食パンのかぶりものをしているキャラクターが出てくる、パンどろぼうの絵本をご存知でしょうか。
パンどろぼうの絵本は、パンが大好きな主人公が、様々な事件に一生懸命に立ち向かう様子が描かれた作品です。
パンどろぼうの絵本は、2020年に1作目が発売されていますが、TSUTAYA絵本大賞、リブロ絵本大賞など、数々の賞を受賞しています。
ガチャガチャのフィギュアやぬいぐるみなど、様々なグッズが販売されていて、即完売してしまうほど、対象年齢を問わず幅広い範囲で人気があります。
パンどろぼうの絵本は、3歳・4歳・5歳~を対象年齢としていますが、子どもから大人まで対象年齢に関係なく楽しめる作品となっています。
今回は大人気の絵本、パンどろぼうの魅力についてたっぷりとご紹介します!
パンどろぼうの絵本の対象年齢は!?
パンどろぼうの絵本の対象年齢を確認すると、3歳・4歳・5歳~となっています。
お子さまの成長にもよりますが、対象年齢として、簡単なストーリーを追えるようになる3歳頃からがおすすめのようです。
ストーリーを理解できるようになると、主人公と一緒にお話の中に入って楽しむ事もできそうですね。
また、パンどろぼうの絵本は、登場人物の表情が何とも言えない、シュールで面白く描かれています。
パンどろぼうの絵本が人気があるのは、表情が面白いからという事も理由の一つですね。
その表情に爆笑!といったお子さまもいるので、対象年齢より小さなお子さまでも、絵を見るだけで楽しんでいただけますよ。
ストーリー自体もクスッと笑えて、最後はほっこりできる内容なので、大人の私たちでも楽しめる作品です。
なぜパンどろぼうの絵本がこんなに親子揃って親しまれるのか、他にも人気の理由をご紹介しましょう。
パンどろぼうの絵本は絵にも面白さがある!
パンどろぼうの絵本は、出てくる登場人物の表情が面白いとご紹介しましたが、他にも絵で楽しめるポイントがあります。
盗みを働くパンどろぼうが、食パンの格好をしてパン屋へ入り、売り場に並んだたくさんのパンに紛れている様子が描かれています。
一体どこにパンどろぼうが隠れているのだろう…?といった探し絵になっているところが、絵で楽しめる面白さのひとつです!
読み聞かせ以外でも楽しめるので、小さなお子さまでも飽きずに読み進めていけるでしょう。
絵本の中に出てくる言葉が面白い!
パンどろぼうの絵本には、「ビリビリ」「バサー」「ドスッ」などの擬音語がたくさん登場します。
絵を見ながら音に近い言葉でストーリーに引き付けているのも、小さなお子さまを飽きさせないポイントのひとつですね。
また、パンどろぼうがパン作りをする場面では、「パラパラ」「まぜまぜ」「こねこね」などの言葉も使われていて、一緒にパンを作るまねをして楽しめる工夫もされています。
怒っている様子が描かれていない
パンどろぼうの絵本の中では、登場人物が怒る様子を描いていません。
パンどろぼうの盗みに気づいたパン屋のおじさんの場面でも、怒るのではなく、悪いことをしてはいけないよ、と優しく諭してあげる様子が描かれています。
これは作者の柴田ケイコさんが、絵本を書く上で意識しているポイントだそうです。
普段子育てをしていると、どうしてもお子さまに対して叱ってしまう時がありますよね。
絵本の読み聞かせで触れ合う親子の時間は、そのような感情を忘れて、いつでも楽しい時間にしたいという思いが込められているのではないでしょうか。
子育て中の方はぜひ、パンどろぼうの絵本の読み聞かせを通じて、お子さまとのコミュニケーションを取ってみて下さいね♪
パンどろぼうの絵本のあらすじをご紹介します
ここまでのご紹介で、パンどろぼうの絵本の魅力が少しお分かり頂けたでしょうか。
ここからは、パンどろぼうの絵本がどのような内容なのか、あらすじをご紹介しましょう。
食パンに変装した、パンをこよなく愛するパンどろぼう。
おいしいパンを探してパン屋に忍び込み、素早い動きでお目当てのパンを盗み出す!
盗むパンは焼きたてをひとつだけ、感謝の気持ちを込めていただくのがパンどろぼうの掟!
ある日、「世界一おいしい森のパン屋」と看板に書かれたパン屋を見つけました。
世界一おいしいときたら、放ってはおけないのがパンどろぼう。
そしてお店でパンを焼いているのは、食パンのような髪型をした、とても優しそうなおじさん。いかにもおいしいパンを作りそうなおじさんです。
早速、パンにまぎれていつものように、お目当てのパンをかすめとる!慣れた手つきでパンを盗み出したパンどろぼうは、期待を込めて大きな口をあけてパクリッ!
