あなたはモンテッソーリの棚、通称モンテ棚をご存じですか?
子どもの自立心を促し、自分で考えて行動できるように環境を整えることがモンテッソーリ教育の一つです。
その環境作りの一つにモンテッソーリの棚があります。
導入してみたいけれど、販売されている専用の棚はなかなか高額な物ばかり…。手が出しにくいですよね。
実はモンテッソーリの棚は、ニトリの商品で作ることが出来るのです!
私もニトリの商品で、2歳の息子におもちゃ棚を作りました。
モンテッソーリの棚は簡単に作ることができ、息子がおもちゃを自分で出し入れすることが増えました!
専用の高額な棚で、もしお子様が気に入らないとショックですよね。
ニトリで安く、そして自分でカスタマイズしながら作ってみませんか?おススメの商品やdiyの方法をご紹介いたします。
モンテッソーリの棚はニトリの商品で作れる!?
モンテッソーリの棚は、ニトリの商品で作ることができます。
ニトリの商品でモンテッソーリの棚を作るのに役立つ商品をご紹介していきます。(2022年8月現在)
Nカラボ
ニトリと言えば、安くて種類が豊富なカラーボックスが有名ですよね。
その中でも、Nカラボの3段タイプがおススメです。棚の位置を変えたり増やすことも可能で、おもちゃの収納力が高い商品です。
また、モンテッソーリの棚として使わなくなった後、他の収納に使いまわしもしやすいので便利ですよね。
様々なサイズ展開がありますが、今回は私も実際に使用している幅41.9㎝のタイプをご紹介します。
サイズ | 【幅41.9cm×奥行29.8cm×高さ87.8㎝】 |
素材 | 繊維版 |
重量 | 約8.9㎏ |
組み立て目安時間 | 約15分 |
カラーバリエーション | ホワイトウォッシュ、ミドルブラウン、ライトブラウン、ナチュラル |
価格 | 1,590円(税込) |
何といってもお値段の安さが魅力的ですよね。SNSで見て調べたモンテッソーリ専用の棚は、1万円以上の高額なものが多かったので私は諦めました。
子育てはお金がかかるものです。出来るだけ価格は抑えたいですよね。
カラーバリエーションも多いので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。また、縦置き、横置きどちらでも設置できます。
収納ケースNインボックスのタテハーフ
モンテッソーリの棚を組み立てたら、次はお子様が使いやすいようにおもちゃを並べなくてはいけません。
その際に便利なのが、収納ケースNインボックスです。
基本的にはおもちゃは見やすく取り出しやすいように、そのまま棚に並べます。しかし、積み木などの細々したおもちゃはまとめたいですよね。
私は、以前は細々したおもちゃは蓋つきのボックスに入れていました。ですが息子が中身が分からず、自分で選ぶことができませんでした。
Nインボックス本体には蓋が付いていませんが、別売りで付けることは可能です。
棚の高さに余裕をもたせて入れれば、中身をのぞけるのでお子様も何が入っているのか分かります。
こちらもサイズ展開が豊富ですが、今回は私も使用しているタテハーフをご紹介します。
サイズ | 【幅19.2cm×奥行26.4cm×高さ23.6㎝】 |
素材 | 主にポリプロピレン |
重量 | 約410g |
カラーバリエーション | ホワイト、ブラウン、グレー、クリア、ローズ、ターコイズブルー |
価格 | 599円(税込) |
上記でご紹介しましたNカラボを縦置きに設置した場合、タテハーフのNインボックスは棚の幅の半分を占める大きさです。
大きすぎず軽いので、お子様も上段の棚からでも降ろしやすいですね。
持ち手もついているので、棚からテーブルなどに持ち運ぶのに便利です。
実際のdiy例
実際のdiy例として、我が家のおもちゃ棚をご紹介したいと思います。
ご紹介したNカラボと、Nインボックスタテハーフを使用しています。
組み立ては電動ドライバーを使用するのがおススメです。女性の私一人でも簡単に早く組み立てることができました。
Nカラボを3個購入し、それぞれおもちゃに合わせて棚の取り付け位置を変えています。後に変更することも可能です。
おもちゃが取り出しやすいように、上部に余裕をもたせて置くようにしています。Nインボックスも中身がのぞけるように置きました。
2歳の息子は、上段も余裕で届きます。一目で見渡せるように並べているので、息子もどこに何のおもちゃがあるのか分かります。
私はそこまで教育熱心なタイプではありません。ですが、そんな私でもモンテッソーリの棚はゆるく取り入れることができました。
こどものために何か教育法は取り入れたい。こどもが自分でおもちゃをしまえるようになってほしい。でも難しいことや本格的なことはちょっと…。
私のような考えをお持ちのあなたは、ニトリの商品で手軽にモンテッソーリの棚に挑戦してみてください!
