エジソン箸はトレーニング箸として有名ですが、デメリットもあることをご存知でしょうか?
私の息子は、エジソン箸に大変お世話になりましたが、その後すぐに普通のお箸が正しく使えるようになるわけではありませんでした。
エジソン箸にデメリットはありますが、使い方を工夫すれば、普通のお箸が正しく使えるようになります!
正しいお箸の持ち方が出来ている日本人は、年々減少しています。
食事のマナーとしても注目されるお箸の持ち方ですが、我が子には、ぜひとも正しいお箸の持ち方を覚えてほしいと思いますよね。
エジソン箸のデメリットを知って、親子で楽しみながらお箸を正しく使えるようになりましょう♪
この記事を読み終わるころには、きっとお箸の達人になっていますよ。
エジソン箸のデメリットとは!?
エジソン箸にデメリットがある事がわかりましたが、デメリットとはどんなことがあるのでしょうか?
エジソン箸のデメリットは、全部で2つあり、エジソン箸しか使えなくなる、普通のお箸への移行が難しくなることです。それぞれ説明していきますね。
エジソン箸しか使えなくなる
エジソン箸のメリットは、握る動作だけで箸を開閉することができるので、小さな子供でも簡単に使えるところです。
エジソン箸の動作は、トングで食べ物をつかんでいる動作と同じです。
ところがお箸の正しい使い方は、あなたもご存じの通り、下の箸は動かさず、上の箸だけを動かします。
エジソン箸の動かし方と、普通のお箸の動かし方が違うため、お箸の正しい使い方の練習にはなりません。
エジソン箸のメリットがデメリットになってしまうのですね!
普通のお箸への移行が難しい
エジソン箸は、親指と人差し指で食べ物を挟むという持ち方になりやすいため、お箸の持ち方に変なクセがついてしまいます。
普通の箸に移行したときに、クセがついたままだとお箸が思うように動かせず、苦労することになります。
エジソン箸は、使わないほうがいいのでしょうか…?
エジソン箸のデメリットばかりに注目してしまうと、使わないほうがいいのかと不安になりますよね。
私も含め、あなたが考えているエジソン箸の使い方が、そもそも違っていたのです!
次の章で、エジソン箸を使う際の目的と、普通のお箸への移行のタイミングを、詳しく説明しますね♪
お箸に移行するタイミング
エジソン箸は、お子さんにお箸を使う楽しみを知ってほしい、楽しく食事をしてほしいと考えているあなたにおすすめのトレーニング箸です。
子供は、大人のマネをして色んなことを覚えていきます。
子供のお箸を使ってみたいという意欲を大切にしながら、お箸で食事ができる喜びを味わってもらいたいという目的で、作られたのがエジソン箸です。
エジソン箸を使っているから安心と頼りきりになってしまうのなら、おすすめはできません。
私も、エジソン箸だけを使っていれば大丈夫と安心してしまい、普通のお箸に移行するタイミングを逃して苦労しました。
普通のお箸に移行するタイミングはいつ!?
お箸を正しく使えるようになるには、手首の発達が重要です。
まずは、お子さんがスプーンを上手に使えているか、チェックしてみてください。
スプーンを下から持つことができて、食べ物を上手にすくえるようになっていれば、手首が発達してきている証です。
お子さんの手首が発達してきてから、エジソン箸を使ってお箸で食事をする楽しさを知ってもらいましょう!
エジソン箸から普通のお箸に移行するタイミングを見極めるには、チェックポイントが3つあります。
- ピースができる
- ピースをしたまま、人差し指と中指だけをグーパーする事ができる
- エジソン箸を使ったまま、薬指と小指を握る事ができる
手首がしっかり発達して、さらに指の筋力がしっかりとつくのは10歳頃と言われています。
言い換えれば、10歳未満の年齢ではお箸の正しい持ち方を、完璧に習得することは難しいのです。
手の骨の数や筋肉が成長して、手が完成する10歳頃をお箸の正しい持ち方ができる、最終的な目安にしてみてはいかがでしょうか?
小学校に入ってからのトレーニングでも、決して遅くはありませんよ♪
エジソン箸の大人用がある!?
ところで、お子さんのお箸の持ち方を気にする前に、あなたのお箸の持ち方はどうでしょうか?
先程もお伝えしたとおり、子供は大人のマネをして成長していきます。
子供の隣でお手本を見せてあげたいけど、自分自身のお箸の持ち方に自信がないと落ち込んでいるあなたに、おすすめしたいものが大人用のエジソン箸です!
え!?エジソン箸に大人用があるのですか?
私もエジソン箸の大人用がある事に驚きましたが、お箸の正しい持ち方のトレーニングの他、日本で暮らす他国籍の方や、リハビリのために使う方もいらっしゃるようです。
正しいお箸の持ち方
まずは、正しいお箸の持ち方を一緒におさらいしてみましょう♪
前章でもお伝えした通り、お箸は簡単に持っているようで、結構指先の筋肉や手首を使います。
変なクセがついたお箸の持ち方を、正しい持ち方に変えると全く力が入らず、苦労することになります。
力が入らないのは指先の筋力がないためですので、指先の筋力トレーニングをしましょう!
