小さい子供がいらっしゃる家庭でしたら「子供にはたくさん絵本を読んで聞かせたい」という思いの方も多いのではないでしょうか。
ただ、子供が小さいうちは絵本のページが破られたりバラバラになってしまったりと、困っている方も多いのではないでしょうか?
絵本の修理方法は大きく分けて「テープを使う」「接着剤を使う」「糸とじを使う」3種類の方法があり、中でもテープを使う修理方法は簡単にできるのでおすすめです!
修理に使うテープも100均で気軽に買える物です。貼り方のポイントもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで頂き参考にしてください♪
絵本の修理方法3選!
絵本の修理は大きく分けると「テープを使った修理」、「接着剤を使った修理」、「糸とじを使った修理」の3種類に分けられます。
3種類の中では、テープを使う方法は簡単で必要な物も100均で買えるのでおすすめです。
ここでは絵本の修理方法3種類を、メリットデメリットもあわせてご紹介します。
テープを使った修理
破れたり、外れたりしたページをテープで貼り付ける方法です。
テープを貼るだけなので簡単で、劣化しづらく、強度も出てページが汚れにくくなる等のメリットがあります。
補強した部分は破れにくいですが、そうでない部分から破けやすくなってしまうことがデメリットです。
修理に使うテープは専用の物か、それに近い物を選びましょう。
「とりあえず家にあるセロハンテープで直すか…」と考える方は多いと思います。実際に私もそうでした…。
ですが、セロハンテープを絵本に貼ると経年劣化により接着部分が黄色く変色し、セロハンがはがれ落ちてのりだけが紙に残り汚くなるので避けましょう。
接着剤を使った修理
ページが破れた部分にのりしろがある場合、接着剤を使ってページを貼り合わせることができます。
接着剤は製本のりと呼ばれる専用の物や、木工用ボンドを薄めて代用もできます。
テープを使う方法と比べて本に厚みが出ません。
液体のりやスティックのりは粘着力が弱いため、すぐに破れることがあるので不向きです。
またセメダインやアロンアルファなどの接着剤は、紙を傷める原因となるのでやめましょう。
糸とじを使った修理
糸とじとは、絵本の背の部分を糸でかがり、とじ合わせる製本の仕方のことです。
何度もページをめくったり、引っ張ったりすることによりこの糸がゆるむとページが外れてしまいます。
とじられている糸を外し、再度ページに穴をあけて糸を通し締め直せば修理できます。
ページの補強はしっかりとされるため、絵本が再度壊れにくいメリットがあります。
ただし、一度絵本を解体したり全ページ同じ部分に穴をあけたりするなど、手間がかかる方法で簡単ではありません。
絵本の修理は100均のテープを使おう!
簡単にできるテープでの絵本の修理ですが、使うテープも手軽に安く買いたいですよね。
調べると身近にある100均でも、使えるテープが販売されていました。
100均なら必要になった時にすぐに買いに行けて便利ですね♪
ここでは100均の代表とも言える、ダイソーとセリアで買えるテープをご紹介します!
ダイソーで買えるテープ
ダイソーで購入できて絵本の修理に使えるテープです。商品名は「スコッチ メンディングテープ CM−12」です。
貼ると目立ちにくく、時間が経っても黄ばまないので絵本が綺麗な状態に保てます。
幅が12mmと18mmの物があるので、修理の必要な部分の大きさに合わせて選べます。
セリアで買えるテープ
セリアで買える絵本の修理用テープは、「本補修テープ(透明)」があります。
ページ破れの補修から背の部分の補強まで、1つあればできる優れものです。
普通のセロハンテープだと、時間が経つにつれパリパリと堅くなってしまいますが、本補修テープは、堅くなりにくくおすすめ!
幅が3cmと広く、長さは7mとたくさんあるのが嬉しいポイントです♪
絵本の修理で背表紙はどうする?
絵本の背表紙は強く引っ張られて破れやすく、修理が必要になることが多いのではないでしょうか。
我が家の絵本も背表紙からぱっくり破れてしまった絵本があります…。
お気に入りの絵本ほど壊れてしまい、子供たちに「バラバラになっちゃったー!」とよく言われます。
背表紙とページがバラバラになってしまっても、テープを使って修理することができます。
テープで背表紙を修理する際にはいくつかポイントがあります。
テープはまっすぐシワにならないように貼る
基本的ですが、テープをまっすぐにシワにならないように貼ることはとても大切です。
修理のために貼ったテープにシワが寄っていると、そこからさらに破れたり本が傷んだりする原因となります。
テープは内側外側にもかぶせるように貼る
背表紙と中のページがバラバラになってしまった場合、絵本の内側をテープで貼り合わせます。
この時表紙側のテープは少し長めに切り、上と下の部分を外側に折り返すように貼りましょう。
折り返すことにより補強されるので再度バラバラになることが防げます。
完全に取れてしまった背表紙には厚紙を挟んでテープを貼る
背表紙と中のページが完全に取れてしまっている場合、そのままテープを貼ってもすぐに外れてしまいます。
補強のために、テープを貼る前に厚紙などを挟みましょう。
まとめ
- 絵本の修理方法はテープを使う方法、接着剤を使う方法、糸とじを使う方法の3つがある
- 絵本修理でテープを使う方法は、貼るだけなので初心者でも簡単にできる
- セロハンテープは紙を傷める原因となるため本の修理には不向き
- 絵本修理で接着剤を使う場合は専用のりの他に木工用ボンドで代用できる
- 100均でも絵本の修理用テープは買える
- 壊れやすい背表紙は、テープを折り返して貼ったり厚紙で補強したりして修理するのがおすすめ
破れてしまった絵本を直すことは、「壊れた物は直して大切に使うこと」を子供に教える良い機会にもなります。
我が家の絵本も、子供たちと一緒に直すことで思い入れも深くなり、大切に扱うようになりました。
みなさんもぜひ、テープを使ってお子さんお気に入りの絵本を修理してみてくださいね♪
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