モンテッソーリの棚はつかまり立ちなどにも役立つ⁉︎
モンテッソーリの棚は、新生児期から設置することが望ましいとされています。
私は「え、早くない⁉まだおもちゃで遊ばないでしょ⁉」と思いました。
しかし、赤ちゃんは環境が変わらないほうが安心するそうです。ですので、生まれた時から棚を準備しているほうが良いでしょう。
また、ただのおもちゃ棚としての設置目的だけではなく、モンテッソーリの棚にはつかまり立ちなど赤ちゃんの成長を促す大事な役割があります。
いつからどのような効果があるのか、赤ちゃんの成長期ごとにご説明いたしましょう。
ずりばいからハイハイ期
早ければ生後半年頃には、ずりばいやハイハイをし始める赤ちゃんがいると思います。
その前からモンテッソーリの棚を設置し、下の手が届く範囲にガラガラなどのおもちゃを置いてみましょう。
すると赤ちゃんは、自分の目線にある床に近い場所にある物に興味を示します。
おもちゃが見えると触りに行こうとするため、ずりばいやハイハイを促すきっかけになるのです。
また、おもちゃを置くのは2個までにしてください。
そうすることで自然と赤ちゃんが「どちらが良いか」選択するようになり、自立心を育てることができます。
つかまり立ち期
ハイハイの次は、つかまり立ちが始まります。
棚の2段目におもちゃを置くことで、自分から棚に手をかけてつかまり立ちをする練習になります。
いずれは手を放して立つことにもつながるでしょう。
また、この頃にはさらに自立心の成長を促すために、おもちゃを2~3個置いてみましょう。
ただし、つかまり立ちをするということは、転倒のリスクもあがります。必ず大人が見守ってください。
また、棚が倒れないように固定することも大事です。
私は新生児期から設置したほうが良いとは知らず、息子が1歳を過ぎてから作りました。
息子はなかなかつかまり立ちができなかったので、このように成長を促す効果があるのならもっと早くから始めれば良かったです!
ですが、もちろん新生児期を過ぎてから始めても十分良い効果はあります。次の項目では、モンテッソーリの棚を作る際の注意点を見ていきましょう。
モンテッソーリの棚は高さなどに注意⁉
棚の高さなど、モンテッソーリの棚を作る際にはいくつか注意点があります。
ただ棚を設置して、おもちゃを並べれば良いわけではありません。
高さなどを注意しないと、せっかく作ってもお子様が使いにくい棚になってしまうかもしれません。
モンテッソーリの棚を作る際に、気を付けるべきことをまとめてみました。
- 子どもの手が届きやすい高さ
- 木製など自然素材のものを選ぶ
- 開放的にゆとりをもたせておもちゃを並べる
- 棚を置く場所
- 安全性の確保
上記のポイントについて、ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
子どもの手が届きやすい高さ
モンテッソーリ教育では、子どもが自主的に行動できるよう促すことが大切になります。
ですので、子どもの手が届く高さの棚を設置しなくてはなりません。
棚の高さは乳児(0歳から2歳)と幼児(3歳から6歳)で変わってきます。
乳児(0から2歳) | 30から60㎝(棚は1段または2段) |
幼児(3から6歳) | 60から90㎝(棚は2段または3段) |
年齢にあった高さの棚を用意することは大事ですが、途中で買い替えるのは大変ですよね。
最初から3段程の棚を購入し、1段目だけ使用するところから始めても良いでしょう。
ニトリのNボックスを利用するなら、最初は横向きに設置しても良いですね。
木製など自然素材のものを選ぶ
モンテッソーリ教育では、自然の温かみを感じる木製の棚の使用を推奨しています。
お部屋のインテリアとも調和が取りやすいですね。
しかし、木製家具は高額なものが多いですよね…。ですので私は、ニトリのNボックスにしました。
本物の無垢材でできているものは勿論素晴らしいですが、やはり高値です。木目調のNボックスなら、安価で木製家具の設置ができます!
