですが、空いている指定席の差額分を支払って指定席に座ることもできます。
ですが、指定席に座れたとしても一時的なもので、もともとその座席を予約している乗客がきたら、席を譲らなければなりません。
「差額分を払って指定席を一時確保する」という方法は、元々座る予定だった乗客とトラブルが発生しやすいです。
トラブル回避などの理由で、お断りされる事があるかもしれませんが、必ず車掌さんや乗務員さんに伝えてから指定席に座りましょう。
座席を確保するためには車両を選ぶ?!
新幹線の移動時間は、普通電車より短いとはいえ、始発から終点までは最大で3時間半程もかかります。ずっと立っているのは、苦痛ですよね。
新幹線の座席を確保するためには、3つの方法があります。
- 乗る車両を選ぶ
- 1本見送って次の新幹線に乗る
- 指定席にする
座席を確保するための方法について、それぞれ詳しく解説していきます。
方法を知れば、あなたが新幹線の座席に座れる可能性が、ぐんとアップしますよ♪
乗る車両を選ぶ
新幹線の車両は、なんと偶数車の方が座席が多いのです。つまり、自由席車両の偶数車を選べば、座れる確率が高くなります。
新幹線の自由席車両に並んで待つ時には、明らかに並んでいる人の数が少ない列がある時を除いて、座席の多い偶数車を選びましょう。
1本見送って次の新幹線に乗る
時間に余裕がある場合でしたら、1本見送って次の新幹線を待つのも一つの手です。
特に始発は混雑しやすいため、1本遅らせるだけで座れる確率が高くなります♪
新幹線の自由席車両を外からよく見て、空いている座席があるか、並んでいる人数と照らし合わせて判断しましょう。
指定席にする
絶対に座りたい時は、指定席券を購入することが確実です。満席でなければ、当日でも購入することが出来ます。
プラス料金が発生する繁忙期以外でしたら、プラス500円ほどの差額なので、どうしても座りたければ、指定席も検討してみてください。
新幹線の自由席はどこにある?
意外と知らないのが、新幹線の車両によって変わる自由席がどこにあるかです。
新幹線の自由席は、車両によって変わりますが、16編成の場合1~3号車、9~11号車、8両編成の場合1~5号車です。
自由席車両がどこにあるか迷わずに並ぶことで、座れる確率が高くなります。
乗りたい新幹線の自由席がどこにあるのか、事前に調べておきましょう。
東海道新幹線
東海道新幹線にはのぞみ、ひかり、こだまの3つの列車があります。自由席車両は以下です。
のぞみ 16両編成 | 1~3号車 |
ひかり 16両編成 | 1~5号車 |
こだま 16両編成 | 1~6号車、13~16号車(列車によっては13、14指定席、グリーン車以外自由席) |
同じ16両編成でも、自由席車両が少ない「のぞみ」は、混雑時に座れない確率が高くなります。
山陽新幹線
山陽新幹線には、のぞみ、ひかり、みずほ、さくら、こだまの5つの新幹線があります。自由席車両は以下です。
のぞみ16両編成 | 1~3号車 |
ひかり16両編成 | 1~5号車 |
ひかりレールスター8両編成 | 1~3号車 |
みずほ8両編成 | 1~3号車 |
さくら8両編成、16両編成 | 1~3号車 |
こだま16両編成 | 1~7号車 |
こだま8両編成 | 1~3号車、7~8号車(列車によっては6号車以外自由席、全車両自由席) |
ひかりレールスターは、山陽新幹線内のみの運行です。自由席車両が多いひかり16両編成、こだまがおすすめ♪
九州新幹線
九州新幹線には、みずほ、さくら、つばめの3つの新幹線があります。自由席車両は以下です。
みずほ8両編成 | 1~3号車 |
さくら8両編成、6両編成 | 1~3号車(列車によっては3号車指定席) |
つばめ8両編成、6両編成 | 1~3号車(列車によっては3号車指定席、4∼5号車自由席、全車両自由席) |
九州新幹線は、自由席車両が少なめなので、早めに並ぶことをおすすめします。
