チャイルドシートのベルトをしっかり締めたはずなのに、運転中ふと見ると抜け出している⁉︎という経験、ありませんか?
私の3歳になる息子もベルトから抜け出すことが多く、気づけば身を乗り出して外を眺めています。
本人は抜け出すことができ快適そうですが、安全性を考えるとやはり心配ですよね。
チャイルドシートは子どもの命を守るため、2000年から義務化されました。
しかし、しっかり締めたはずのベルトから抜け出されては意味がないものになってしまいます。
チャイルドシートのベルトから抜け出すことを防止する解決策はさまざまあります。
この記事でぴったりのものが見つかるかもしれません。ぜひ試してみてください!
チャイルドシートのベルトから抜け出す子どもへの対処法
チャイルドシートのベルトから抜け出す子供への対処法は、コストのかからない方法からサポートグッズまで色々とあります。
チャイルドシートのベルトから抜け出す年頃は、1歳から2歳頃が最も多いようです。
私の子どもは2歳になった頃、身体をねじるとチャイルドシートのベルトから抜け出せることに気づいてしまいました。
あなたはいつ頃悩みはじめましたか?安全安心に車移動ができるように、一日でも早くこの問題を解決したいですね。
大切な子どもの命を守るために、どんな方法があるのかみていきましょう。
チャイルドシートのベルト抜け出し防止グッズ
サポートグッズを使えば、簡単に対処することができます。
大切なのは、子どもの力では外せないことです。いくつか種類があります。
- クリップタイプ
- バックルタイプ
- シートタイプ
- 布ボタン、マジックテープタイプ
月齢によっては自分の力で外せてしまうものもあるので、口コミや商品説明でお子さんに合った商品を選んでくださいね。
クリップタイプは肩ベルトをそれぞれクリップでとめるものです。バックルタイプは中央でとめるものが多いです。
シートタイプは子どもの背中にしき、腕の下を通してベルトと固定するものです。
私はこのタイプがいちばん見た目もスッキリしていて気に入っています。
子どもを座らせた重みによって固定されるため、抜け出すことは難しいでしょう。
ただ、クリップタイプやバックルタイプの方が手間は少ないように感じます。
布タイプは、布をベルトそれぞれに巻きつけボタンやマジックテープなどでとめます。そのベルトをさらにクリップでとめるものになります。
ハンドメイドで販売されているものも多いので、さまざまな色や柄が選べるのも魅力的です。
価格は1,000円以下で買えるものから、2,000円以上のものまでさまざまです。
防止グッズは代用品を使用することも可能!
チャイルドシートのベルトからの抜け出し防止グッズを紹介しましたが、身の回りにあるもので代用も可能です。
専用のものは少々高かったり、使用後は他の目的で使うことが難しいものもあります。
そこで、代用することができるものをご紹介します。
- タオルや手ぬぐい
- 百均の荷物まとめベルト
- 百均のカバン用ショルダーカバー
基本は肩ベルトをまとめるために使用します。タオルは他にも、背中と座席の間にはさみ隙間を埋めるためにも使用できます。
隙間がなくなると身動きが取りにくくなり、抜け出しにくくなるため、月齢が小さい子に向いている方法です。
すでに持っているもの、または百均などのローコストでできる対策も検討してみてくださいね。
他に興味のあるものを用意する
すでに試した方も多いと思いますが、子どもは何か興味のあるものを見つけると、他のものには目もくれません。
私の子どもは、走行中興味を引くものがないと、窓の外が気になってチャイルドシートのベルトから抜け出してしまいます。
しかし、子どもの大好きなお菓子を与えたり、大好きな曲をかけて一緒に歌うと、目的地まで落ち着いて座ってくれます。
集中できるものなら、それはおもちゃでも動画でもなんでも良いのです。
子どもが興味を引くものを一つ用意しておくだけで、抜け出すことを防ぐことも可能です。
もしまだ試していないことがあれば、グッズを購入する前にやってみてもいいですね。
チャイルドシートのベルトから抜け出す危険を教える
これはコストがかからず、最も必要で大切なことでもあります。
もちろん言葉の意味が理解できる年齢、成長状態であることが前提です。
子どもは「危ないよ」と注意しただけでは、何がどうして危ないのか理解することができません。
そこで活躍するのが、チャイルドシート装着時の衝突実験動画です。
調べてみると、JAFなどが無料の実験動画を複数あげていました。
動画が好きな子どもは多いですよね。私の子どもも大好きです。
動画を上手に活用しながら、チャイルドシートのベルトを正しくつけることの安全性を一緒に確認しましょう。
言葉だけで説明するよりも、映像の方が印象に残り効果が期待できます。
映像を見て、「チャイルドシートのベルトは、あなたの命を守ってくれる大切なものだよ。」ということを伝えましょう。
1歳から2歳頃の子どもに伝えるのは難しいですが、大きくなったら必ず伝えておきたいですね。
チャイルドシートのベルトの付け方は正しい?