開放的にゆとりをもたせておもちゃを並べる
子どもが自分でおもちゃを手にとりやすいように、開放的でゆとりをもたせることが大事になります。
基本的に一つの棚に一つのおもちゃを並べるようにします。
ですが、私はおもちゃが増えたので、一つの棚に何個か並べてしまっています…。
ただし、選びやすく取りやすいように間隔は空けるよう心がけています。
また、引き出しや中身の見えない蓋つきのボックスにおもちゃを入れてしまうことも良くありません。おもちゃはお子様が見えるように置きましょう。
私はNインボックスに入れる際は、棚の上部に隙間ができるようにして、ボックスの中をのぞけるようにしています。
息子はそのうちおもちゃの位置も記憶するようになったので、今では使いたいおもちゃのボックスをすぐに取り出しています。
棚から引き出しやすいトレーなどに入れるのも良いですね!
棚を置く場所
子どもが遊ぶスペースに置くようにしましょう。注意したいのが寝る場所に置いてしまうこと。
私は最初、息子が遊ぶ部屋で夜布団を敷いて寝ていました。すると棚に寄って行っておもちゃで遊び、なかなか寝ませんでした…。
興味をもつように設置しているので、そうなりますよね…。
また、子どもは棚に上ったり、ぶらさがろうとしたり、予想外の行動に出ます。
見守りがしやすい位置に設置するのは勿論、壁際に置くと固定しやすくなり安全性が増します。
安全性の確保
先ほども申しましたが、子どもは予想外の行動に出ます。また、地震などで棚が倒れる可能性もありますよね。棚を倒れにくくすることが重要です。
私はダイソーで購入した家具転倒防止板を使用しています。プラスチックでできており、棚の下に差し込みます。
傾斜がついているので棚の重心が後ろになり、簡単には倒れなくなるのです。
壁や床に固定しないので、掃除の時に棚を動かすことができて便利です。
しかし、息子が成長し、棚に上ったりぶら下がるようになったら考え直さなくてはなりません。
100均やホームセンターで様々な家具防止グッズが売っていますので、状況に合わせて使用してみてください。
まとめ
- モンテッソーリの棚はニトリの商品で作れる
- モンテッソーリの棚を作るのにおススメのニトリの商品は、NボックスとNインボックスタテハーフ
- 難しい教育法に挑戦しにくい方でも、モンテッソーリの棚は気軽に導入できる
- モンテッソーリの棚は、新生児期から始めることが望ましい
- ずりばいやハイハイ、つかまり立ちなど赤ちゃんの成長を促すことができる
- つかまり立ちをすると転倒の恐れがあるため、大人が見守り、棚を固定することが大切
- モンテッソーリの棚を設置する時は、子どもの手が届く高さする
- 子どもが自分でおもちゃを手にとりやすいように、開放的でゆとりをもたせることが大事
- おもちゃ棚は見守りがしやすく、子どもが遊ぶスペースに置く
ニトリの商品で作れるモンテッソーリの棚についてお伝えしました。
私のようにゆるくモンテッソーリ教育を取り入れてみたいというあなたは、気軽に挑戦して欲しいです。
ニトリには、他にもNボックスに使用できるボックスや引き出しの商品が多数あります。
ぜひdiyして、お子様にピッタリのモンテッソーリの棚を作ってみてください。
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