洗濯機の寿命は何年かご存じですか?私は、家電製品の寿命は10年が目安と聞いたことがあるので、洗濯機の寿命も同じかなと思っていました。
洗濯機の寿命は、ドラム式洗濯機も縦型式洗濯機もどちらも同じで、最長8年です!
短いと思いませんか?ドラム式洗濯機も縦型式洗濯機も、決して安い買い物ではないのに、最長で8年って…家電製品の寿命10年説は、もはや都市伝説なのでしょうか…。
たった8年の寿命なの?!
驚いたそこのあなた、ご安心ください。ドラム式洗濯機も縦型式洗濯機も寿命を延ばす方法があります!
洗濯機を長持ちさせる方法と、あって欲しくはないですが買い替えのタイミングをまとめてみました。
これを読めば、あなたも洗濯機マスターになれるかもしれません!
洗濯機の寿命はドラム式は何年?
洗濯機の寿命は、ドラム式洗濯機・縦型式洗濯機どちらも同じく、6~8年です。
ドラム式洗濯機と縦型式洗濯機、この2つの洗濯機の違いは洗浄方法です。
縦型式洗濯機は、かくはん洗いという洗浄方法を使用しています。
かくはん洗いとは、洗濯槽に水を溜めて底に付いている羽根を回して洗濯物を洗う方式です。
これは昔の洗濯方法である、洗濯板に洗濯物をこすり付けて洗う方法から考えられています。
一方のドラム式洗濯機は、たたき洗いという洗浄方法を使用しています。
たたき洗いとは、斜めに付いている洗濯槽自体を回して洗濯物を叩きつけながら洗う方式です。
そのため、縦型式洗濯機とドラム式洗濯機、この2つの洗濯機の寿命に違いはありません。
それではなぜ、洗濯機の寿命は6~8年なのでしょうか?それは、洗濯機の各メーカーの部品保有年数が6~7年だからです。
そのため、8年を過ぎてしまうと故障しても部品がないために、部品の交換が出来ず故障が直せないのです。
家電製品が故障した時に、よく電器屋さんが言う「部品がもうありませんので、買い替えた方が良いですよ~」とは、部品保有年数の為だったのですね。
私は疑い深いので、「本当は部品があるのに無いって言っているでしょ?」と思っていました。
電器屋さん、今までごめんなさい…。
それなら、最長年数である8年を過ぎた場合、その後もなるべく不具合が出ない様に、洗濯機を長く使いたいですよね。
どうしたら、洗濯機を長持ちさせる事が出来るのでしょうか?長持ちさせる方法を、次の章で詳しく説明します。
洗濯機の寿命はカビ対策で変わる?!
洗濯機の寿命を延ばすには、洗濯機の中を定期的に洗浄することが重要です。
特にカビを発生させないことが、洗濯機の寿命を延ばす秘訣です。
洗濯槽のカビを放置してしまうと、カビが洗濯機内部まで浸食してしまいます。こうなってしまうと、もう寿命が近くなっていると考えられます。
カビは高温多湿で雑菌が多い場所で発生します。洗濯機の中は常に濡れていて、エサとなる雑菌が豊富です。
洗濯機の中は、実はカビが発生しやすい環境なのです!
カビは、脱水や乾燥などの効率が悪くなりますし、臭いの原因にもなります。カビが発生している中で洗濯、更に乾燥まで…と、想像しただけでも嫌ですよね。
カビを発生させないために!4つのポイント
洗濯機に、カビを発生させない様にするために注意するポイントは、全部で4つあります。
- 汚れた洗濯物は洗濯かごへ。洗濯機に入れるのはやめましょう
- 洗剤の使い過ぎには注意しましょう。残った洗剤は、カビのもとになります
- 洗濯物を洗い終えたらすぐに干しましょう。すぐに干せない時は洗濯かごに移しておきましょう
- 使わない時は洗濯機の蓋を開けて、湿気を逃がしておきましょう
洗剤をたくさん使ってしまう事、ありませんか?