子どもがチャイルドシートのベルトから抜け出さなくなったらもう安心。とは言い切れません。
あなたはチャイルドシートのベルトの付け方に自信がありますか?
私は正直、しっかり装着できているのか不安です。
2012年の調査によると、チャイルドシートを使用していても、座席へのベルトの取り付け方が間違っている割合は6割近くになるそうです。
そしてさらに、3割以上の人が危険な座らせ方をしてるという驚愕の事実が…。
本来の機能を発揮させるため、チャイルドシートのベルトの付け方をしっかり確認しましょう。
チャイルドシート本体をベルトで固定する時の注意点
シートベルトで固定したチャイルドシートは、揺らすとグラグラと揺れませんか?
揺れる場合は正しく装着できていないため要注意です。
座席に密着させるため、チャイルドシートにしっかり体重をかけ、ベルトの緩みをとりましょう。
ちなみに、あまりお勧めはできませんが、前席にチャイルドシートを設置する場合は、シートをできるだけ後ろに下げてください。
助手席のエアバックは運転席よりも大きく膨らむので、シートとの間に挟まれ圧迫される危険があります。
前向き、後ろ向きどちらでも使用できるチャイルドシートは、それぞれに通すシートベルトの位置が異なります。
色分けされているものもありますが、まずはそれぞれの説明書をよく読み、確認しましょう。
説明書がわかりにくい場合は、メーカーが動画をあげていないか検索してみるのもいいですね。
説明書にQRコードがついていて、動画での説明を見ることができる場合もあります。
私はよくメーカーの動画解説をみて、子ども用品の使い方を覚えることが多いです。
子どものお世話や、家事をしながらも見ることができて便利ですよ。
チャイルドシートに子どもを座らせベルトをする時の注意点
チャイルドシートのベルトから抜け出さない子どもでも、ベルトのつけ方が正しくなければ危険です。
まずはお尻と腰がしっかり座面に着くように座らせましょう。
隙間があると、ベルトを締めても子どもが動けばすぐに緩んでしまいます。
もうひとつは肩ベルトの高さです。子どもは日々身体も成長していきます。
チャイルドシートの肩ベルトの高さが小さい頃のままで、肩の下に位置していないでしょうか?
前向きで座らせる場合、肩ベルトは肩と同じ、もしくは肩から少し高い位置に調整しましょう。
同時に、ベルトにねじれがないかもしっかり確認しておきましょう!
チャイルドシートのベルト固定とISOFIX固定に安全性の違いはある!?
チャイルドシートのベルト固定とISOFIX固定に安全性の違いはありません。
正しく固定することができれば、どちらも安心して使用することができます。
私は最初にチャイルドシートを買う時、ベルト固定とISOFIX固定どちらにも対応しているものを選びました。
私の車はISOFIXに対応していましたが、夫の車には対応していなかったからです。
安全性に違いはありませんが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
チャイルドシートのベルト固定のメリットは、基本どんな車種でも取り付けが可能ということです。
ISOFIX対応の車種は2012年から義務化されたため、まだ完全に普及しきっているとは言えないでしょう。これはISOFXのデメリットでもあります。
ベルト固定のデメリットは「チャイルドシートのベルトの付け方」でも書いた通り、固定する過程で緩みなどが生じる恐れがあることです。
女性が取り付ける際は力が必要なところもあります。その点ISOFIXは、誰でも車についている金具に同じように固定するだけで取付けることができるというメリットがあります。
チャイルドシートのベルト固定は上記のポイントに気をつけて正しく行えば、しっかり安全性を確保することができるので問題ありません。
まとめ
- チャイルドシートのベルトから抜け出す子どもへの対処法は、コストのかからないものからサポートグッズまでさまざまある
- チャイルドシートのベルトから抜け出す子どもへの防止グッズは、クリップタイプ、シートタイプ、布ボタン、マジックテープタイプなどがある
- チャイルドシートのベルトから抜け出す子どもへの防止グッズは、身の回りにあるタオル、手ぬぐい、百均グッズなどで代用も可能
- 最も必要なのは、子どもにチャイルドシートを正しくつける大切さを教えること
- 内容がわかる月齢になれば、動画を取り入れることで、ベルトを正しくつける必要性を子どもも理解しやすい
- チャイルドシート本体のベルトの付け方では、座席に密着させるためチャイルドシートにしっかり体重をかけてシートベルトを締める
- 前向き、後ろ向きどちらでも使用できるチャイルドシートは、それぞれに通すシートベルトの位置が異なるため確認を忘れない
- チャイルドシートに座らせた子どもと座面の間に隙間がないようにする
- チャイルドシートに乗せた子どもの肩ベルトは、前向きの場合肩と同じか肩より高い位置に調整する
- チャイルドシートのベルト固定とISOFIX固定に安全性の違いはない
チャイルドシートのベルトから抜け出す子どもには以上の対策を試してみてください。同時に、チャイルドシートの付け方も確認しておきましょう。
チャイルドシートのベルトを正しく装着した上で、運転する側も子どもも楽しく、安心安全なドライブにしたいですね。
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