北海道と東北地方の新幹線
東北、北海道、秋田、山形新幹線には、はやぶさ、こまち、はやて、やまびこ、つばさ、なすのの6つの新幹線があります。
残念ながら自由席のない新幹線もありますので、事前に確認しておきましょう。
はやぶさ10両編成 | 自由席なし(立席特急券を購入できれば、空いている指定席に座れる) |
こまち7両編成 | 自由席なし(立席特急券を購入できれば、空いている指定席に座れる) |
はやて10両編成 | 自由席なし(立席特急券を購入できれば、空いている指定席に座れる) |
やまびこ10両編成 | 1~5号車(列車によっては1~3号車) |
やまびこ16両、17両編成 | 1~5号車、12~17号車(つばさ7両を併結することもあり、つばさ部分16~17号車) |
つばさ7両編成 | 11~17号車の7両編成、自由席は16~17号車 |
なすの10両、16両、17両編成 | 1~8号車、12~17号車(列車によって10号車、5~8号車) |
やまびこ、なすのの自由席車両は、列車によって変更が多いので注意してください。
上越と北陸新幹線
上越、北陸新幹線は、とき、たにがわ、かがやき、はくたか、あさま、つるぎの6つの新幹線があります。自由席車両は以下です。
とき、たにがわ10両編成 | 1~5号車(列車によっては4∼5号車指定席) |
Maxとき8両編成、16両編成 | 1~3号車、9~11号車が基本 |
Maxたにがわ8両編成 | 1~5号車 |
Maxたにがわ16両編成 | 1~4号車、9~12号車(列車によってはグリーン車以外自由席) |
かがやき12両編成 | 自由席なし(立席特急券を購入できれば、空いている指定席に座れる) |
はくたか12両編成 | 1~4号車(列車によっては4号車指定席) |
あさま8両編成 | 1~4号車(列車によっては4号車指定席) |
あさま12両編成 | 1~5号車 |
つるぎ12両編成 | 1~4号車 |
Maxとき、Maxたにがわは、列車によって自由席車両の変更や増減が多いので、注意してください。
自由席車両が固定されていて変動がない新幹線と、自由席車両の変動がある新幹線があります。
なぜかというと、仕事で使う乗客と観光で使う乗客の人数によって、指定席車両の変動があるためです。
レジャー時期になれば、指定席車両を増やす必要があるので、指定席を増やした分、自由席車両が減らされます。
変動自由席を上手く使えば、混雑時に座れないという事を避けることができますね。
新幹線の自由席への乗り方
ここまで、新幹線の自由席に座るために、どうしたらいいのかを説明してきましたが、新幹線の乗り方はご存じですか?
今さら、誰かに聞くのがはずかしい…
新幹線の自由席への乗り方は、切符を2枚購入することから始まります!
自信満々に答えられなかったあなた、私と一緒におさらいしていきましょう♪
切符の買い方
新幹線の自由席に乗るには、乗車券と、特急券の2枚の切符を購入する必要があります。
どこで買えるのか、事前購入がいいのか、当日でいいのか不安になりますよね。
自由席でしたら当日でも買えますが、時間に余裕を持って駅に行きましょう。
始発に乗りたい、当日はゆっくり行きたい時は、事前購入をおすすめします。
新幹線の切符が購入できる場所は、4つあります。どこで購入するかも、決めておくとスムーズですね。
- JR窓口(みどりの窓口)
- 自動券売機
- 旅行代理店
- インターネット
新幹線の自由席の乗り方に不安があるあなたは、駅員さんが丁寧に対応してくれる窓口がおすすめです。
乗車日時や、目的地の到着時刻、座席の種類など、細かい希望にそった提案をしてくれるので、安心ですね。
私も窓口だと、ちょっとした事でも教えてもらえるので、よく利用していました。混雑状況も教えてもらえますよ。
乗車券と特急券を購入したら、新幹線の改札口へと進みましょう!