私は、汚れがひどい洗濯物を洗う時、いつもより多めに洗剤を投入していました。キレイになる気がしていたのですが、カビを育てていたのですね…。
次回からは、きちんと計量して、お洗濯します。
定期的なメンテナンスが大切
カビ対策と合わせて、定期的にメンテナンスを行うことも大切です。メンテナンス方法は、全部で3つあります。
- 糸くずゴミは、なるべく毎日取り除きましょう
- 乾燥フィルターや洗剤投入口を、歯ブラシなどで掃除をしましょう
- 月に一度、洗濯槽クリーナーなどを使って洗濯槽の洗浄をしましょう
洗濯槽の自動洗浄機能(カビ取り機能)がついているカビない洗濯機もあります。洗濯機の自動洗浄機能を使ってのメンテナンスも効果的です。
また、プロの洗濯機クリーニングを利用すれば、自分では手の行き届かないところまで、しっかりとメンテナンスをしてもらえますよ。
カビ対策をしっかりする事と洗濯機の定期的なメンテナンスをすることで、洗濯機の寿命が延びます。目指せ、洗濯機の使用年数8年超え♪
洗濯物の詰込みはNG
うっかりしてしまいがちなのが、洗濯物を詰め込んで使用してしまうことです。
ドラム式洗濯機は構造上、洗濯槽を斜めに吊り下げている部品に負荷がかかりやすいので、一度に大量の洗濯物を入れるのは止めましょう。
縦型式洗濯機も、洗濯槽の底の部分に負荷がかかってしまうので、水漏れなど故障の原因になります。
目安は、洗濯槽スペースの6~7割です。洗濯物を入れた時、洗濯槽の部分が5㎝程見える状態がベストです。
洗濯物を詰め込んで洗ってしまう事、ありますよね。私、いつも時短だと思ってぎゅうぎゅうに詰め込んで洗っていました。これからは、6~7割を心がけようと思います!
洗濯機の寿命回数は何回⁈
洗濯機の寿命が6~8年だという事は、わかりました。では、洗濯の回数で考えると何回洗濯機を使うと寿命が近くなってしまうのでしょうか?
1日1回洗濯機を使うと考えて計算すると、洗濯機の寿命の回数は2,500回です。
これが、先ほどからお伝えしている寿命と同じ6~8年となります。
使い方にもよりますが、2,500回以上使えていても大体3,500回を超えると、洗濯機に不具合が出てくるようです。
つまり、1日に何回も洗濯機を使うという事は、使用回数が増えてしまうので、より早く寿命に近づいてしまうという事ですよね。
だから、洗濯機を選ぶ時には1日の洗濯量も考えて、洗濯機の容量の大きさを決める事が大切です。
とは言っても、洗濯機を使った回数を数える事は大変なので、洗濯機の不具合のサインと買い替えのタイミングをまとめてみました。
すぐ止まるようになった
まずは、電源プラグがしっかりと差し込んであるかを確認してください。
電源プラグが差し込んであって、尚かつ電源もちゃんと入る場合、故障する前兆かもしれません。頻繫に止まるようになったら買い替えを検討してください。
最初の頃よりも脱水が弱くなった
洗濯槽内の汚れが溜まっているかもしれないので、まずは洗濯槽の洗浄をしてみてください。
排水パイプや排水溝が詰まっていることもあります。パイプの掃除をしてみましょう。
それでも改善されなければ、洗濯槽を回すベルトの劣化が原因なので、買い替えを検討してください。
しっかり乾燥が出来なくなった
洗濯槽内の汚れやフィルターの目詰まりが原因かもしれません。ドラム式洗濯機でしたら、ドアパッキンにホコリが詰まっていることもあります。
洗濯槽の洗浄・フィルター掃除・ゴムパッキンのホコリ取りをしてみても改善されなければ、買い替えを検討してください。
洗濯中に異音がする
洗濯機を使っている時に、ガリガリやカラカラ、ブーンなどの聞き慣れない音がするのも、買い替えのタイミングです。
異音がするのは、モーターが劣化してきている・どこかの部品が壊れて外れてしまっていることなどが原因です。
購入してから8年以上経っている場合には、部品保有年数を超えているため、部品の交換が出来ません。
また、保証期間外でしたら部品を交換するより、買い替えた方が安く済む場合もありますので、買い替えを検討してください。
水漏れが発生する
水漏れの原因は2つあります。給水ホース・排水ホースからの水漏れと、洗濯機本体からの水漏れです。
ホースからの水漏れは、ホースの交換をすることですぐに解消できます。
一方、洗濯機本体からの水漏れは、洗濯槽のヒビや破損が原因なので買い替えを検討してください。
標準使用期間を超えた
保証対象外の不具合や標準使用期間を超えた時も、買い替えのタイミングです。
標準使用期間とは、メーカーの部品保有期間6~7年と同じです。洗濯機本体に、製造年月日と一緒に記載されています。
洗濯機を安全に使うために、メーカー側から使用者に向けてお知らせすることが義務付けられている年数です。ちなみに、メーカー保証期間とは違うものです。
この期間を超えると、使用できないというわけではありません。何かしらの不具合が出てくる頃なので、買い替えを検討してください。
お得に買い替えるタイミングがある!