そのパンのお味は…?そして、パンどろぼうの正体とは?!
このような、あらすじです。続きが気になりますよね。
なんと言っても、「世界一おいしい」はずのパンを食べた、パンどろぼうの表情が一番の注目ポイントです!
また、絵本の中には様々な種類のパンが登場しています。
とてもおいしそうで、読み進めていくうちに本当にパンが食べたくなるのです。
パンどろぼうの絵本は、お話の内容だけでなく、絵を見てるだけでも楽しめる作品となっています。
あらすじを読まれた方は、ぜひ一度手に取って、パンどろぼうの絵本を読んでみてくださいね。おすすめです!
パンどろぼうの絵本のシリーズをご紹介!
パンどろぼうのあらすじを読んでいただいたあなた、続きが気になるところですよね。
1作目のパンどろぼうの絵本を、すでに読まれている方もたくさんいらっしゃるかと思います。
実はパンどろぼうの絵本には、他のシリーズもあるのです。
2022年6月の時点で、3作のパンどろぼうのシリーズが発売されています。
私はすべて読みましたが、1作目と同様、どのシリーズも表情が面白く描かれていて、親子で楽しめる作品になっていました。
パンどろぼうの絵本は他のシリーズもとてもおすすめなので、ご紹介いたします!
パンどろぼうvsにせパンどろぼう
パンどろぼうのシリーズ、2作目の絵本です。
前作で「世界一おいしいパン屋」の店主のおじさんと出会い、思いがけない理由からパン職人になったパンどろぼう。
新作のパンを試行錯誤しながら考えて、ぶどうパンを焼き上げたのでした。
お店は毎日お客さんで賑わい大盛況ですが、なぜか新作のぶどうパンを買うお客さんは1人もいません。
不思議に思ったパンどろぼうが様子を見に行くと、何とそこには…?!
この後の展開が気になりますよね。今回のシリーズでは新たなキャラクターが出てきて、パンどろぼうを事件に巻き込んでいきます。
そしてパンどろぼうも新しい装いとなって登場していて、見どころたっぷりの内容となっていますので、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
パンどろぼうとなぞのフランスパン
パンどろぼうのシリーズ3作目、最新作の絵本です。
どろぼうだった頃とはすっかり変わり、パン屋で立派に働いているパンどろぼう。
もうすぐ始まるパンまつりに向けて、とっておきのパンを考えていました。
あれ?よく見ると、何者かがお店に忍び込んでいるようです…。
パンどろぼうが帰った後、その影は動き出しお店の中でやりたい放題!厨房をめちゃくちゃにしてしまいます。
その姿に気づいたパンどろぼうは後を追いかけますが、思わぬピンチが訪れるのでした…!
3作目も続きが気になる展開となっていますね。果たしてパンどろぼうは、無事なのでしょうか。
こちらのシリーズも探し絵の工夫がされていたり、細かい部分にまで小ネタが隠されていたりしていて、最後まで楽しく読むことができます。
1作目、2作目と楽しく読み進めてきた方、裏切られることはありません。ぜひ3作目も、期待をして読んでみて下さいね!
まとめ
- パンどろぼうの絵本の対象年齢は、3歳・4歳・5歳~となっていて、簡単なストーリーを追えるようになる3歳頃からがおすすめ
- パンどろぼうの絵本は表情がシュールで面白く、対象年齢に関わらず大人も子どもも楽しめる作品
- パンどろぼうの絵本は、数々の絵本の賞を受賞していて、面白い事が世間でも認められている作品
- パンどろぼうの絵本では探し絵の仕掛けがあったり、パン作りの様子も描かれているので、読み聞かせ以外でも楽しめて飽きない工夫がされている
- パンどろぼうの絵本の中では、怒る描写がなく、最初から最後まで親子揃って楽しく読むことができる
- パンどろぼうの絵本のあらすじを読み進めていくと、ストーリーの続きが気になり本を手に取って最後まで読んでみたくなる
- パンどろぼうの絵本にはとても美味しそうなパンがたくさん出てきて、読み進めているとパンが食べたくなる
- パンどろぼうは3作のシリーズが発売されていて、どのシリーズも表情が面白く描かれていたり、先が気になるストーリー展開で見ごたえがある
私個人の感想は、やはり1作目のパンどろぼうに衝撃を受けたので、一番お気に入りです。
パンどろぼうの絵本は、どのシリーズを選んでもハズレなし、と言っても過言ではないくらい、3作すべて対象年齢を問わず、大人も子どもも楽しめる作品です。
まだ読んだことがないあなた、ぜひ今度はパンどろぼうの絵本で、お子さまと一緒に楽しい読み聞かせの時間を過ごしてみて下さい♪
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