次の章で、正しいお箸の持ち方を習得するトレーニング方法を、ご紹介しますね。
正しいお箸の持ち方トレーニング方法
まずは、エジソン箸を使って正しい指の位置を覚えましょう!
正しい指の位置を覚えたら、指先を意識しながらエジソン箸をゆっくり動かしてみましょう。
今までと違う指の動きに慣れるまでは大変ですが、無理のないペースで進めてくださいね。
指の筋力トレーニングが必要になるので、2、3日で簡単に直ることはありません。
元の持ち方に戻ってしまったら、エジソン箸で確認する、普通のお箸を使う。を繰り返してみてください。
指に筋力がつくには、長期間かかることを頭に置いて、無理なく臨機応変に続けることが大切です!
お子さんと一緒に、あなたもお箸の正しい持ち方を習得してみてはいかがでしょうか?
親子の楽しい時間を、またひとつ増やすことができますよ♪
エジソン箸の左利き用がある!?
エジソン箸には、もちろん左利き用のエジソン箸もあります。
エジソン箸の左利き用は、右利き用のエジソン箸と左右対称の形になっているだけで、使い方に違いはありません。
左利き用エジソン箸のデメリット
右利き用のエジソン箸に比べて、デザインが少ないところが唯一のデメリットです。
初めてのエジソン箸には、お子さんのテンションを高めるデザインを選びたいですよね。
左利き用のエジソン箸を、キャラクターとシンプルなデザインに分けてまとめてみました。
ぜひ、初めてのエジソン箸選びの参考にしてみてくださいね。
お子さんの好きなキャラクターのエジソン箸は、みつかりましたか?
次はシンプルなデザインのエジソン箸を、まとめてご紹介します。
シンプルなデザインのエジソン箸は、年齢の高いお子さんや大人の女性にもおすすめです。
親指と人差し指を直角に広げた長さの1.5倍が、ちょうど良いお箸の長さですので、お子さんの手に合ったエジソン箸を選びましょう!
左利きは矯正するべき?
明らかに左利きだとわかるお子さんには、左利き用のエジソン箸を使ってあげてください。
利き手が確定するのは、右脳と左脳の成長のバランスがとれるようになる10歳前後と言われています。
10歳未満のお子さんでしたら、無理にどちらかに決めなくても自然に決まっていくようです。
10歳未満のお子さんで、右利きか左利きなのかがわからない場合は、右利き用のエジソン箸を使うことをおすすめします。
やっぱり左利きは直した方がいいのでしょうか?
なぜかというと、日本人は右利きが9割、左利きが1割と言われており、日本社会は基本的に右利きにとって快適な環境に作られているためです。
将来お子さんが大きくなった時に、自分で使いやすい手を使う可能性もありますし、意見は様々ありますよね。
右利きと左利き、どちらが我が子にとっていいことなのかは、ご夫婦で話し合うことが大切ですよ♪
お子さんにとっても、ご夫婦にとっても、ストレスにならないような選択をしてくださいね。
まとめ
- エジソン箸には、デメリットがあるが使い方の工夫しだいで、正しいお箸の持ち方を練習できる
- エジソン箸のデメリットは、エジソン箸しか使えなくなる、普通のお箸への移行が難しいこと
- エジソン箸は、お子さんにお箸を使う楽しみを知ってほしい、楽しく食事をしてほしいと考えているあなたにおすすめ
- エジソン箸に頼りきりになるのではなく、普通のお箸へ移行できるタイミングを、大人が見極めることが大切
- 普通のお箸へ移行するには、ピースができる、ピースをしたまま人差し指と中指でグーパーができる、エジソン箸を使いながら薬指と小指が握りこめること
- 正しいお箸の持ち方には、手首の発達が重要なので、手が完成する10歳頃までを最終的な目安にトレーニングすることがおすすめ
- エジソン箸には、大人用と左利き用がある
- 大人用のエジソン箸は、正しいお箸の持ち方に直したい方、他国籍の方、リハビリのために使われる
- 大人用エジソン箸で正しい指の位置を覚えながら、指の筋トレをすることができる
- 左利き用エジソン箸は、明らかに左利きとわかるお子さんにおすすめ
エジソン箸のデメリットから、正しいお箸の持ち方、大人用エジソン箸と左利き用のエジソン箸についてまとめてみましたが、いかがでしたか?
日本に初めてお箸が伝わったころは、現代の様に食事の時に使われていたのではなく、お供え物をつかむ神器の一つとして使われていました。
日本人がお箸の持ち方に厳しいのは、神器のなごりからなのでしょうか。
私の息子はエジソン箸の後、普通のお箸で一緒に練習を繰り返して、今では妹たちに教えてあげられるようにまで成長しました。
息子は負けず嫌いだったため、上手くお箸を動かせず涙を流したこともありましたが、出来た時の笑顔がとても良い思い出になりました。
食事の楽しさを学ぶと同時に、親子のコミュニケーションのひとつとして、あなたもお箸のトレーニングを始めてみませんか?
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