買い替えを考えているなら、洗濯機のモデルチェンジの時期の直前に購入する事も、おすすめです。
縦型式洗濯機は毎年6月に新モデルが発売されるため4~5月に、ドラム式洗濯機は10月に新モデルが発売されるため、8~9月に価格が安くなる傾向があります。
当然、モデルチェンジ前なので購入後は旧モデルになってしまうのですが、気にしないという方にはおすすめです。
節水・節電でエコな洗濯機が続々と発売されていますので、思い切って買い替えたとしても、その後の電気代・水道代を考えたらお得になります。
もし、あなたの家の洗濯機が購入してから8年以上経っている場合、買い替えを検討してみてください。
「まだ動くから大丈夫!」なんて思っていたら、前兆もなくある日突然、故障してしまうかもしれませんよ。
まとめ
- 洗濯機の寿命は、ドラム式洗濯機と縦型式洗濯機どちらも同じく6~8年です
- メーカーの部品保有年数が6~7年なので、8年以上になると部品がない為、故障しても直せません
- 洗濯機の寿命を延ばすには、カビ対策と定期的なメンテナンスが大切です
- 洗濯頻度に関わらず月に一度、カビ対策として洗濯槽クリーナーなどを使って洗濯槽の洗浄をしましょう
- 定期的なメンテナンスとして、糸くずゴミは毎日取り除くこと・乾燥フィルターや洗剤投入口を掃除することが大切です
- ドラム式洗濯機も縦型式洗濯機も、洗濯物を詰め込んでしまうと、部品に負荷がかかるので故障につながります。洗濯槽スペースの6~7割が目安です
- 洗濯機の寿命回数は、2500回です。それ以上になると、どこかしら不具合が出てくるので、買い替えを検討してください
- すぐ止まるようになった・脱水や乾燥が甘くなった・異音がする・水漏れが発生した等は、故障の前兆です
- 保証対象外の不具合や標準使用期間6~7年を超えた時も、買い替えのタイミングです
- ドラム式洗濯機・縦型式洗濯機それぞれのモデルチェンジ前が、お得に買い替えるタイミングです
以上、意外と短い洗濯機の寿命や寿命回数の理由、洗濯機を長持ちさせる方法・買い替えのタイミングをまとめてみました。
知っているようで知らなかった洗濯機のお話、いかがでしたか?
あなたも私とご一緒に、洗濯機マスターになれたでしょうか。
洗濯機は我が家で一番の働き者です。突然動かなくなってしまったら本当に困ります!
我が家の洗濯機は、最長寿命の8年はとっくに過ぎているのに、容量が小さく、1日に何回も使っています。きっと寿命回数なんて、遥か昔に超えているでしょう。
カビ対策やメンテナンスも、年に数回程度しかしたことがありません。
かなり不安な状態の洗濯機だといえます…。
この記事をきっかけにして、故障してしまう前に買い替えを検討することに決めました。まずは、お財布とそして家族と相談しなければ!
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