改札機を通る
新幹線自由席の乗り方で一番不安なのは、改札を通る時ではないでしょうか?
新幹線に乗る時は乗車券と特急券、切符が2枚あるので2枚同時に改札機に入れます。
入れるとまた2枚とも改札機から出てくるので、取り忘れに注意してくださいね。
降りる時も乗車券と特急券、2枚同時に改札機に入れます。降りる時には、切符は戻ってきません。
私は初めて新幹線に乗る時、まず改札口を探すことが大変で、不安になりながら探し回りました。
やっと見つけたと思ったら、訳のわからない機械が私を待ち受けていて、もう心拍数が大変なことになっていました。思い返せば、ちょっぴり恥ずかしい笑い話です。
それでは、いよいよホームへ出ますよ。切符は忘れずに取りましたか?
ホームに出る
新幹線に乗り降りする場所が、ホームです。乗りたい新幹線が停まるホーム番号と、乗車位置を確認しておきましょう。
自由席車両の乗車位置がホーム上に枠線が書かれているので、乗車位置に並んで新幹線の到着を待ちます。
新幹線は車両が多いので、発車時刻よりも少し早めにホームに出ておくと安心です。
自由席に乗りたい場合は、特に早めに並んでおきましょう。飲み物や食べ物も買っておくと安心ですよ♪
乗車中
順番に乗車したら、空いている席に座ります。しばらくすると、車掌さんが切符の確認に来るので、乗車券と特急券を見せて確認してもらいましょう。
切符の確認が済めば後は、景色を楽しんだり、音楽を聴いたり、思い思いに過ごしながら新幹線の旅を楽しんでくださいね♪
降りる時
新幹線の停車時間は短めなので、車内の到着アナウンスが流れたらすぐに降りれるように準備をしておきます。
さて無事にホームに降りることが出来たら、また改札口を目指して進みましょう。
改札機には、乗る時と同じく切符を2枚同時に通してくださいね。
SuicaやPasmoなどの交通ICカードとの併用
新幹線に乗る時、新幹線が停まる駅まで在来線で行くことがありますよね。SuicaやPasmoを使う場合、新幹線改札口ではどうしたらいいのでしょうか?
新幹線改札口を通る時は、先に切符を通してから、SuicaやPasumoを通します。
ちなみにJRが運営する公式サイトから切符を予約して、ICカードやiPhoneなどのスマホ、apple payと連携している場合は、そのまま通過して大丈夫です。
まとめ
- 新幹線の自由席には、混雑時は座れないことがある
- 新幹線の自由席に座れない時は、デッキか通路で立ったまま席が空くのを待つのが基本
- 新幹線の座席に座るためには、乗る車両を選ぶ
- 新幹線の座席に座るためには、1本見送って次の新幹線を待つのも一つの方法
- 絶対に座りたい時は、指定席券を購入することが確実
- 新幹線の自由席はどこにあるか、事前に車両を調べておくと、迷わず並べるので座れる確率が上がる
- 新幹線の自由席への乗り方は、切符を買う、改札口を通る、ホームへ出る、新幹線に乗る
- 新幹線の改札機で、交通ICカードとの併用するには、先に切符を通してからカードを通す
私は、混雑時に新幹線の自由席に座るためには、始発から乗らなければ無理だと思っていました。
調べてみると、自由席はどこにあるのか、どこに並べばいいのか等、色々な乗り方がある事がわかりました。
今さら誰かに聞くのがはずかしい新幹線の乗り方も、復習が出来て、また新幹線に乗りたくなりました。
私も娘たちが大きくなったら、一緒に新幹線に乗りたいなと考えています。
あなたもこの記事を読んで、快適な新幹線自由席の旅を、お楽しみくださいね♪
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